2007年の9月に最初のメガネ(老眼鏡)を池袋西武百貨店の東京眼鏡で作った後、2010年5月に自宅および通勤用として2本目の眼鏡を銀座の999.9で作りました。
2本目を作ったきっかけは、会社に眼鏡を持って行くのを忘れたために資料の小さな文字が読めなくて大変だったことがあったから。これはまずいということで、1本は会社に置きっぱなしにしておくため、2本目を作ったわけです。
どちらのメガネも近々両用レンズ(手元の資料とPCの画面の両方の距離に対応)で、できるだけ薄いレンズを選びました。割引なんて無かったので7〜8万円はしたと思います。高いなぁとは思いつつも質を重視したかったので、端からテレビで宣伝しているような安いメガネは選びませんでした。
しかしながら昨年の夏、今度はベッドサイドに置いてあったメガネをメガネケースに入れるのを忘れてしまい、いざ電車の中で本を読もうと思ったらメガネケースの中にメガネがなくて本を読めなかった(既に裸眼では本を読めないほど老眼が悪化しています)という事件がありました。通勤時に本が読めないという事態は私にとって本当に苦痛なので、メガネを忘れないよう日々注意を払ってはいたのですが、何事にもミスはあるものです。
その事件を契機に、やっぱり3本目のメガネを作ろうかなという思いが強くなりました。でも7〜8万円の出費は心理的に躊躇してしまうのです。オーディオにだったら躊躇しないのですが、3本目のメガネにまた7〜8万円というのはねぇ...。それだけあればWadia521とTL3N用にD-PROPを2セット買えちゃうわけですから...。
そんなこんなでグズグズとしているうちに時が流れていったのですが、眼鏡市場とかメガネスーパーのCMを見ているうちに「ダメモトで3本目は安いのにしてみるか」という考えが湧いてきました。
思い立ったが吉日。直ぐにネットで調べてみたところ、勤務先近くのビルの中にZoffが入っていることを発見。有楽町イトシアの眼鏡スーパーと迷ったのですが、勤務先に近い方が便利なのでZoffにすることに決定。
フレーム+標準レンズで9,450円、さらにレンズを非球面の薄型にしてもらうのに+7,350円、しめて16,800円でした。なお遠近両用レンズはあるらしいのですが近々両用レンズは無いとのことだったので、今回は単焦点レンズにしました。基本、自宅で活字を読む際に使うだけなので単焦点でいいかと思ったわけです。
約1週間で完成し、受け取ったのが3月12日。それから1ヶ月ちょっと使ってみた感想を記録しておくことにします。
- フロントがチタンでテンプルは軽量素材のTR-90、レンズも2番目に薄いタイプ(一番薄いのにしようと思ったのですが、店員さんの「厚みは0.2mmしか変わらないので2番目に薄いタイプで十分だと思います」というアドバイスに従いました)なので、軽いです!
- これまでの2本と比べると、何となく安っぽく感じます。多分、表面の仕上げの差かなと。
- 近々両用に慣れているため、単焦点はフォーカスレンジが狭くて使いにくいです。これまでは視線の位置(レンズの上部を使えば少し遠くに、下部だと近くに焦点が合う)で調整できたものが、メガネと本の距離をある程度合わせてやらないといけないのが面倒。
- 非球面レンズを選んだのですが、糸巻き型の湾曲歪みがあります。レンズの上端や下端を通してみると本のエッジが直線ではなく湾曲しているので気がつきました。さらに言うと、面も完全な平面ではなく僅かに凹型に歪んでいるようです。今まで気になったことがなかったので調べてみたら、これまでの2本にも僅かに歪みがあることがわかりました。普段使用している限りでは全く気がつきませんでしたが、今度のはあからさまに歪みます。まあレンズの端っこさえ使わなければほとんど歪まないので大きな問題ではありませんけどね...。
結局のところ、安いメガネはそれなりの品質ということのようです。
とは言え本を読むには十分だし、何より出費が安くすんだので全く後悔はしていませんが、もし次に自宅用のメガネを作ることがあればZoffではなくて眼鏡市場かメガネスーパーにしようと思います。会社用、通勤用だったら、高くてもやっぱりちゃんとした眼鏡店ですかね。