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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

カメラ趣味強化策第二段③:Zfで使う2本目のレンズはNIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)

Zfでは小さく軽いMF専用の単焦点レンズを使いたいと思っています。

また焦点距離は広角域〜標準域くらいで、それ以上の焦点距離はZ8+望遠ズームに任せるつもりです。

Zf用として導入するレンズは、最低2本、できれば3本を考えており、1本目は既に導入した Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical で、写りも操作感も素晴らしくてとても気に入りました。

次に導入するのは広角レンズと決めていて、できれば24〜28mmのMF専用レンズにしたかったのですが、残念ながらVoigtländer Zマウント用レンズで広角域のものは SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical だけなのです。

15mmはもはや超広角と言うべき画角であり、流石に使う場面が限定されるのでNG。

一応VILTROX、TTartisanなども見てみたけど、ZマウントだとAPSーC用のレンズが多くてフルサイズでMF専用のものは(amazonでは)見当たりませんでした。

Voigtländer のEマウント(SONY用)レンズには NOKTON 21mm F1.4 Aspherical、COLOR-SKOPAR 21mm F3.5 Aspherical(2023年6月生産終了) が、さらにVMマウント(ライカMマウント互換)には COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical もラインナップされている(いた)ので、いずれZマウント用の21mmか28mmが発売されると思いますが、それを待っている訳にはいきません。


と言うことで、Voigtländer からZマウント用広角レンズが発売されるまでのつなぎとしてNIKKOR Z 28mm f/2.8 SEを導入しました。

NikonだとZ 26mm f/2.8 という選択肢もあるのですが、あくまでつなぎなので価格が安い Z 28mm f/2.8 SE(Z 26mm f/2.8の半額強)を選択。

ちなみに Z 28mm f/2.8 SE はMFでも使えるAFレンズで、SE(Special Edition)はZfやZfcに似合うヘリテージデザインとなっています。

見た目はこんな感じで、フードが付属していないのでJJCのLF-N52を別途購入しました。
※このフードは前面内側に52mmのネジが切ってありフィルターをフード内に取り付けることができるため、一見するとフィルターをつけていないようなすっきりした見た目になるし、フィルターの厚み分だけレンズの全長が長くなることもありません。
※勿論、レンズ〜フィルター〜フード という積層式でフィルターとフードを取り付けることもできますが、やってみたけどカッコ悪かったです。





全長はVoigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Asphericalよりも短いけど筒径は少し太く、レンズ前方にコントロールリングが付いていてボディ側で機能(フォーカス/絞り/露出補正/ISO感度/設定しない)を設定して使うことができます。

とりあえずフォーカスに設定しましたが、Voigtländer と比べるとトルクが軽くてピント合わせでの使い心地はイマイチだし、トルクが軽いと意図せず触れてしまった際にリングが動いてしまう(フォーカスがズレてしまう)ので、使わない時にロックできる機能があると便利だと思いました。

さらにNikonのZマウントレンズには(レンズ本体に液晶ディスプレイを有する一部の機種を除いて)距離計が付いてないので、レンズを見て現在のフォーカス距離を確認することはできない仕様となっています。


※これはAPO-LANTHAR 50mm F2ですが、レンズの根本に現在ピントが合っているフォーカス距離と大体の被写界深度がわかる距離計があります。写真の場合は無限遠ですね。

実は2本目のレンズとして28mmを購入した理由の一つは、置きピンにしてパンフォーカスで撮影したかったからなんですよね。

ざっくりとした計算ですが、フルサイズセンサーで28mmのレンズを使う場合は、絞りをf11にして3mの位置にピントを合わせるとカメラから1.7m〜無限遠の範囲でピントが合うことになります。

こう設定しておけば近くの被写体でない限りピントが合うので、あとはフレーミングをしてシャッターを押せば良いだけなのです(所謂バカチョン)。

ブラブラ歩きながら気になる被写体があればサッと撮影することができるわけですね。

パンフォーカスで少し広めに撮影しておき、必要に応じてトリミングするという使い方をするには、28mmってとても使いやすい焦点距離なのですが、先ほど触れたようにZ 28mm f/2.8には距離計が付いていないので現在フォーカスが合っている距離が確認できません。

となると大体3mくらいにある被写体にAFでフォーカスを合わせ、その状態で持ち運ぶしかありません。
※ボディの電源を切ってもレンズのフォーカス位置を記憶している設定にしておく必要があります。

さらに、意図せずコントロールリングに触ってフォーカス位置がズレないよう、コントロールリングには何も機能設定しない方が良いです。

と言うことは必然的にMF撮影はできなくなりAF撮影のみとなりますが、パンフォーカスで撮影する場合はどのみちフォーカスリングを使わないのでまあ良いかと。
※シャッターボタン半押しでのAF駆動は設定していません。

そう考えると、このレンズは基本的にAFで使い、必要に応じてMFで使うという運用が良さそうで、MF撮影に拘るならはやはりMF専用レンズを使わないとダメそうです... (^_^;)


昨日、新湊で試し撮りしてきたので、使ってみた感想は次回に。