一昨日、新湊でVoigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Asphericalの試し撮りをしてきました。
時々小雨がパラつく天気で光が少ない状態が多かったけど、久しぶりにMF単焦点での撮影を1時間半ほど楽しむことができました。
Cosinaのレンズは以前Zeissを使っていましたが、期待していた通りにVoigtländerの使い心地も抜群ですね。
特にフォーカスリングのトルク感が素晴らしく、ピント合わせがもの凄くしやすかったです♪
VoigtländerのレンズはNikonとのライセンス契約下での設計・生産なので、Z8(と言うかNikonのボディ)のマニュアルサポート機能が使えるのが便利でした。
ピントが合うとフォーカスポイントが赤から緑になるので大まかなピント位置を視認しやすいし、その状態でフォーカスポイントを拡大すれば精密なピント合わせが可能。
自宅に戻ってから現像して等倍で確認してみましたが、拡大してピントを合わせた写真のピント位置は意図した通りになっていました。
ちなみに絞りが浅い場合はフォーカスポイントが緑になっただけではフォーカスポイント内のどこにピントが合っているのかわからないため、必ず拡大してピントを合わせないとダメみたい。
7月末に富山中央植物園でZ MC 105mm f/2.8の試し撮りをし、その時はシングルポイントAFで撮ったのですが、自宅に戻って確認してみるとピント位置が微妙にズレているものが結構ありました。
フォーカスポイントは緑になっていたのに何でかなと思ったけど、MFレンズを使う場合と同様にちゃんと拡大してピント位置を合わせないとダメだったわけです。
※フォーカスポイントをピンポイントにして撮影すれば良いと思うけど、それだとフォーカスポイントが小さいため被写体によっては確認しづらい場合があるんですよね。
※つまるところ、マクロ撮影でAFを使う場合も最後は拡大してMFできっちりピント位置を合わせないダメだと言うことです。
※当然ながら被写体までの距離が遠い場合や絞り込んで撮影する場合は別です。
写りに関してはNikonのS LineレンズのMF単焦点版と言った感じで、ピント面の解像感は高くてシャープだし、変な収差も無くボケも綺麗です。
ただ、現像ソフトが補正してくれていたので最初は気が付かなかったけど、補正を外してみると周辺光量落ちはありました。
f11まで絞った写真でも確認できたので、そこそこ大きい方かも。
総合的には、フォクトレンダー史上最高性能の標準レンズと言うだけのことはあって素晴らしい写りだと思いました。
NikonのZ50mm f/1.8 Sに比べると全長は短く重量も軽いので取り回しは抜群だし、フォーカスリングの使い心地も良いからMF撮影も苦にならないというか、むしろAFよりも楽しかったです。
もちろん動く被写体の場合はAFの方が圧倒的に使いやすいのですが、止まっている被写体だったらMFの方が好きかもしれません。
尤も、あまりに癖がなさすぎるので、いずれはNoktonも使ってみたいと思った次第で、MFレンズ沼にハマりそうで怖いです...(^^;;
◼️ 新湊 内川近辺