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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

iPhone 14 ProとiPhone 11 Pro のカメラ性能をざっくり比較してみた

本日、iPhone 14 Proが発表されました!

iPhone 11 Pro使いの私としては買い替えるかどうかを決めなければならないので待ちに待っていたわけですが、実のところiPhone 11 Proに大きな不満があると言うわけではありません。

昔は最新のiOSにアップデートするたびに処理速度に不満が生じてきて買い替えざるを得なかったけど、iPhone 11 Pro × iOS15の処理速度に不満はないし(iOS16だとわからないけど...)、本体もまだキレイな状態を保っています。

それでも買い替えたいと考えていたのは次の2つの理由から。

  1. iPhone 11 Proだとマスク顔認証が使えない
  2. カメラ性能にやや不満がある

1つ目のマスク顔認証はiOS15.4から使えるようになった機能ですが、使える機種はiPhone 12以降となっていてiPhone 11 Proでは使えません...( ; ; )

スーパーに買物に行く時(週に4〜5回)、Thingsというアプリで買物リストを作成して買い忘れがないようにしています。
でもスーパー内ではマスク着用なので、iPhoneをアンロックする際に一々暗証番号を打ち込まなければならず(Touch IDがついていれば指紋認証でOKだから楽なのに...)、それが地味に面倒なんですよね。
Apple Watchを併用すればiPhone11 Proのロック解除は可能だけど、自転車のサイコンとの連動性を考慮してスマートウォッチはGarmin Venu 2を使っているので...。

2つ目のカメラ性能ですが、以前はブログ用写真を撮影するのにNikon 1 V3を使っていたけど、今はiPhone 11 Proを使っています。
故に最もよく使うカメラがiPhone 11 Proということになるのですが、概ね満足はしているんだけど、3つほど不満点があります。

  1. 暗所撮影の画質がイマイチ(ナイトモードを使えばそこそこキレイに撮れるけど、基本的には長時間撮影なので撮影の間にiPhoneが動かないようホールドしておく必要があるため撮影が難しい場合が多い)
  2. 望遠倍率が2倍(iPhone13 Proは3倍)
  3. どのレンズ(超広角、広角、望遠)も画素数が12MPなので、トリミング耐性がやや低い

実は今年の春くらいにiPhone 13 Proに買い替えようかと迷ったのですが、マスク顔認証はできるんだけどカメラの基本性能は大きくは変わっておらず(魅力なのは3倍望遠とマクロ撮影くらい)、あと半年待てばiPhone 14 Proが出るので我慢した次第。

なのでカメラ性能に関する不満点がどの程度解消されているかが、iPhone 14 Proに買い替えるかどうかの最大のポイントになると思っていました。


既にiPhone 14 Proの記事が色々アップされているけど、大体はiPhone 13 Proとの比較なので、私にとってはあまり参考になりません。

そこでiPhone 14 ProとiPhone 11 Proのカメラ性能(基本性能)を比べてみることにしました。

◆広角レンズ(メインレンズ)

機種 倍率 素数 焦点距離 f値 手ぶれ補正 その他
11 Pro 1倍 12MP 26mm f1.8 デュアル光学式
14 Pro 1倍 48MP 24mm f1.78 第2世代センサーシフト光学式 ピクセルビニング可能
14 Pro 2倍 12MP 48mm f1.78 第2世代センサーシフト光学式 クロップで実現

◆超広角レンズ

機種 倍率 素数 焦点距離 f値 手ぶれ補正 その他
11 Pro 0.5倍 12MP 13mm f2.4 なし
14 Pro 0.5倍 12MP 13mm f2.2 なし AFマクロ撮影可能

◆望遠レンズ

機種 倍率 素数 焦点距離 f値 手ぶれ補正 その他
11 Pro 2倍 12MP 52mm f2.0 デュアル光学式
14 Pro 3倍 12MP 77mm f2.8 光学式


レンズ構成自体は広角(メイン)、超広角、望遠の3レンズで同じです。
超広角、望遠もスペックアップしてますが、特に広角レンズの性能が大幅にアップしているのが最大の特徴ですね。

【広角レンズ(メインレンズ)】

  • 素数が4倍の48MP(クアッドピクセルセンサー)になった!
  • 4画素を1つにまとめて1画素あたりのセンサー面積を4倍にすることで(ピクセルビニング)、12MPでの暗所撮影が可能
  • センサー中央の12MPをクロップして使うことで、2倍望遠での撮影が可能
  • 手ぶれ補正が第2世代センサーシフト光学式に強化された

【超広角レンズ】

  • AFがついて、しかもマクロ撮影(多分、最短2cm)ができる

【望遠レンズ】

  • 3倍望遠になった

正直、どれもメチャクチャ魅力的です!

48MPという画素数は我が家のミラーレス一眼 Nikon Z6の2倍もあるのでトリミングしても十分使えるし、ナイトモードを使わずに12MPで暗所撮影できるのも嬉しい限り♪
【9/9追記】
通常はピクセルビニングによる12MP撮影で、Apple ProRAWでの撮影時のみ48MPが使えるようです。

また広角レンズで12MPクロップの2倍望遠が可能なので、3倍望遠レンズと合わせて2種類(48mm、77mm)の望遠を使うことができます。
iPhone 13 Proは広角26mmの次がいきなり望遠77mmなのでちょっと使いづらいです。

レンズ性能以外にも、Photonic Engine搭載によって「質感や色合いの表現がより高まり、明るさが中程度から低度で撮る写真を劇的に向上させる」とのことなので、カメラ性能はiPhone 11 Proよりも大幅にアップしているのは間違いありませんね!


これでUSB-C端子が採用されていれば文句なかったんだけど、iPhone15 Proの発売までさらに1年待つのは流石に無理なので、明日21時からの予約合戦に参戦しようと思います♪