memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

X100での撮影、大失敗の巻

先週末、叔母の懐古書展を観に金沢へ行ってきました。流石に日帰りはきついので実家で一泊したものの、この時期の土日がつぶれてしまうのは結構な痛手です(特に年賀状作り)。でも開催場所である21世紀美術館には一度行ってみたかったので良い機会ではありました。


21世紀美術館は建築でも有名なのでX100を持って行ったものの、諸々あって(ほとんど懐古書展の会場に足止めされて)美術館内を色々と観て回ることができず、また雨が降っていたので美術館自体の外観写真も撮れずじまい。それでも懐古書展を中心に20枚ほど撮影したのですが、撮影途中でトラブルとミスが続出。やれやれです...。


今回の最大のトラブルはX100のフリーズ現象。レリーズボタンを押した後にシャッター音が聞こえず、そのままの状態で操作を受け付けなくなります。電源のON/OFFも効きません。仕方がないのでバッテリーを外して再度電源を入れると復帰するのですが、このトラブルが頻繁に(1時間で4回ほど)起こりました。
同様のトラブルは初詣に持って行ったGRD3でも起きたことがあるので、もしかしたら寒さが影響しているかもしれませんが、それにしても頻繁に起きすぎなのでは...。


次はボディ左側にあるAF/MFのスライドボタンがいつのまにかMFになってしまっていることに気がつかず、撮影した写真がピンぼけになってしまったこと。OVFで撮影していたのですが、引きで会場内の雰囲気を撮影していたので(アップは撮らなかったので)撮影後にファインダー内に表示される画像ではピントがずれていることに全く気がつきませんでした。
たまたまマクロ撮影した際にレリーズボタンを半押ししてもEVFのピントが合わないのでおかしいと思い、よくよく見てみたらMFモードになっていることに気がついたという次第。
ちなみにAFモードでピントが合ってないと、フォーカスエリアのレクタングルが緑色にならず赤色になり、あるいはAFという赤文字が表示されるので直ぐに気がつくのですが、MFだとレクタングルは緑色のままなので(無論フォーカスアシスト機能はない)気がつきにくいです。
後で調べてみたらファインダー内の左上隅にMFの文字が表示される(AFの場合は何も表示されない)ことがわかったのですが、その時は気がつきませんでした。


次も私のミスですが、X100を持って歩いているうちに露出補正ダイヤルが回っていたのに気がつかなかったこと。これは撮影後の表示画像が予想以上にアンダーだったので気がつきましたが、ファインダーを覗いた際には(ファインダー内情報では)全く気がつきませんでした。もちろん表示はされているので私が気がつかなかったのが悪いわけですが...。


そんなこんなで今回の撮影は悲惨な結果に終わってしまいました...(T.T)



※有名な“スイミングプール”。プールを地下(下)から見ることもできます。



※これはエレベーター。下部にある円柱のパイプで昇降します。


で、先日表参道にてイルミネーションを撮影した時と今回の撮影でX100を使用してみて思ったのですが、まだまだ頭と身体がX100に馴染んでいないようです。D700だとあまり意識せずにできることがX100では全然ダメですね。何というか、気持ちの良いリズムで撮影できません。


その一つの要因としてシャッター音(電子音)に馴染めないという点もありそうです。3種類のシャッター音の中で一番マシな3番目を選んでいるのですが、何かしっくりこないんですよね。試しに無音にしてみたこともあるのですが、音がしないのは輪をかけて気持ち悪いです。
ちなみにNikon1はメカニカルシャッターを選べるので、チープながら本物の機械の音がします。決して満足のいく音ではないですが、まだNikon1の方がまだマシな感じ。


まあフリーズ現象以外は慣れが解決してくれると思うものの、X100を手なずけるのには思ったよりも時間がかかりそうです。折角ドレスアップしてあげたのだから、早く懐いて欲しいなぁ...。