memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Nikon Z6 の導入 #3

LSPX-S2(グラスサウンドスピーカー)の写真を撮るにあたり、久しぶりにD700(with Zeiss Planar *T 1.4/50mm)を使ったところ、やっぱりD700は高感度ノイズが少なくていいなと再評価しつつも、シャッター音が大きくて重量も重いのは如何なものか?ということで最新のモデルが欲しくなり、悩んだあげく思い切って導入したのがNikon Z6。


同じフルサイズながらもD700は有効画素数12.1メガピクセル、Z6は24.5メガピクセルと、約2倍の画素数になっています。つまり解像度が高くなっているわけですが、1画素当たりの撮像素子面積が小さくなる分、本来であればノイズ的には不利。

しかしながらD700は2008年発売で、一方のZ6は昨年(2018年)発売と10年もの隔たりがあるわけで、高感度ノイズについても当然技術的に大きく進化しているはず。


ということで、LSPX-S2をほぼ同一条件で撮影(RAW)してみました。

D700の方は、比較しやすいようにLightroomで露光量とハイライトを調整しZ6の画に近くなるようにしてJPGで保存。ノイズやシャープ等のフィルター補正はかけていません。

Z6の方はadobe DNGコンバーターでDNGに変換しLightroomで読み込んでそのままJPGで保存。こちらは一切補正はしていません。


Zeiss Planar *T 1.4/50mmを使い、f2.8にして絞り優先モードで撮影

■Z6(1/20s ISO 51200)

D700:補正後(1/8s ISO 4000)

D700:補正無(1/8s ISO 4000)

このサイズだとZ6の方が画にややシャープさはあるものの、ノイズ感はほとんどかわりません。

わかりやすいように拡大してみるとこんな感じ。

■Z6

D700

素数の違いは見て取れますが、高感度ノイズは似たようなものかなと。ただしZ6はISO 51200でこれですからビックリです!


興味があったので、D700の撮影感度(ISO 4000)に合わせて撮影してみました。

■Z6 (3/5s ISO 4000)


凄いですね。高感度ノイズはほとんど見られなくなりました。やっぱり10年の技術進化は大きかったということですね。


なお本筋からは外れますが、OKボタンに拡大画面との切り替えを割り付けたので、ファインダーを覗いたままOKボタンを押せば一発で拡大画面(200%)になり、ピントを精緻に合わせられます。

しかもEVFのおかげでファインダー画面は明るいし、VRが効くので手ブレもほぼ吸収してくれるため、暗い場所でのMF撮影はメチャクチャしやすいです。なんか信じられないくらい便利。


さて、次回は現在テスト中のRAW現像についてです。「今使っているLightroom5.7ではZ6のRAWファイルが読み込めないのでどうしよう?」というお話。

もう少し試行錯誤してみて、結論が出たらアップするつもりです。


〜あと1回続く。