最高気温が35℃という状況ではありましたが、新たに導入した Z MC 105mm f/2.8 VR S を早く使ってみたかったので、富山県中央植物園に行ってきました。
105mmマイクロレンズだけだと広範囲を収めることができないので、サブカメラとしてSONY RX1(35mm)も持参。
中央植物園のサイトを事前にチェックしていたけれど、実際に行ってみると思っていたよりもずっと広く、暑さと疲労で8割くらいしか回れませんでした。
汗をかくだろうと思ったので上半身はロードバイク用のアンダーウェアと速乾性ポロシャツを着て行ったものの、ぐるっと廻って入園口まで戻ってきた時には上半身は汗でぐっしょりと濡れ、カメラストラップもビショビショになっていました。
植物園は夏場に行く場所ではないですね。
でも施設自体は植物の種類も豊富だし、緑が多くて気持ちが良かったので、今度は春秋の時期に訪れようと思います。
さて、Z MC 105mm f/2.8 VR Sの感想ですが、画質に関しては文句ありません。
解像力はもの凄く高いし、ボケ感もキレイです。
ただ、使い勝手についてはと言うと(Z8とレンズの問題ではなく私の方の問題なのですが)、撮り始めから30分ほどは悪戦苦闘でした...(^^;;
何に苦労したかと言うとズバリAF(オートフォーカス)です。
以前使っていたZeissの100mmマクロはMF(マニュアルフォーカス)だったので、構図を決めたらフォーカスリングを回していってフォーカスを合わせたいポイントにピントが合った時にシャッターを押せば良かったのです(フォーカスポイントが画面のどこであろうと手順は同じだった)。
一方AF(AF-S & ピンポイントAF)で撮影する場合は、大体の構図を決めた後でフォーカスを合わせたいポイントにサブセレクタでAFエリアマークを持っていきAFボタンを押してフォーカスを合わせます。
しかしながら手持ち撮影かつワーキングディスタンスが短い場合、いくら手振れ補正が付いているとは言えども自分自身が微妙に動いてしまうためフォーカスポイントにAFエリアマークをジャストで合わせるのが非常に難しいのです(私の場合)。
結局AF-C(コンティニュアスAF)モードに切り替えてAFボタンを押し続け、AFエリアマーク(シングルポイントAF)が大体フォーカスポイント近辺にきたところで連写するという撮影方法を取らざるを得ませんでした。
それでもなかなか狙い通りには撮れていなかったですね。
ワーキングディスタンスが長い場合は比較的狙い通りに撮れた感じだったので、私の場合はワーキングディスタンスが短い撮影が課題みたい。
新しいカメラとレンズなので慣れの問題も多少はあるとは思うけど、AFではなくMFで撮影するというやり方も含め、しばらく試行錯誤してみて自分に合った撮影方法を見つけていくしかなさそう。
AF以外の課題点としては、(これは帰宅してデータを現像してみて分かったのですが)絞り値に対する合焦範囲が想定していたよりもさらに薄かった(奥行きがなかった)こと。
結果、ピントの合っている範囲がイメージしていたよりも狭くなり、イマイチな写真が数多く出来上がってしまいました。
マクロレンズなので絞りを開けて撮りたいという意識が強いけど、今度はもう少し絞って撮影してみたいと思います。