memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

D700到着

日曜日の午前中、予定通りにD700が到着しました。ビックカメラさん、どうもありがとう。


早速開梱して弄ってみましたが、確かにD300よりはちょっと大きくて重いものの、あまり気になりませんでした。むしろボディが少しだけ厚い分、D700の方がホールドしやすいです。



ファインダーを覗いた感じはD300より僅かながら広くて明るいような気がしますが、期待したほどの差はありませんでした。また問題の視野率95%について試してみたところ、確かにファインダー外の領域まで写ってしまうのですが、その面積は思ったよりも小さかったです。そりゃあ100%の方がいいに決まってますけど、このくらいだったら許容範囲かな。ノートリミングで撮影したい時にはライブビューを使えばよいですしね。

シャッター音はD700の方が音質が軽い(周波数が高い)感じがします。これはD300の音の方が好みです。

マルチセレクタの操作感は随分違っていて、D700は上下左右ともにクリックするまで押さないと動作しません。D300は押すだけで動作するのでその違いに最初はちょっと戸惑いました。またD700の中央ボタンは独立しており、セレクタの真ん中を押す(独立したボタンはない)D300と比較すると、圧倒的に使いやすいです。D300の場合は真ん中を押したつもりが上下左右のどれかを押してしまうことがたびたびあったので、ほとんど使用しませんでしたから。

あとはinfoボタンが独立したのがgoodです。外観に関しての印象はこんなところでしょうか。



メニュー構成はほぼ同じですが、機能は若干違っています。

一番嬉しかったのは電子水準器が使えること。背面の液晶画面にも表示できますが、ファインダー下部にも小さな水準器が表示されるのが便利。

あとはライブビュー機能をFnボタンあるいはプレビューボタン等に設定できるのも便利です。シャッターモードをいちいちLvに合わせなくてもボタン一発でライブビューが使えます。


さて、今回D700を購入した最大の理由であるところのFXとDXの違いですが、やっぱりFX(フルサイズ)の方がしっくりきますね。DXのD300だと28mmをつけても換算42mmになってしまうわけですが(これは広角域と言うよりは標準域)、D700だとちゃんと28mmですから!
その代わり、D300では気にならなかった絞り開放付近での周辺減光はモロに出ました。NikonのG/Dレンズだとヴィネットコントロールが使えますが、Zeissでは使えませんので気をつける必要があります。でも広角レンズが文字通り“広角”で使えるようになったのは嬉しいなぁ。


なおD300をどうするかですが、D700をDXモードで使った場合は有効画素数が5.1MPまで落ちてしまうのとファインダーの見え方(有効サイズ)がD300よりも悪く(小さく)なってしまうので、やっぱり置いておこうかなと...。D300には24-70mmをつけておいてAF36-105mmのお手軽撮影機として使い、D700はMF単焦点という使い分けです。まあ冷静に考えると2台は必要ないのですが、精心的満足度は高いので、しばらくは様子を見ます。


話は変わりますが、デジカメinfoにD800の画像とスペックが出てました。

http://digicame-info.com/2011/11/d800-4.html

Nikon Roumorsがソースのようなのでそれなりの信憑性はありそうですが、これによると

  • D700よりもより小さく、より軽量
  • 素数は7360 x 4912(36MP)
  • メモリカードスロットはCF+SD
  • 若干大きな液晶モニタ
  • D3Sよりも良好な、素晴らしい動画の画質
  • 動画モードは1080p 30/25/24 と 720p/60/30/25/24
  • AFはD3/D700と同じ


とのこと。


一方、いつも楽しみに読ませていただいている那和秀峻さんのブログ「徒然なるままに」にも“近い将来発売されるハイアマチュア用のフルサイズデジタル一眼レフ”としてD800のスペックが載っていますが、こちらでは

・36MPでローパスフィルター無し
・ファインダー視野率は約100%
・AFは51点測距
ISO感度は100〜6400で、ISO50とISO25600までの感度拡張がある
GPSユニットを内蔵(WiFiは内蔵しない)
・記録メディアはSDカードのダブルスロット
・動画はMPEG-4/H.264フルHD(1080/24〜30p)


となっています。ローパスフィルター・レスというのが凄いですが、現像処理が大変そう。きっちりと現像した場合の画質は凄まじそうですが、ハイアマチュアではない私には間違いなく使いこなせないですね...(^_^;

でもファインダー視野率が100%になっているのと、特にGPSユニット内蔵というのはとても良いです。D700/D300にも外付けのGPSユニットをつけられるのですが、ボディ前面左側にある10ピンターミナルにケーブルを接続しなければならないのがちょっと大仰でかっこ悪く、また価格もそれなりにすることもあって踏み切れません。あると非常に便利なんですけどねぇ...。


D800の価格は30万円を切っているようですが、もしこのデザインとスペックだとしたら、個人的にはD800を待たずに残り少ないD700を安く買って大正解でした!

動画いらないし、最大の特徴である36MP/ローパスフィルター・レスも使いこなせないと思うし、視野率は我慢できるし、GPSは外付けユニットをつけるという手がありますからね。あとこれは個人的推測ですが、高感度画質はむしろD700の方がよさそうな気もするので。

でもまあ、発売が楽しみな機種ではあります。今のところ発売日未定ですが、来年の上半期(ボーナス商戦前)には発売されるのではないでしょうか。