memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

二度あることは三度ある

以前の日記にも書いたような気がしますが、社会人になって初めての冬のボーナスで「デノン(当時はデンオンと言っていた)、山水、JBL」というジャズ向け仕様のオーディオコンポを手に入れた後、8年くらいの間はオーディオ機器に対する興味が薄れていました。


次に興味が湧いたのは山水のアンプの調子が悪くなった1990年頃で、ステレオサウンド等の雑誌を買って情報収集を行い、最終的にはAuraDesignのアンプに買い替え。その際、SonusFaber ElectaAmator(小さいスピーカーなのに何でこんなに高いんだ!)、Wadia(CDをかけるだけの機器が何でこんなに高いんだ!)、NAGRA(メカっぽくてカッコいい!)の存在を初めて知り、非常に強い印象を受けました。どれも非現実的な価格なので欲しいという気は全くおきなかったし、SonusとWadiaにはむしろ“無駄に高い”というネガティブな印象を持ったような気がします。



それから時が過ぎ、何の因果かSonusFaber(EA2、Guarneri memento)とWadia(Wadia521、170iTransport)を使うに至っていることは拙ブログをご覧になっている方にはご承知の通りですが、その理由を推察するに、20年前、数多あるオーディオブランドの中で特別に記憶に残った(潜在意識下において何らかの“縁”を感じた)上記の3ブランドに対して、その時既に(無意識の)エンゲージメントを形成していたからに他ならないのではないかと思うわけです。


さらに言うなら、最初の印象がネガティブだったことが、後々見いだした魅力をさらに輝かせることにつながったのではないかとも思うわけです。



でもって、“二度あることは三度ある”に違いないわけで、自宅視聴の結果がよいということが前提ではありますが、3ブランドの最後の一角であるNAGRA(PL-L)を手に入れにかかろうと思います。
早ければ7月くらい、遅くとも年内には何とかしたいですね。