以前から触れていたヘッドフォンオーディオシステムの音が歪む件。
リビングのオーディオシステムにつなげて検証していたND-S1ですが、SRC2496を通すことによりWadia521にロックしない問題が解消されたかと思いきや、聴いている最中に突然音が出なくなりました。
何事かと思ってシステムを見てみると、SRC2496の入力データエラーの表示が点滅。要するにまともなデジタルデータが入力されていないと言うことのようです。
その後しばらくあれやこれやと試してみましたが入力データエラーは解消されませんでした。やっぱりヘッドフォンオーディオシステムの音が歪む原因はND-S1だったようです。
さて、原因はわかったとして、対策をどうするか?
普通だったら修理に出すのでしょうが、懸念されるのがメーカーサービスで現象が再現されるのかどうかという点。(実は結果論ですが、翌日もう一度テストしてみたらちゃんと音が出たんですよね...(^^ゞ)
サービスに連絡するのも面倒だし、その間、メインシステムでiPodが使えないのも如何なものかと...。
そんなわけで、amazonにて2台目をポチッとしてしまいました。(^_^;)
在庫があったので翌日に到着。すぐにつなげてみたところ、やっぱり正常に音が出ます。
この後すぐに1台目につなぎ替えて音出ししてみたら、実はちゃんと音が出たわけなのですが、これまでの経緯から見る限り、連続して使用しているとエラーが起こるようなので、想定内というか、然もありなんという感じ。
とりあえずは2台目のND-S1をしばらく使ってみることにします。もし何も問題が起こらなければ1台目の個体の故障と言うことになり、2台目でも同じ問題が起こるとすればND-S1の仕様に関する問題と言えるでしょう。
そんなことを考えながら、2台目ND-S1で音出ししながら晩ご飯を作っていたところ、数秒という短い時間ですが音が歪みました。
おおっ、と思いつつSRC2496をよく見てみたら、アップサンプリングの使用クロックが「入力デジタルデータ」になっていました。1台目の音が出なくなって色々いじった際に戻し忘れたようです。
ちなみにSRC2496のアップサンプリングの使用クロックは、1)2496内蔵クロック 2)外部クロック 3)入力されたデジタルデータ の3種類から選べます。そもそもND-S1のデジタルデータには問題がありそうだったので(Wadia521に直結して音が正常に出なかったので)、SRC2496を通すことでデジタルデータを矯正してみたところうまくいったわけです。それ故、内蔵クロックもしくは外部クロックを使うようにしていたのですが、それを間違えたと言うこと。
逆に言うと、2台目でも音が歪んだと言うことは、やっぱりND-S1のデジタルデータには仕様上の問題があるようです。
で、話を戻しますが、使用クロックを内蔵クロックに切替て再度音出し。その日は問題は起こらず、翌日も問題は起こりませんでした。
1台目を修理に出すかどうかは未定ですが、とりあえず2台目をメインシステムにてしばらく使うことにします。
ていうか、SRC2496を通さないと問題が起こるとしたら、もはやヘッドフォンオーディオシステムでは使えないと言うことですね...。
まあそれならそれでいいか...。
なおiTransportを擁したヘッドフォンオーディオシステムの方は今のところノートラブル。やっぱり歪みの原因はm902の(アンプ回路の)問題ではない(ND-S1である)という蓋然性が高そう。
それはそれとして折角iTransportを使っているので、昨夜はiTransportをバッテリー駆動にして聴いてみたのですが、やっぱりバッテリー駆動の方が高域の響きが綺麗で、音が刺々しさが無くなり優しい音になります。反面、低域の力強さは若干弱まる感じ。
ちなみに、T1で聴く分にはバッテリー駆動の方が良いのですが、E8だとE8固有の強調された高域が耳についてしまう曲があります。AC外部電源駆動だとあまり気にならないので、(面倒だけど)E8を使う際はAC外部電源駆動の方がよさそうです。