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久々のオーディオネタです。
ここのブログを拝見していて少し興味がわいたので購入してみました。
http://michi0102.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-e156.html
スピーカーエナコムの存在自体は随分前から知ってはいたのですが、正直なところあまり興味はありませんでした。それなのに何故購入したかというと、普通はSPの端子側につけるエナコムをパワーアンプ側につけたところ、効果が増したそうなんです。これはちょっと面白そうだなと思って。
楽天で一番安かったJoshin Webにて購入し、先週の土曜日に到着。まずはGuarneri mementoの端子に装着し、毎日小一時間ほどCDを聴いています。
現在Guarneriの端子にはKS-3033のYラグ端子とBATPUREのバナナプラグが刺さっているため、スピーカーエナコムは端末処理せずYラグと一緒に締め付けています。これが少々くせ者で、なかなかカチッと締め付けられないんですよね。(どうしても固定が緩くなってしまう)
そんなこともあって、付けたり取り外したりするのが面倒なので、現段階ではスピーカーエナコムの有/無による比較試聴はしていません。もっぱら記憶上の音に対して何か変化しているかどうかを確認している段階です。
従って、思い込みにすぎない可能性がかなり大きいのですが、取り付けると確かに音が変わるような気がします。ただし明らかに変わるという感じではなく、微妙な変化なのですが、意外な変化があったので記録しておこうと思った次第。
とりあえず、変化したと思われる点を列挙すると、
・高域の当たりが柔らかくなった(大人しくなった)
・微妙に静けさが増したような気もするが、同時に情報量が落ちている気がしないでもない
・音がゆっくりと鳴っているように聞こえる(音の出方に“タメ”ができた)
1つ目と2つ目はスピーカーエナコムの効果として良く言われていることだと思うので、まあ想定内ではあります。(故にプラシーボの可能性も大きいのですが...)
特に1つ目については、BATPUREをつけたことによってちょっと高域が煩くなったかなぁと思っていたので、それが軽減されて音が柔らかくなったのは◎です。
問題は3つめで、これは完全に想定外でした。
この“ゆっくりと鳴っているように聞こえる”状態が、スピーカーエナコムの直接的効果なのか、あるいは間接的効果(スピーカーエナコム自体にはそんな効果は無いが、スピーカーエナコムをつけたことによる何らかの変化が、たまたま結果として“ゆっくりと鳴っているように聞こえる”状態を生み出した)なのかは不明です。
このような経験は過去に何度もあるのですが、私の中では、この状態は“とても良い状態”を示すシグナルであり、結果的にこのような状態になった時のシステム全体の音は“気持ちの良い音”であることが多い(というか、ほとんど)です。
言い換えれば“ゆっくりと鳴っているように聞こえる”のは“良い状態を示すバロメーター”とも言えるのですが、今回も例外ではなく、結構気持ちの良い音が鳴っています。
ちなみに、“ゆっくりと鳴っているように聞こえる”理由は何なのか(実際のテンポが変化しているはずがない)、さらには、その状態と“気持ち良い音が鳴っている”と感じることとの間にどのような関係があるのかはわかりません。私にとっては経験的にそうだ、としか言いようがないです。
誤解の無いように書き加えておきますが、“ゆっくりと鳴っているように聞こえるから気持ちが良い”という単純な図式ではありません。“ゆっくりと鳴っているように聞こえる”ことが“気持ち良い音”を構成する一つの要素かもしれませんが、それが全てではありません。
「気持ちの良い音になったのなら、スピーカーエナコムの効果は大きいんじゃないの?」と言われかねないわけですが、やっぱりスピーカーエナコム自体の音の変化量は微妙だと思うんですよね。ただ今回は、その微妙な変化によって(たまたま)音全体のバランスが改善され、結果として“気持ちの良い音”になったのかなと...。
何はともあれ、折角良い状態になったので、しばらくはこのまま聴いてみようと思っています。故にスピーカーエナコムをアンプ側につけてみるという実験はしばらくの間延期ですね。