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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

GUSTARD R26 ⑧:音の感想

昨年2月、FiiO R7のDAC&アンプ部に物足りなさを感じ、それをリプレイスする形で導入したFiiO K9 Pro ESS。

最初は気に入っていたものの、今年1月、オーディオ用LANに光アイソレーションを導入したあたりから徐々に不満を感じ始め、翌2月にヘッドホンアンプとしてHIFIMAN PRELUDEを導入しK9 Pro ESSはDAC部(ES9038PRO)のみを使うようになってからその不満が一気に噴出。

その不満〜情報量や解像力などのディティールは素晴らしいと思うけど音全体として訴えてくるものが弱い〜を解消するため導入したのがDAC専用機のGUSTARD R26でした。

その後時を置かずして4台目のヘッドホン HIFIMAN Arya Organicを、I2S接続を行うためのDDCとしてGUSTARD U18を、さらに外部マスタークロックジェネレーターとしてLHY Audio OCK-2を立て続けに導入。

そのせいで、あれよあれよという間にR26導入から1ヶ月が経ってしまいましたが、ようやく一段落したのでR26の音について感想を書き留めておきたいと思います。
※比較対象はK9 Pro ESSです。

  • 音色はやや暖色寄り
  • 音が自然で違和感が無い
  • 骨格はやや太いが芯のある音(特にピアノ)
  • コントラバスの低音が深く、ジャズベースの低音の形が見える
  • ヴァイオリンの音が滑らかにつながっている
  • 響の広がり方が自然で綺麗
  • 歪んだ音、クリアトーンともにギターの音がとても良い(Wadia 521を思い出した)
  • 女性ボーカルの口元が生々しい
  • 情報量や解像力はK9に比べると少し劣る
  • 楽器の位置が少し近く感じる
  • (マルチビットは一般的にサウンドステージが広いと思ってたけど)R26は狭いというわけではないが広くもない
  • 音像は少し大きい

R26の特徴を一言で表すなら"自然な音"でしょうか。
HiFiオーディオ的視点で言うならES9038PRO(ΔΣ変換)の方が情報量や解像力の点で優れていると思うけど、音全体として何かしっくりこない感じがありました。
でもR26(R-2R/マルチビット変換)の音にはその違和感が無く、とても自然な音に感じます。

自然と言えば、音のグラデーションも自然ですね。
残響音は滑らかに少しずつ消えていく感じだし、ヴァイオリンの音の強弱も至極滑らか。

そして音に芯があり、音像/音の形がΔΣよりもハッキリしています。
音のエッジ(輪郭だけ)が立っているのではなく、音が"中身のある塊"としてそこにある感じかな。

あと、これはマルチビットDACの特徴なのかもしれないけど、エレキギターの音が凄くリアルなのです。

今は昔の2008年10月、当時はChord DAC64を使っていたのですが、システムの音をグレードアップしたくなり、DACを替えるつもりでWadia521の自宅試聴をしました。
音はとても良かったんだけど、DAC64の3倍の価格ということを考えると正直躊躇する気持ちもありました。
そのためらいを吹き飛ばして「絶対に導入したい!」と思わせたのが「Led Zeppelin / Stairway to Heaven」を再生した時のギターの音だったんですよね。
心の琴線に触れると言うか、そんな音だったのです。

あれから15年も経ってしまったけど、久しぶりにあの時の感動が甦ってきました。
現在メインシステムで使っているMeitner MA1 DACの音も好きだけど、「やっぱり私はマルチビットの音が好きなんだなぁ」と、つくづく思った次第。

現時点、R26をヘッドホンシステム用DACとして使い続けるつもりだけど、もし買い替えることがあるとするならば次もマルチビット(R-2R)変換のDACにすると思います。

GUSTARD R26 ⑦:外部クロック LHY Audio OCK-2 による音の変化

一昨日の昼頃から通電を開始したOCK-2。
通電12時間時点、そして36時間時点で試聴を行いましたが、音の変化の方向性は概ねわかったので感想を書き留めておきます。

Rb基準クロックを入れた音は精度低下の影響なのか

音が立って立体感が出るもののヴァイオリンの音などは何か不自然な気がするし、音のエッジの立ち方が緻密ではなく雑な感じがする。また全体的に音が少し固く、男性ボーカルの高音に僅かに割れているようなノイズ感がある。

という結果でしたが、OCXO(Oven Controlled Xtal Oscillator)を搭載したOCK-2のクロックをR26に入れた時の音はかなり異なっていました。

  • エッジがシャープになるのではなく、音全体のフォーカスがシャープになる
  • 結果として音像(ギターの弦の太さ、ボーカルの口の大きさなど)はスリムになるが、密度感があるので痩せた感じはしない
  • 解像感が上がって音のリアルさが増す
  • 空間の大きさが少し大きくなる
  • ホールの残響音が以前よりわかりやすくなった
  • 男性ボーカルの高音の僅かに割れたようなノイズっぽさは、音が分離することでかなり弱まった

校正されて精度が出ているからなのか、RbとXtalの違いなのか、あるいはその両方なのかはわかりませんが、音が固くなることは全くなく、柔らかい音はちゃんと柔らかく表現できており、ヴァイオリンの音も不自然さは皆無です♪

過去にEsoteric G-25U、G-0(中古)、Rb基準クロック(製作依頼)、Antelope OCXと4台のクロック機器を使ってきたけど、OCK-2の音の変化が最も自然〜音にキャラクターをつけたり何かを強調することなく、元の音の精度をそのまま高めた〜に感じます。
※効果感はRb基準クロックをG-0に入れた時が一番高かったけど、Rbは解像感全振りのようなシャープな音だったので今だったら好きになれなかった気がします。
※G-25Uは音に明るいキャラがついたし、G-0単体の音は少しソフトだったし、Antelope OCXは音がやや固めだったかな。これらに比べるとOCK-2は色付けをほとんど感じない素直な方向での音の変化です。
※$749でこの効果であれば(しかもビルドクオリティも高い)お買い得なのではないでしょうか。

以上はOCK-2(サイン波)をR26に入れた場合ですが、クロックをどこに入れるのが良いのか試してみました。
※U18とR26はI2S接続。

結果はこんな感じ。

R26のみ ≒ R26とU18 > U18のみ

Rb基準クロックで試した際と同様、R26にクロックを入れるのが最も音が良いという結果でした。
※思い込みが影響している可能性もあるので、あくまで参考結果ということで。


OCK-2のエージングが済んだらクロックケーブルの交換およびサイン波/方形波の違いについて試してみるつもりだけど、とりあえず一段落です。

懸案になっているGustard R26とHIFIMAN Arya Organicのレビューについては、近いうちに上げたいと思います。

GUSTARD R26 ⑥:外部クロック LHY Audio OCK-2 到着♪

23日(金曜)の夕方にBEATECHNIK(Singapore)に注文したLHY Audio OCK-2が本日到着しました♪
26日(月曜)にFedEx Expressにて広州市から発送され2日後に到着だから、九州や北海道から発送されたのと変わらないスピードですね。
シンガポールの店舗から発送されるのかと思いきや広州市(LHY Audioの工場もしくは流通拠点がある?)からの発送で、国内配送は日本郵便でした。
※ちなみに電子機器なので関税はかかりません。
※[3/18追記] 国内消費税1400円、手数料1000円:合計2400円の請求がFEDEXから来ました。

本体カラーは他の機器と合わせるためにブラックを注文しましたが、実物は少しグレー寄りのブラックでした。

左3つがサイン波で、右3つが方形波の出力。

底板を外して内部を見るとこんな感じ。基板は天面に固定されています。

全ての内部配線は銀メッキ線を使用している模様。

基板上のディップスイッチを切り替えることで、6つの端子毎に出力インピーダンス(50Ω/75Ω)と接地有無(GND/ISO)を切り替えることが可能です。

クロックを入れる予定のR26、入れるかもしれないU18ともにクロック端子の入力インピーダンスは50Ωだけど、手持ちのデジタルケーブルが全て75ΩなのでOCK-2の出力インピーダンスは両端(左から1番目と6番目の端子)を除いて75Ωに設定しました。
※50Ωを残したのは、もしかすると50Ωのクロックケーブルを導入するかもしれないから。
※R26へのクロック入力にはAET URDG75 Spec.2004(75Ω)とスタック電子のインピーダンス変換トランス(75Ω→50Ω)を使用します。

OCK-2は115V入力なので、R26、U18と合わせて3台が115V入力の機器となり、昇圧トランスが足りません。
そこで先日導入したオヤイデのタップ(OCB-1 EXsII)を昇圧トランスにつないで115V給電専用とし、OCK-2とU18の電源をタップから供給することにしました。
残り1台の昇圧トランスはR26給電用にしました。
※OCK-2のヒューズはT1.0Aでした。一応セラミックヒューズが入っていたので、とりあえずこのまま使います。

OCK-2は予定通りU18の下に設置しましたが、念のためにOCK-2の上にオヤイデの電磁波吸収シート(MWA-030 L)をOCK-2のサイズに合わせてカットして敷きました。

OCK-2設置後の状態はこんな感じ。
最初はFiiO R7だけだったのに、いつの間にか機器が5台(iGalvanic3.0はアクセサリー扱いなので除く)に増殖してしまいました...(^^;;
尤も音は比較にならないくらい良くなりましたけどね。

※左上:iFI ZEN Stream、左中:Gustard U18、左下:LHY Audio OCK-2 、右上:HIFIMAN PRELUDE、右下:Gustard R26 です。左側のZEN Streamの上に載っている小さいのが iGalvanic3.0で、その上はiGalvanic3.0固定用の鉛インゴットです。


30分ほど通電した後、サイン波出力をR26に入れて動作確認をしましたが、R26のクロック切替による音の変化が確認できたのでOCK-2は正常に動作しているようです。
クロックを入れた時の音の感想についてはOCK-2のエージング(2週間ほど)が終わったら上げたいと思います♪
※海外のR26&外部クロックユーザーのレビューを見るとサイン波出力を使用している(サイン波の方が良いと言っている)人がほとんどなので、私もそれに倣うことにしました。
※OCK-2のエージングが終わったら実験として方形波出力も試してみるつもりです。

※ちなみに私はクロック内蔵機器は基本的には常時通電で運用することにしているので、ZEN Stream、U18、OCK-2、R26の電源は落としません。
※メインシステムも同様の運用だけど、今は休眠状態なので電源を落としています。ただし昨年末の宣言通り春になったら久しぶりに稼働させる予定なので、使用する3日前には通電を開始するつもりです。

GUSTARD R26 ⑤:外部クロックの選定

経年劣化による精度低下の疑いがあるためRb基準クロックの使用は諦めたものの、Gustard R26にまともな外部クロックを入れた音を聴いてみたいという好奇心は高まるばかり。
既に当初想定していた予算は大幅に上回っているけど、やれるだけやってみることにしました。

とは言えあまりに高いものは無理なので、10万円台を一つの目安として候補をピックアップ。
どれを買おうかと品定めする時って、気持ちがワクワクして楽しいですよね♪


▪️Gustard C18

最初に頭に浮かんだのはDDCDACと同じGustardのC18(173500円)です。
C16という機種もあるけど性能的にイマイチっぽいので導入するならC18かな。
U18と同じデザインテイスト&本体サイズなので、重ねて設置した時の見た目は一番良いかもしれません。
※L7AudiolabのレビューによるとC18はX26 Proと重ねて設置しない方が測定結果が良かったそうです。X26 Pro、R26、A26はDAC回路以外ほぼ同様の内部構成だと思うので、C18ユーザーの方は気をつけた方が良いかも。


▪️LHY Audio OCK-2

LHY Audio OCK-2(117570円)はR26導入前に海外のレビューを漁っていて見つけたもので、R26と一緒に使っているユーザーが多い製品。
性能はGustard C18とほとんど同じなのに価格は3割以上安いし、デザインもスッキリしていて好感度大です。


▪️AfterDark. Project ClayX GIESEMANN OCXO

このAfterDark. Project ClayX GIESEMANN OCXOもR26で使われているのを見かけた製品。
後で出てくるCybershaft製と同様、位相ノイズやアラン分散などの実測定値を基にした個体ランクがついており、ランクによって価格が変わるシステムになっています。
ちなみに一番安いPRINCEグレードだと96200円で、最も高いEmperor Giesemann EVAグレードが761400円でした(2/24時点)。
買うとしたら価格的にはQUEEN(113900円)もしくはKING(185500円)なんだけど、Cybershaft製の方が性能対比でかなり安いです。
筐体一部にカーボンファイバーを使ったりと凝った作りになっているのがコストに反映されているのでしょう。
ちなみに電源は付属しないので別売品のDC電源を購入するか自分で用意する必要があります。


▪️Cybershaft Palladium


性能は高いのに価格が安いのがCybershaft製のクロック。
Palladiumは出力が1系統の機種で、DC電源は付属していません(別売の専用電源有り)。
Palladiumの場合はOP11(104500円)〜OP19(303600円)の9グレードありますが、OP11〜OP13はユニット在庫が無く次回入荷時期未定。
現在購入可能で一番安いOP14(145200円)でも、専用電源(34100円)と専用DCケーブル(90cm:4510円 上の写真のケーブルではなくロック機構がついたもう少しちゃんとしたケーブル)を一緒に買うとトータルで183810円になります。
でも同じ価格帯のC18に比べれば性能(測定値)はかなり高いです。

Gustard C18 Cybershaft OP14
Phase noise @1Hz(TYP) -110dBc -114dBc
Short term stability(Allan devation) 8E-13 5.1E-13


【参考】MUTEC REF10 SE120


もしメインシステム用の外部クロックを導入するとしたらMUTEC REF10 SE120(748000円)を選びます。
測定数値はCybershaftのOP21A-2(出力2系統)の方が少し良いけど、MUTECはユーザーやショップの評価がとても高いのです。
音の良さは数値だけで決まるわけではありませんからね。


と言うことで最終的にCybershaft Palladium OP14+専用電源&ケーブルにするか、LHY Audio OCK-2にするかで迷いました。

性能で選ぶならCybershaftなのですが(しかも有料だけど校正サービスがある)、筐体サイズ(W110mm x D212mm x H70mm)が微妙なんですよね。
クロック本体とDC電源は離して置いた方が良いらしいのだけど、そうすると本体はDDC U18の上に横向きに、DC電源は床に置くしか方法がありません。
それに本体のデザインもちょっとねぇ...。

もし電源内蔵の1筐体でデザインがもう少し良ければCybershaftを選んだかもしれないけど、今回はデザイン、設置方法、R26ユーザーの評価を重視してLHY Audio OCK-2を選びました。

OCK-2のサイズは240W x 59H x175D (mm)で、DDC U18より少し幅が大きいくらいだから、OCK-2の上にU18とZEN Streamを重ねて置くことになりそうです。
※ノイズ対策的にクロックは単独で設置した方が良さそうだけど、設置スペースが限られているので致し方ありません。

ちなみにこれがOCK-2の内部写真ですが、この美しさに惹かれたというのも少なからずあります。


LHY AudioはJay's Audioというオーディオメーカーの子会社で、BEATECHNIKというオーディオショップがLHY Audioを含むJay's Audioの製品を独占販売しているようです。
Jay's Audioのサイトでディーラーリストを調べたところ、日本に一番近い取扱店が何と販売元のBEATECHNIK(Singapore)でした。
販売元から直接購入すれば万が一故障した場合でも対応が早いと思ったので、これ幸いとBEATECHNIKで注文。

www.beatechnik.com

在庫が有るので2〜3営業日内に出荷するとのメール連絡がありました。
順調に行けば来週末くらいに届くと思います。
楽しみ〜♪

※余談ですが、海外通販で買物をする際はクレジットカード番号をサイトで入力したくないので、余程のこと(その店でしか買えないけどPayPalが使えないとか)がない限りPayPalで決済しています。
※海外のオンラインショプはPayPalが使える所が多いので便利です。

GUSTARD R26 ④:Rb基準クロックを入れてみた

前回(19日)のブログの後、R26にRb(ルビジウム)基準クロックを繋いでみました。
このRb基準クロックは2009年にヤフオクで製作依頼したもので、中古のルビジウムクロックユニットを使用して作られています。

当初はEsoteric G0(マスタークロックジェネレーター)のクロック精度を上げるための外部基準クロックとして使用し、G0からのワードクロック(CD:44.1KHz、DVD:音声重視の場合は48KHz、映像重視の場合は100KHz)をEsoteric UX-1(CDトランスポート、DVDプレーヤーとして使用)に入れて使用していました。

2013年にUX-1からクロック入力端子を持たないOracle CD2000に買い替えたのでRb基準クロックは使わなく(使えなく)なり、2019年にヘッドホンシステム用のネットワークトランスポート NT505(外部10MHzクロックを入れられる)を導入したタイミングで再び使い始めました。

計算するとRb基準クロックの実使用時間は約5年なので、中古ユニットで作られてはいるけどまだ使えそうな気もします。
※一般的にRbクロックユニットの寿命はルビジウムランプの寿命である10〜15年とのこと。

ただRb基準クロックを使うとなると機器が5台になってコンセントが足りなくなるので、オヤイデのOCB-1 EXsIIという電源タップと専用大理石ベース(OCB-BS)を購入し、MTB-4改に繋いで使うことに。

このOCB-1 EXsIIはケーブル付きのタップではあるけど、ケース以外のケーブルや部材は現在使っているMTB-4改と遜色ありません。

  • ケーブル:L/i50 OFC II
  • 導体:国産C1011 OFC
  • 導体サイズ:2.0sq x 4芯 + アース線(0.75sq)
  • 内部配線:国産純銀単線 2.0mm(スキンパス加工)
  • 電源プラグ:Oyaide AP-037(non-IP)
  • コンセント:Oyaide SWO-DX/ULTIMO(青)

左下のシルバーの機器がRb基準クロックで、サイズ(幅)が大きいので横向きに設置。

クロックケーブル(AET URDG75 spec.2004)に75Ω→50Ωのインピーダンス変換トランス(STACK PD022)をつけてR26に接続。

EXTマークが点灯し、外部クロックとして無事に認識されました。

こちら(写真左)はコンセント増設用に導入したOCB-1 EXsII。専用大理石ベースを使うと安定性が大幅に上がります。


Rb基準クロックとOCB-1 EXsIIをシステムにインストールしたのは20日の昼過ぎで、Rb基準クロックは前日から別の場所で通電してありました。
20日の夜(DDC-U18はエージング58時間なので音は安定してきつつある)に試聴した際の感想は以下の通り。

  • 外部クロックだと音のエッジが立って立体感が出る
  • ギターはかなりリアルに感じるが、ヴァイオリンの音には何か違和感を感じる
  • 内部クロックに切り替えると立体感は減るけど自然な感じになる
  • R26をXLR入力で聴くと、全ての音が前に出て主張している感じがして少し煩いし、ボーカル曲では脇役(楽器)の主張が強くて主役(ボーカル)が誰なのか分かりづらくなる。
  • R26をRCA入力で聴くと、脇役が控えめになってまとまり感が出る一方、パッと聴いた感じだと音数が減ったように聞こえる(実際には減ってはいないのだが)
  • 透明感と抜け感はイマイチ

Rb基準クロックを入れると音が立って立体感が出るもののヴァイオリンの音などは何か不自然な気がするし、音のエッジの立ち方が緻密ではなく雑な感じがして、入れたほうが良いのか入れない方が良いのか判断に迷いました。

尤もOCB-1 EXsIIのエージングがほとんどできていない段階なので、クロック是非の判断は保留にしてまずはエージングを進めることにしました。


翌21日の夜の試聴感想は以下の通り。

  • クロック有無による音の変化は20日と変わらない

※以下は外部クロックの音の感想

  • 全体に音が少し固い
  • 男性ボーカル(稲垣潤一)の高音に僅かに割れているようなノイズ感がある
  • R26のフィルターをFastからMidにすると多少マシな音になる
  • 依然として透明感と抜け感はイマイチ
  • クロックケーブルをAET SIN Digital、Oyaide DR-510に交換してみたが、音のニュアンスは変わるけど大きな変化はない

クロックの効果云々以前に、音が固いのが気になって仕方ありませんが、恐らくこれはOCB-1 EXsII(内部配線が銀単線)のエージング不足が原因でしょう。
取説にはエージングに60時間は必要とあるので(試聴時点では34時間)もう少し我慢することにします。


そして昨晩(22日)を迎えました。
OCB-1 EXsIIのエージングは58時間とメーカー推奨の60時間近くになったので、不安と期待の入り混じった気持ちで試聴を始めました。

  • クロック有無による音の変化はこれまでと変わらない

※以下は内部クロック&フィルターMidの時の感想

  • 音の固さがとれてしなやかさや柔らかさの表現ができてきた
  • 高音の割れているようなノイズ感はほぼ気にならなくなった(無くなったわけではないが耳につきにくくなった)
  • ようやく透明感が出てきて音の抜け感も良くなってきた
  • USB入力時(U18導入前)の最終的な音と、少なくとも同じ水準にはなっていると思う


U18導入以降、U18導入前の透明感と音の抜け感に中々戻らないので少し焦っていましたが、ここに来てようやく以前の水準と同じかやや上回るレベルになってきました。
その上でI2S入力による表現力upが上乗せされているので、ヘッドホンシステムの音としては過去最高と言えるかな♪
※OCB-1 EXsIIはもう少し変わりそうな気がするけど、PRELUDE、R26、U18、Arya Organicについてはエージング完了とします。

問題はRb基準クロックの是非ですが、結論としてはシステムから外すことにしました。

  • 本来であれば音へのフォーカスが高まることで音が立ってくるところ、音のエッジが立つことで音が立っているのはおかしい
  • 音へのフォーカスが高まることで感じられる音の収束感(線が細くなる感じ)がほとんど感じられない
  • 空間表現の向上がほとんど感じられない
  • 高音のノイズ感(微細な音が表現できずにノイズっぽく聞こえる)なんてあり得ないと思う

Rb基準クロックは導入後の実使用時間が約5年とはいえ導入してから15年も経っているし、その間に校正もしていないので、本来の性能が出ていない(音を聞く限りはむしろジッターが増えているような感じ)と判断しました。

ただ、R26&U18ユーザーの中には外部クロックによって音が良くなったという方も結構いらっしゃるので、真っ当なメーカー製外部クロック(10MHz)を導入するかどうか思案中。

ちなみにR26&U18への外部クロックの入れ方は3通りあり、どれが良いかについては意見が割れているようです。

  1. R26とU18の両方に入れる
  2. U18だけに入れる
  3. R26だけに入れる

Rb基準クロックは出力が1系統しかないので2と3を試してみたけど、(我が家の環境では)2の場合はU18のクロックをINT/EXTで切り替えても音に変化はありませんでした。

真偽の程は不明だけど「R26は内部もしくは外部の基準クロックを使ってクロックを打ち直すので、U18に外部クロックを入れても意味がない」と言う話があり、実際に我が家の実験ではそうなったので、クロックを入れるならR26だけでよいと思いました。
※I2S接続ならマスタークロック信号も送るのでU18の外部クロックに意味があるという意見もあります。

またR26のクロック切替に関して動作不良があったので、記録として書き留めておきます。

正常に動作している場合、クロックを切り替えると"プチッ"というノイズが入った後、僅かなブランクがあって音が切り替わります。
しかしながら表示(INT/EXT)は切り替わるのに、音の方はノイズもブランクも入らず全く変化がないという事態が起こりました。

最初のうちは何回か切替すると正常に切り替わったけど、そのうち何度やっても正常に切り替わらない事態に... ( ; ; )

ネットで調べても同じような事例はないし、またシステム(内部のマイコン?)をリセットする手段も見つからなかったので、電源ケーブルを外して30分放置し再度ケーブルをつないで起動してみたところ正常に切り替わるようになりました。

外部クロックを使わないのであれば切替できなくても支障はないけど、別の外部クロックを導入する可能性があるので、正常に戻って正直ホッとした次第。
とは言え中華製故にいつまた起こるかもしれないので、外部クロックを導入するまでクロック切替メニューは弄らないようにします。

GUSTARD R26 ③:DDC U18の導入

14日にシステムにインストールしたR26のエージング時間は18日の24時時点で90時間を超えました。
音は17日くらいから明らかに良くなり始め、18日の深夜に試聴した際の音(USB入力)は導入直後と比較すると透明感が出てきて抜けも良くなってきています。
音の感想はエージングが終わったらアップするつもりですが、K9 Pro ESSとはかなり違う音なのは間違いなく、スピーカーシステムの音の方向性に近い〜すなわち「私好みの音」になってきました♪

「USB入力でもノイズ対策をすればやっぱり良い音が出るじゃん」と思ったわけですが、I2S入力の音を聞けない以上、この音がI2Sの音にどの位迫っているのかを確認することはできません。
それで何かモヤモヤしてきたんですよね。

少しでも気になることがあるとジッとしていられない質だし、やると決めたらやれる所までやるのが信条なので、DDCを導入してI2Sの音を試してみることにしました。

投資効果はあまり期待できないような気もするけど、I2Sという接続方法はこれまで使ったことがないので興味があるし、DDCを導入すればI2S接続以外にもう一つ実現できることがあります。
それは宝の持ち腐れになっているケーブルを使えること。
I2S接続にはHDMIケーブルを使うのでWireWorldのPlatinum Starlight6(PSH)を、そしてAES/EBU接続用としてNordost Valhallaを使うことができます。

PSHは純銀ソリッドシルバーを導体として使っているので華やかさがプラスされると思うし、Valhallaはスピーカーシステムで2箇所(Oracle CD2000〜MA1 DAC、MA1 DAC〜Nagra PL-L)に使っているくらい好きなケーブル(透明感、情報量、解像力が高く、ほんのり華やかさもあり、ニュアンス表現が素晴らしい)なので、何とか活用したかったのです。


DDCの候補としてGUSTARDのDACと一緒に使っている人が多いGUSTARD DDC U18とSingxer SU-2の2機種を検討しましたが、DACがGUSTARDなのでここは素直にDDC U18を選ぶことにしました。

今回は在庫があって配送が一番早かったamazonで購入。


事前に筐体サイズと設置スペースを確認して買ったので当然だけど、ピッタリ収まりました。

サウンドハウスの昇圧トランスをもう1台購入し115Vで給電しています。
※K9 Pro ESSに使っていたGUSTARD製ヒューズ(630mA)が使えたので移植しました。

PRELUDE & R26と面一で設置していないのは、PSHとValhallaがどちらも50cmしかないためU18を後ろに下げないとR26と接続できないから。

U18導入にあたり接続ケーブルとしてPSHとValhallaを使えたのは、長いオーディオ人生を通していろいろなトライアルと多大なる散財を行ってきたお陰です...(^^;;


クロックを搭載した機器(とりわけ高精度クロックを搭載した新品)はクロックが安定するまで数日は欲しいのでこの時点での試聴感想はあくまで暫定的でしかないけど、I2S入力の音は想像していた音とかなり異なっていました。

U18インストール後、I2S入力で約1日ほどエージングを行った時点での音は、ビックリするほどしなやかさと柔らかさがある音でした。
透明感や抜け感がイマイチなこと、情報量や解像力もUSB入力の音に至っていないのは明らかにエージングが足りないからだと思うけど、それにしても昨晩聴いたUSB入力の音と違うなと。

これがI2S接続の音なのか、それともPSHの影響なのか、将又PRELUDEとArya Organicのエージングが進んで本来の音を出し始めたからなのかは分かりませんが、本当に予想外だったのです。

そこでR26のインプットをAESに切り替えてみたところ、I2S入力程しなやかで柔らかくはないけれど音の方向性自体は同じだったので、どうやらこの音が本来のPRELUDE and/or Arya Organicの音なのかもしれません。
HD800で試聴すればPRELUDEとArya Organicのどちらの音(あるいは両方とも)なのかは判断できるので今晩試してみるつもりですが、実はI2SとAESを切り替えた時に明らかになったことがもう一つありました。

R26のインプット切り替えは1つのボタンによる順次切替式でAESの次がI2Sになっているのですが、I2SからAESに変更した時はROCKがかかっていたので気が付かなかったけど、AESからI2Sに切り替えた時はヴァイオリンソロがかかっており、ボタンを押すとほぼ瞬時に音が切り替わったのではっきりと分かりました。
※いろいろなジャンルの曲とシステムエンハンサーを入れたエージング用のプレイリスト(約3時間)を作成してあり、それをエンドレスでリピート再生してエージングを進めています。

I2S入力のヴァイオリンの音の表現力が、AES入力より格段に高かったのです!

使用しているケーブル自体の表現力の差と言うことはありえないので(むしろ表現力ならValhallaの方が少し高いと思う)、どう考えてもAESとI2Sの差ということになります。
つまり事前情報としてあったデジタル入力による音の差は、少なくともI2SとAES/EBU(おそらくSPDIFも)では間違いなく存在しており、それは想像以上だったと言うことです。
※最終的な結論はU18のエージングが終わってから出すつもりだけど、残念ながらValhalla活躍の場は無くなってしまったかも...。

となると気になるのがI2S入力とUSB入力の差ですが、比較するためにはUSBケーブルの挿し替えとZEN Streamの再起動が必要となり手間がかかるので、U18のエージングが終了したら比較試聴したいと思います。
直近(昨晩)のUSB入力の音はかなり良い感じだったので、比較試聴するのが楽しみです♪
※折角U18を導入したのだからI2S入力の方が良い音でないと困るけど、心情的には iGalvanic3.0 + USB入力にも思い入れがあるので悩ましいところです。
※望ましくは"同じクオリティレベルだけど音楽ジャンルによって得手不得手がある"という結果になると良いのですが、そううまくは行かないでしょうね。


ちなみにK9 Pro ESSですが、Edition8専用のDAC&アンプとして残しておこうとも思ったけど(PRELUDE I2S入力 + Arya Organicとは真逆とも言える音なので面白い)、U18の設置場所と導入費用捻出のため売却することにしました。

どうやら私はΔΣ変換のDACとはつくづく縁が無いようです。

GUSTARD R26 ②:デジタル入力端子の音質差

前回のブログで「R26は(条件付きだけど)評価が高い」と書きました。
そしてその"条件付き"というやつが厄介だとも。

海外のレビューによると、R26は使用するデジタル入力の種類によってかなり音質差があるらしいのです。
レビュアーによって若干異なるけど、大体こんな感じ。

LAN >= I2S(I²S、IIS)> USB、AES/EBU、COAX、OPT

一番音質が良いのはLANで、次がI2S。
この2つの音質はかなり近いけど、USB他のデジタル入力はこの2つに比較すると音が良くないとのこと。
※「USBの音が良くない」と直接的に書いてある(言っている)わけではなく、「LANとI2Sは音が良い」という書き方(言い方)ですね。
※ちなみにレビュアーの1人は「USBはゲームやTVを見る時に使える」と言ってました...^^;

つまりR26の高い評価は、LAN入力もしくはI2S入力を前提としているのです。

ここで補足しておくと、R26は純粋なDACとは違い内部にストリーマー&レンダラー回路を有しており、RJ45端子にLANケーブルを接続することで音楽ストリームを直接受信することができます。

対応するプロトコルはRoonとuPnP/DLNAですが、このuPnP/DLNAが曲者で、サーバーとの相性がかなりある模様。
私はSoundgenicを使っているのでuPnPサーバーはTwonky Server(8.5.1-23)なのですが、問題なく接続できたという情報は見つけられませんでした。

つまり、一番音が良いらしいLAN入力を使えるかどうかは実際に使ってみなければわからないのです。
そしてLANの次(もしくは同じくらい)に音が良いとされるI2S入力を使うにはUSB-DDC(デジタルデータコンバーター)が必要だけど、私は持っていないので使えないという状況なわけ。


ここで少し考えてみました。

LAN入力の音が良いのは理解できます。
恐らくは余計な機器(外部Streamer)、USBケーブル、USB入力回路をショートカットできるからでしょう。

でもI2SとUSBでそこまで音質差があると言うのはどうなんですかね?

何故そのようなレビューが多いのかを考えてみたのですが、もしかしたらR26自体のI2S入力とUSB入力には実はそれほどの音質差はなく、I2Sに変換するために使用している(トランスポートにI2S出力がない場合は使用せざるを得ない)USB-DDCの影響が大きいのではないかと。
※データとクロックを分けて送信しているI2Sの方が、R26の内部処理的に多少音質が良い可能性はあります。

DDCとして使用されている機器はGUSTARD DDC-U18もしくはSingxer SU-2が多いように思うのですが、どちらも高精度クロックを搭載し、上流のUSB機器からのノイズアイソレーション機能を備えています。
実はこの機能のおかげでI2S入力の音質がUSB入力よりも良くなっているのではないかと思うんですよね。
DDCに高精度外部クロックを入れている場合は尚更ですね。

であるならば、(クロックに関しては手が出せないにしても)ノイズアイソレーションに関しては ZEN StreamとR26を iGalvanic3.0を介してUSB接続すればガルバニックアイソレーションを実装できるので、例えUSB入力であっても音が良くなる(I2Sに近くなる)のではないかと考えた次第。

万が一全てが目論見通りに行かなかったとしても(LAN入力では音が出ない、 iGalvanic3.0を入れたUSB入力も音が良くない)、DDCを導入してI2S入力を使うという手段が残されてますしね。


と言うような検討を経て、リスクがあることを承知した上でR26を導入したわけですが、実際はどうだったのでしょうか。

まず試したのはLAN入力が我が家の環境で使えるかどうか。

ZEN Streamに挿してあるLANケーブルをR26に挿し替えてINPUTをLANにし、iPadのfidataアプリを起動してレンダラーリストを見ると Gustarender-1v43 という表示が現れたので選択。
Soundgenicから適当にいくつか曲を選んでリストに入れて再生ボタンを押してみたところ、何とヘッドホンから音が出るではありませんか!

この時点では「賭けに勝ったな!」と思いました。

しかしながらfidataの画面をよく見てみると問題があるのを発見。
それはGustarender-1v43がDMRとなっていることです。

SoundgenicとZEN StreamはOpenHomeで運用しているので、DMR規格のレンダラーを使用する場合はSoundgenicの設定をDMRに変更する必要があります。
案の定、再生はできたものの、それ以降の操作(停止、曲送りなどなど)ができませんでした。

そこでSoundgenicの設定画面にアクセスしモードをDMRに変更して再生してみたところ、大体の操作はできるけど致命的な問題があることがわかりました。
それは再生キューに複数の曲が入っている場合、通常であれば1曲目の再生終了後は自動的に2曲目を再生するのに、1曲目が終わった時点で再生が停止してしまうこと。
これでは使い物になりません...。

賭けに勝ったと思ったのに、完全なぬか喜びでした... (T.T)

と言うことで、LAN入力を使用し fidataで再生コントロールする方法は諦めたのですが、実はLAN入力を使用して再生する方法がもう一つあります。
それはmconnectというアプリを使う方法で、実際に試してみたところうまく再生できました。
※海外ではこの方法を使っているユーザーもいるようです。

ただしmconnectで再生する場合とfidataで再生する場合とではデータの経路が異なります。

fidataで再生する場合、fidataはコントローラーでしかないので音楽データは

▪️Soundgenic R26
:有線

という流れでサーバーからR26に直接入ります。

一方、mconnectで再生する場合は

▪️Soundgenic WiFi AP iPad(mconnectアプリ) WiFi AP R26
:有線、:無線

となり、データはAP(アクセスポイント)からWiFiiPadに送られ、そこからWiFiでAPに戻り、最終的に有線でR26に入ることになります(多分)。
データ的には問題ないのかもしれないけど、このデータ経路の冗長さが何か気に入らないんですよね...。

またそれぞれのアプリの役割が異なるので、再生時の挙動も異なります。
fidataの場合は再生する曲を選んでStreamerに送り、再生ボタンを押した後はfidataアプリを落としても再生に全く影響はありませんが、mconnectで再生する場合はアプリを落とすと再生自体が停止してしまうので、mconnectは起動したまま(バックグラウンドでも可)にしておく必要があります。
※mconnectを使う場合はiPadのバッテリー消費も大きくなると思われます。

現時点、mconnectを使って再生できることは確認したものの音質評価はしていないので、とりあえずLAN入力を使う場合の再生方法として残しておくことにします。


LAN入力の次に試したのはUSB接続。

ZEN Streamをストリーマーとして使うので、Soundgenicの設定をOpenHomeに変更。
※DMRのままでも使えなくはないのですが、DMRだとfidataによる操作が不安定だし一部機能が使えないため、OpenHomeを使用します。

K9 Pro ESSに挿してあるUSBケーブルをそのままR26に挿し替え、ZEN Streamの設定画面を起動して出力先リストを見てみたところ、SPDIFとUndefined USBの2つが現れました。
※Undefined USBという名称だったかどうかは不確かなのですが、Gustardという名称が入ったものは現れませんでした。

LAN入力の時はGustarender-1v43という名称が表示されたのに何故だろうと思いつつもUndefined USBを選択し、fidataで再生してみたところちゃんと音が出ました。
※その後いろいろ試してみた結果、iGalvanic3.0を外してZEN StreamとR26を直接接続すると gustard dac(だったと思う)と表示されるようになりました。一旦認識された後はiGalvanic3.0を介して接続してもgustard dacと表示されるので、最初だけは直接接続しないとダメみたいです。


R26のエージングがほとんどできていない時点での感想ですが、LAN入力の音は鮮度感が高くクリアだけど若干元気すぎる印象で、USB入力の方はLAN入力に比べると落ち着いていると言うかまとまった音なんだけど透明感や解像感がイマイチと言う感じでした。
※ここで言うLAN入力の音とは、fidataで数分間だけ再生できた音のことです。mconnectで再生した音ではありません。

事前情報の通り、確かにLAN入力の音の方が良いように思うけど、R26のエージングは100時間(200時間と言う情報もある)以上かかるらしく、しかもエージングで大きく音が変わるようなので、まずはUSB入力を使ってR26のエージングを進めようと思います。

最終的にどの入力を使うかは、エージングが終わった後の試聴結果次第ですね。