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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

GUSTARD R26 ⑤:外部クロックの選定

経年劣化による精度低下の疑いがあるためRb基準クロックの使用は諦めたものの、Gustard R26にまともな外部クロックを入れた音を聴いてみたいという好奇心は高まるばかり。
既に当初想定していた予算は大幅に上回っているけど、やれるだけやってみることにしました。

とは言えあまりに高いものは無理なので、10万円台を一つの目安として候補をピックアップ。
どれを買おうかと品定めする時って、気持ちがワクワクして楽しいですよね♪


▪️Gustard C18

最初に頭に浮かんだのはDDCDACと同じGustardのC18(173500円)です。
C16という機種もあるけど性能的にイマイチっぽいので導入するならC18かな。
U18と同じデザインテイスト&本体サイズなので、重ねて設置した時の見た目は一番良いかもしれません。
※L7AudiolabのレビューによるとC18はX26 Proと重ねて設置しない方が測定結果が良かったそうです。X26 Pro、R26、A26はDAC回路以外ほぼ同様の内部構成だと思うので、C18ユーザーの方は気をつけた方が良いかも。


▪️LHY Audio OCK-2

LHY Audio OCK-2(117570円)はR26導入前に海外のレビューを漁っていて見つけたもので、R26と一緒に使っているユーザーが多い製品。
性能はGustard C18とほとんど同じなのに価格は3割以上安いし、デザインもスッキリしていて好感度大です。


▪️AfterDark. Project ClayX GIESEMANN OCXO

このAfterDark. Project ClayX GIESEMANN OCXOもR26で使われているのを見かけた製品。
後で出てくるCybershaft製と同様、位相ノイズやアラン分散などの実測定値を基にした個体ランクがついており、ランクによって価格が変わるシステムになっています。
ちなみに一番安いPRINCEグレードだと96200円で、最も高いEmperor Giesemann EVAグレードが761400円でした(2/24時点)。
買うとしたら価格的にはQUEEN(113900円)もしくはKING(185500円)なんだけど、Cybershaft製の方が性能対比でかなり安いです。
筐体一部にカーボンファイバーを使ったりと凝った作りになっているのがコストに反映されているのでしょう。
ちなみに電源は付属しないので別売品のDC電源を購入するか自分で用意する必要があります。


▪️Cybershaft Palladium


性能は高いのに価格が安いのがCybershaft製のクロック。
Palladiumは出力が1系統の機種で、DC電源は付属していません(別売の専用電源有り)。
Palladiumの場合はOP11(104500円)〜OP19(303600円)の9グレードありますが、OP11〜OP13はユニット在庫が無く次回入荷時期未定。
現在購入可能で一番安いOP14(145200円)でも、専用電源(34100円)と専用DCケーブル(90cm:4510円 上の写真のケーブルではなくロック機構がついたもう少しちゃんとしたケーブル)を一緒に買うとトータルで183810円になります。
でも同じ価格帯のC18に比べれば性能(測定値)はかなり高いです。

Gustard C18 Cybershaft OP14
Phase noise @1Hz(TYP) -110dBc -114dBc
Short term stability(Allan devation) 8E-13 5.1E-13


【参考】MUTEC REF10 SE120


もしメインシステム用の外部クロックを導入するとしたらMUTEC REF10 SE120(748000円)を選びます。
測定数値はCybershaftのOP21A-2(出力2系統)の方が少し良いけど、MUTECはユーザーやショップの評価がとても高いのです。
音の良さは数値だけで決まるわけではありませんからね。


と言うことで最終的にCybershaft Palladium OP14+専用電源&ケーブルにするか、LHY Audio OCK-2にするかで迷いました。

性能で選ぶならCybershaftなのですが(しかも有料だけど校正サービスがある)、筐体サイズ(W110mm x D212mm x H70mm)が微妙なんですよね。
クロック本体とDC電源は離して置いた方が良いらしいのだけど、そうすると本体はDDC U18の上に横向きに、DC電源は床に置くしか方法がありません。
それに本体のデザインもちょっとねぇ...。

もし電源内蔵の1筐体でデザインがもう少し良ければCybershaftを選んだかもしれないけど、今回はデザイン、設置方法、R26ユーザーの評価を重視してLHY Audio OCK-2を選びました。

OCK-2のサイズは240W x 59H x175D (mm)で、DDC U18より少し幅が大きいくらいだから、OCK-2の上にU18とZEN Streamを重ねて置くことになりそうです。
※ノイズ対策的にクロックは単独で設置した方が良さそうだけど、設置スペースが限られているので致し方ありません。

ちなみにこれがOCK-2の内部写真ですが、この美しさに惹かれたというのも少なからずあります。


LHY AudioはJay's Audioというオーディオメーカーの子会社で、BEATECHNIKというオーディオショップがLHY Audioを含むJay's Audioの製品を独占販売しているようです。
Jay's Audioのサイトでディーラーリストを調べたところ、日本に一番近い取扱店が何と販売元のBEATECHNIK(Singapore)でした。
販売元から直接購入すれば万が一故障した場合でも対応が早いと思ったので、これ幸いとBEATECHNIKで注文。

www.beatechnik.com

在庫が有るので2〜3営業日内に出荷するとのメール連絡がありました。
順調に行けば来週末くらいに届くと思います。
楽しみ〜♪

※余談ですが、海外通販で買物をする際はクレジットカード番号をサイトで入力したくないので、余程のこと(その店でしか買えないけどPayPalが使えないとか)がない限りPayPalで決済しています。
※海外のオンラインショプはPayPalが使える所が多いので便利です。