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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Bianchi Infinito CV Disk:シフトケーブルをシマノからニッセンSP31に交換

Infinitoのシフトケーブルを交換しました。

納車されてまだ1ヶ月半なので交換する必要はないのですが、どうもフロントディレーラーの動きが重い感じがします。そんな時にたまたまこの動画を見たのが交換しようと思った切っ掛け。


www.youtube.com

これはY'sロードのメカニックである野澤さんの動画で、野澤さんのチャンネルは以前から参考にさせていただいています。

野澤さんによると、シマノSTIレバーは内部でワイヤーが急角度で曲がっている箇所があり、その部分でワイヤーがほつれてトラブルに繋がる可能性があるそうです。

その対策が、シマノ純正のケーブルではなくニッセンのSP31を使い、かつほつれやすい箇所にベルハンマーオイルを塗っておくこと。

SP31は31本の素線(通常のケーブルは19本らしい)で構成されているためしなやかで、シマノのオプティスリックのような毛羽立ちやすいポリマーコーティングではなく電着コーティングを採用しているため毛羽が出ません。

www.nissen-cable.jp

SP31に変えるだけでも十分だけど、さらに曲がりがキツい箇所にベルハンマーで潤滑対策しておけば万全というわけ。

調べたところによると、SP31はシマノの純正ケーブルよりもやや細いので本来はアウターもニッセン製にしたほうが良いらしいのですが、そこまでするのは面倒なので今回はワイヤー(F/R)だけ交換しました。


例によってamazonにて購入しましたが、Infinitoはフレーム内装式なのでチューブライナーも合わせて購入。なおワイヤーはF/Rの2本必要ですが、ライナーは使い回すので1本で大丈夫です。


ちなみに Infinito CV DISK(2021モデル)の場合、シフトケーブルは完全内装ではなくBB(ボトムブラケット)裏の部分はフレームの外に出ています。なのでBB裏のカバーを外す必要はありません。

※最初は完全内装だと思ってカバーを外そうとしたのですがどうやっても外れません。おかしいなと思ってよく見てみたらカバーの奥にワイヤーが見えたという次第。


Infinitoのシフトワイヤーの場所別装着状態は次の通りです。

■フロントシフトケーブル

  • ダウンチューブ/ヘッド側〜BB裏:フレーム内にガイドライナー無し
  • BB裏〜BB上部:フレーム内にガイドライナー有り

■リアシフトケーブル

  • ダウンチューブ/ヘッド側〜BB裏:フレーム内にガイドライナー無し
  • 右チェーンステー/BB裏〜エンド:フレーム内にガイドライナー無しだが、エンド側にのみ取り外せる短い(十数センチくらい)ライナーが入っている


参考までに、今回の交換手順は以下の通りです。(別のやり方もあります。)
私はチェーンと後輪を外してから作業しました。

■フロントシフトケーブル交換

  1. フロントギアをインナーに落としておく
  2. FDのワイヤー固定ボルトを緩めてワイヤーを外す
  3. BB裏からワイヤーを抜く
  4. ダウンチューブのヘッド側に挿入されているアウターを抜いて内部のワイヤーが見えるようにする
  5. BB側のワイヤーにライナーを被せてダウンチューブのBB裏からヘッドに向かって挿入していく。シマノのライナーは1.8mあって長いので、BB裏とダウンチューブヘッド側のワイヤー挿入口の長さよりもプラス15cmくらいの長さで予め切っておくとよい。残りのライナーはリアシフトケーブルの交換(チェーンステー内を通す)で使用するので、双方の長さのバランスを見てカットする
  6. ライナーがこれ以上はいらなくなったらライナーがヘッド側のワイヤー挿入口に達しているので、ヘッド側のワイヤーとBB裏から入れたライナーを押したり引っ張ったりして挿入口からライナーが出るようにする
  7. ライナーが抜けないようにテープ等でフレームに固定した後、ダウンチューブ内のワイヤーをヘッド側から抜く
  8. STI(左)のブラケットカバーを下から捲って半透明のワイヤーカバーが見えるようにする
  9. ワイヤーカバーを持ち上げて外し、作業の邪魔にならないよう横によけておく(カバー一部がSTIに固定されていて完全に外れないようになっているので注意)
  10. 小さなマイナスドライバーか何かでワイヤーを持ち上げ(その際FD側からワイヤーを押してやるとやりやすい)、STIの穴に向かって押してやると反対側からワイヤーエンドのタイコが出てくるので、タイコの下あたりでワイヤーを切る(もしタイコが出てこない場合はSTIの内側のシフトレバーを何回か押した上で再度試す)
  11. ダウンチューブから外したアウターのところからハンドル側のワイヤーを引っ張るとワイヤーが完全に取り出せる
  12. 新しいケーブルをタイコがあった側から挿入。反対側から出てきたらワイヤーが曲がる箇所にベルハンマーオイルを塗ってワイヤーに浸透させる
  13. 黒いケーブルガイドにワイヤーを挿入していくとダウンチューブから外したアウターから出てくるので最後まで引っ張る。ワイヤーを軽く引っ張りながらタイコが固定用の穴にはまるようにする。きちんと嵌まったのを確認したら半透明のワイヤーカバーを元通りに取り付け、ブラケットカバーを元に戻す
  14. ワイヤーをダウンチューブ内のライナーに挿入してBB裏のライナーから出てくるまで入れていく
  15. ワイヤーが出てきたらハンドル側のアウターをダウンチューブに挿入し、BB側からワイヤーを引っ張って完全に出るようにし、その後ダウンチューブ内のライナーを引っ張って取り出す
  16. ワイヤーをBB裏カバーのもう一つの穴から挿入し、BB上部のライナー(純正)から出てくるまで入れていき、出てきたらBB上側(FD側)からワイヤーが完全に出るまで引っ張る
  17. 後はFDにワイヤーを取付固定する工程となるが、参考になる動画やサイトが沢山有るのでここでは割愛します


■リアシフトケーブル交換

  1. リアのギアをトップに落としておく(右STIの内側シフトレバーを10回以上押す)
  2. RDのワイヤー固定ボルトを緩めてワイヤーを外す
  3. チェーンステーとRDの間のアウターをフレームから外し、そこからRD側のワイヤーを引っ張って抜き、チェーンステーからワイヤーが出ている状態にする
  4. チェンステーの挿入口の黒いカバーを持ち上げ、チェーンステー内に入っているライナーを抜く
  5. ワイヤーにライナー(フロントシフトケーブル交換で使わなかった短い方)を被せてチェーンステー内部に差し込んでいき、これ以上入らなくなったらBB裏のワイヤー(RD側からワイヤーを押してやるとBB裏に走っているワイヤーが浮いてくる)とエンド側のライナーを押したり引っ張ったりしてBB裏からライナーが出てくるようにする
  6. ライナーが抜けないようにテープ等でフレームに固定した後、BB裏からRD側のワイヤーを抜く
  7. ダウンチューブのヘッド側に挿入されているアウターを抜いて内部のワイヤーが見えるようにする
  8. BB側のワイヤーにライナー(フロントシフトケーブル交換で使用した長い方のライナーを再利用)を被せてダウンチューブのBB裏からヘッドに向かって挿入していく。ワイヤーが長すぎて作業しづらい場合はBBから10cmくらいのところでワイヤーを切って短くしてもかまわない
  9. ライナーがこれ以上はいらなくなったらライナーがヘッド側のワイヤー挿入口に達しているので、ヘッド側のワイヤーとBB裏から入れたライナーを押したり引っ張ったりして挿入口からライナーが出るようにする
  10. ライナーが抜けないようにテープ等でフレームに固定しておく
  11. ダウンチューブ内のワイヤーを抜く。BB裏はこんな感じになる
  12. STI(右)のブラケットカバーを下から捲って半透明のワイヤーカバーが見えるようにする
  13. ワイヤーカバーを持ち上げて外し、作業の邪魔にならないよう横によけておく(カバー一部がSTIに固定されていて完全に外れないようになっているので注意)
  14. 小さなマイナスドライバーか何かでワイヤーを持ち上げ(その際RD側からワイヤーを押してやるとやりやすい)、STIの穴に向かって押してやると反対側からワイヤーエンドのタイコが出てくるので、タイコの下あたりでワイヤーを切る(もしタイコが出てこない場合はSTIの内側シフトレバーを何回か押して再度試す)
  15. ダウンチューブから外したアウターのところからハンドル側のワイヤーを引っ張るとワイヤーが完全に取り出せる
  16. 新しいケーブルをタイコがあった側から挿入。反対側から出てきたらワイヤーが曲がる箇所にベルハンマーオイルを塗ってワイヤーに浸透させる
  17. 黒いケーブルガイドにワイヤーを挿入していくとダウンチューブから外したアウターから出てくるので最後まで引っ張る。ワイヤーを軽く引っ張りながらタイコが固定用の穴にはまるようにする。きちんと嵌まったのを確認したら半透明のワイヤーカバーを元通りに取り付け、ブラケットカバーを元に戻す
  18. ワイヤーをダウンチューブ内のライナーに挿入してBB裏のライナーから出てくるまで入れていく
  19. ワイヤーが出てきたらハンドル側のアウターをダウンチューブに挿入し、BB側からワイヤーを引っ張って完全に出るようにし、その後ダウンチューブ内のライナーを引っ張って取り出す
  20. 次にワイヤーをBB裏からチェーンステー内のライナーに挿入してエンド側から出てくるまで入れていき、出てきたらワイヤーが完全に出るまで引っ張り、その後チェーンステー内のライナーを引っ張って取り出す
  21. 取り外しておいた短いライナー(純正でついていたライナー)をケーブルに被せてチェーンステー内に挿入する
  22. 取り外しておいたアウター(チェーンステーとRD間の純正アウター)をワイヤーに被せ、ワイヤーをRDに挿入し、アウターをチェーンステーとRDに挿入する
  23. 後はRDにワイヤーを取付固定する工程となるが、参考になる動画やサイトが沢山有るのでここでは割愛します

シフトケーブル交換後に試走してみましたが、プラセボかもしれないけどシフトチェンジが軽くなった気がしました♪


Infinitoの第1弾のカスタム計画も残すところあと1つ〜BBをシマノ製からWishbone製に交換〜となりました。
パーツが届き次第交換予定です♪

Chord Sarum Speaker Cable Plug Upgradeの申し込み

久しぶりのオーディオネタです。

コード・スピーカーケーブルのプラグを通常の半額でオーミックプラグにアップグレードできるキャンペーンが実施されているので申し込みました。

www.andante-largo.com

オーミックプラグの説明は次の通りです。

 従来はハンダ付けを採用してきたコードカンパニーですが、研究を進めた結果、圧着機の仕様を最適化することで ( 作業性のみならず ) 音質的にも大きな効果を引き出すことに成功。「コードオーミック」シリーズとして発表しました。特殊合金に銀メッキ(ダイレクトプレーティング)を採用。グレード別に

タイプ 1 ( バナナプラグ・ Yラグ / 上位モデルに採用 )

→圧着とハンダ付けのダブル処理で接続 & シールド効果のあるアルミ製ケース(グリップ部)

タイプ2( バナナプラグ・Yラグ / エントリー ~ 中級モデルに採用 )

→圧着での接続 & ABS樹脂製ケース ( グリップ部 )

の2種類を展開しています。両者ともドイツ製の電動圧着機を使用。各部の仕様を特注とすることで、理想的な圧着処理を可能にしています。その上タイプ1のハンダ付けでは端子内部の芯線 ( 撚線 ) をまとめ、プラグ内部の振動抑 制や、電気的にもより一層安定した接続を実現しています。

www.andante-largo.com


ケーブルのグレードによってアップグレードされるプラグの種類が違います。
私が使用しているのはSarumなので、オーミックプラグのタイプ1にアップグレードされるようです。

●オーミックプラグ・タイプ1 バナナ

●オーミックプラグ・タイプ1 Yラグ


※左がタイプ2で、右がタイプ1


実は今使っているスピーカーケーブルのYラグ部分が若干グラグラしており以前から気にはなっていたので、半額で新しいプラグに付け替えられるのであれば渡りに船かなと。

勿論、音質的なメリットにも期待しています。特にYラグに関しては現行のペラペラの端子からガッチリした端子になるだけでも音が良くなりそうだし、さらに現行の金メッキからオーミックでは銀メッキ(ダイレクトプレーティング)になるので、間違いなく音は変わりそうです。

●現行のYラグ


明日アンダンテラルゴに到着する予定ですが、お盆休みに入るので戻ってくるのは早くて来週末、遅いと再来週くらいかもしれません。

戻ってきたらレポートします。

BODY GEOMETRY Fit with RETUL at Specialized KANAZAWA

8月2日にスペシャライズド金沢でフィッティングサービス「BODY GEOMETRY Fit with RETUL」を受けてきました。

フィッティングを受けるにあたり、事前に伝えた今回の目的と課題は次の通りです。

  • ロードバイクには初めて乗るので、正しいポジションとフォームを知りたい。
  • ロードバイクに乗り始めてから、10km程走ると右の背筋が痛くなる。単なる筋力不足なのか、フォーム(ポジション)が原因なのかを明らかにしたい。
  • ハンドルが握りにくいので、サイズや形状が適切かどうかを知りたい。
  • シューズが合っていない気がする(少し大きい感じ)。


今回受けたフィッティングサービスの大まかな流れは次の通り。

  1. 予め伝えておいた目的と課題の再確認、さらにはこれまでのライディング歴、どのようなライディングを目指しているか、具体的な目標などを口頭で説明。
  2. 柔軟性や骨格など、フィッティングに必要な身体情報を採取。
  3. 骨盤のサイズを計測(これはサドル購入時にも行ったけど、念のために再計測)。
  4. 足のサイズを計測。結果、足のサイズよりもシューズが少し大きいこと、左足の幅が右足よりも大きいことが判明。今履いているシューズで計測しても良いけれども、もしシューズを買い替えるのであればそのシューズで計測した方が良いとのことだったので、スペシャライズドのシューズと中敷きを購入。新品のクリートを持参していたのでそのクリートをシューズに取り付け。
  5. ローラー台にセットしたInfinitoに乗り、指示に従って暫くペダルを漕いだ後、サドル位置とクリートの位置を調整。
  6. 3Dモーションキャプチャー用のマーカーを身体に取り付けた後、1回目の計測を実施。
  7. 計測の結果、フォームがおかしいなどの問題は無いけれども、ハンドルのサイズと形状を変えた方が無理のないポジション(楽に走れるポジション)を取れるとのことだったので、スペシャライズドのハンドルの中から一番合うモデルを仮付け。
  8. 2回目の計測を実施。結果、ポジションとフォームは概ね最適化できたので計測は完了。ちなみに右背筋の痛みはフォームの問題ではなさそうとのこと(と言うことは単なる筋力不足だった模様)。
  9. フォームには問題ないものの、ペダリングの仕方(足首の使い方)にやや問題があるとのことなので、左右それぞれのペダリングを動画撮影し、実際に映像を見ながら問題点を確認。その上で、どうすれば良くなるかについての具体的なコーチングを受け、フィッティングは終了。
  10. (最初はM-2で交換しようと思っていたけど)仮付けしてもらったハンドルが気に入ったので、同じサイズ・形状のカーボンモデルを購入することにし、取付を依頼。シャワーを浴びて着替えた後、ハンドル取り付け作業を待っている間にヘルメットを試着させてもらい、頭にピッタリでデザインも気に入ったものがあったので購入。
  11. ハンドルを交換したInfinitoを受け取り、スイスポに載せて自宅へ。


13:30からスタートしプログラムが完了したのが17:30、ハンドルを交換してもらいお店を出たのが18:10でした。フィッティング費用は30,000円ですが、内容を考えるとそれだけの価値はあると思いました。

この後暫く乗ってみてから微調整を行って全てのプログラムの完了となりますが、スペシャライズド金沢に自転車持参で往復するのに高速代やガソリン代で4000円強かかるので、大きな問題が無ければ微調整はパスする(あるいは電話で済ませる)かもしれません。


なお、興味があるので自分も受けてみようかなと思っている方へのアドバイスは次の2点です。

  • 問題点や課題点(自転車自体のこと、フォームのこと、シューズのこと等々)を明確にした上で受けると具体的なアドバイスや解決方法を提示してくれるので、受ける方としては解決に直結する分メリットが大きい。
  • 自転車を買い替えた後、暫く乗ってみて問題点が明らかになってきた時点(その問題点をパーツ交換で解決しようと動く前)で受けると、無駄な買い物をしなくて済むので結果的には安上がりになる(フィッティング費用くらい捻出できる)かも。

■純正ハンドル

■交換後のハンドル

ちょっとわかりにくいですが、新しいハンドルはリーチが短く、シャローベントドロップタイプで、ハンドル幅は20mm広い420mmになっています。結果、腕が楽になり(余裕ができ)、ブラケットポジションも下ハンも握りやすくなりました。


●S-WORKS CARBON SHALLOW ROAD BAR
www.specialized-onlinestore.jp


■サドル購入時にセッティングしてもらったポジション

■今回調整してもらったポジション

サドル位置はサドル購入時にセッティングしてもらった位置とほぼ同じ。実はサドル購入後、実際に乗ってみた感覚でサドルがもう少し前になるように調整していたのですが、元に戻されたわけです。

■調整前

■調整後

サドル高は2cm弱下がりました。調整後、3回乗ってみましたが、もう少しだけ高い方がペダリングしやすい感じがするので今度試してみます。



今回購入したヘルメットとシューズ。ビアンキに乗っているのにS-WORKS(スペシャライズド)のヘルメットとシューズとは如何なものかとも思ったのですが、試着した上で選べるというメリットを優先。まあサドルは既にS-WORKSだし、今回ハンドルもS-WORKSになってますしね...(^_^;

●S-WORKS PREVAIL II VENT MIPS
www.specialized-onlinestore.jp

●S-WORKS VENT ROAD SHOE
www.specialized-onlinestore.jp


納車直後は借り物みたいでしっくりこなかったInfinitoも随分しっくりくるようになりました。

あと2カ所パーツを交換すれば第一段階は完了です。パーツは既に発注済みなので、交換が終了したらアップします♪

Bianchi Infinito CV Disk:チューブレスタイヤの交換

注文していたMAVIC Yksion Pro UST2(28c)が届いたので、先日パンクしたタイヤの交換作業を行いました。


※左側のタイヤのラベルはUSTとなっていますが、タイヤ自体は最新のUST2でした。
※一番右側のはMAVIC ID360ハブ用の純正グリス。送料無料にするために合わせて購入。


まずはパンク箇所を確認しました。


トレッドの丸い跡がある箇所と、黄色っぽくなったシーラントが見えるサイドウォールの箇所がパンクしたところ(2カ所)です。

トレッド面の方は完全に塞がっているようですが、サイドウォールの方はよくわかりません。
そこでポンプでエアを入れてみたところ、3barくらい入れたあたりで”プシュー”という音がしてエアが抜け始めました。やっぱり塞がってなかったようです。


とりあえずタイヤを外してみました。

エアを抜いて、タイヤ側面(ビードの部分)を手のひらで前に押し体重をかけるとビードが外れ(落とせ)ます。次にホイールを裏返して反対側のビードを同じようにして1カ所外します。その後、両面のビードを全周に渡って外していきます。

ホイールからタイヤを外す際にはタイヤレバーを使いました。最初は手だけで外そうと思ったけど、中々外れなかったのでタイヤレバーを使用した次第。ちなみに使用したタイヤレバーは1本だけです。(Tern Eclipse P20のクリンチャータイヤの時はタイヤレバーを2本使わないと外せなかったけど、それよりは簡単でした♪)


外したタイヤがこちら。


タイヤの中にはシーラントが残っていましたが、思っていたほど多くはありませんでした。サイドウォールがパンクした際に盛大に吹き出していたのでそのせいかも。


ちなみにリム(ホイール)の方はこんな感じ。


多少シーラントが残っていたけどタイヤほどではありません。


パンク箇所(サイドウォール)がどうなっているか、タイヤ内側から見てみました。


横長にシーラントがついているところがパンクしたところ。結構大きい(長い)のでシーラントだけでは塞ぎきれなかったようです。


リムに残っているシーラントをショップペーパーでキレイに取り除きます(場合によっては水洗いしようと思っていたけどその必要はないみたい)。


次にホイールに新しいタイヤを装着します。ちなみにイクシオンプロUST2は前輪と後輪でタイヤの回転方向が逆になるので注意して装着。


タイヤの両サイドを指で挟んでちゃんとリムに収まっているかどうかを全周確認した後、エアポンプで空気を入れます。4barほど入れたところでビードが上がる音が ”パン、パン” と2回しました。
念のため、6barまでエアを入れます。


その後、サイドウォール(右左両面)のラインが完全に見える状態になっている(ビードが上がっている)かどうかを確認。問題ありませんでした。


次はシーラントを入れる作業です。

今回使用したのは、MAVIC純正のシーラント(ホイールを買った時に使った残り)、amazonで購入したインジェクター(バルブコアツール付きで1000円。多分中華製)です。



まずは先ほど入れたタイヤのエアを抜き、バルブコアツールでバルブコアを外します。


次にインジェクターにシーラントを30ml強入れ、バルブにホースを差し込んで注入していきます。


※シーラントがスムーズに入るようバルブの位置は最下点よりも高くしておきます。


15mlまでは順調に入ったものの、そこから入らなくなりました。注射器のノブを押しても入る気配がありません。

色々調べた結果、インジェクターの開閉バルブが詰まっている?ような感じ。そこで開閉バルブを取り外してインジェクター本体とホースを直接繋いで入れてみます。


今度はうまく行きました♪ 単純な機構の開閉バルブなのに、流石中華製ですね...(^_^;)


シーラントを全部注入し終ったら、バルブ内部を綿棒でキレイにし、バルブコアを挿入。

MAVICアプリの推奨空気圧(私の体重、車重、使用するタイヤ等を考慮した後輪の最適空気圧)である5.5barまでエア入れ、車体にホイール(後輪)を取り付け、2分ほど後輪を回してシーラントをタイヤ内部に行き渡らせればタイヤ交換作業は全て完了です。


クリンチャータイプのタイヤ交換は3回やった経験があるものの、チューブレスは初めてだったので若干不安はありましたが、インジェクターの不具合を除けば特に難しいところはありませんでした。クリンチャータイプのタイヤ交換よりも、タイヤが嵌めやすかった分簡単でした。

明日乗ってみて、問題が無いか最終確認する予定です。


ここからはおまけ。

以前Tern Eclipse P20に付けようと思って購入したクランクキャップ(クランクボルト)をInfinitoに取付ようと、シマノの専用ツールでクランクキャップを外そうとしたのですが中々外れません。


ここは締め付けトルクが0.7〜1.5N・mなので簡単に外れるはずなのですが普通に回しただけでは何故か外れません。そこで専用ツールをシリコンラバー(ビンの蓋外し)で掴んで力一杯回したらようやく外れました...(^_^;

ビアンキの組み立て時のミスなのか、あるいはサイクルベースあさひがやらかしたのかはわかりませんが、素人じゃないんだから、シマノの指定トルクで正しく取り付けておいて欲しいものです。


まあ愚痴は置いておいて、新しく取り付けたクランクキャップがこちら。ロゴのCV(CounterVail®)の赤色に合わせました。差し色になって良い感じです♪

Bianchi Infinito CV Disk:カセットスプロケットの入れ替え、そして初めてのパンク...(T_T)

Tern Eclipse P20(F:50/34T, R:11-34T)に取り付けていたシマノカセットスプロケットは、10速ハブを11速化できるという超便利なものですが、11-34T(11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34T)しか選べませんでした(他の歯数のセットがない)。

ロー側の34Tとかいらないのにと思っていたけど、実際使ったのは試しに登ってみた激坂(サイコンでは18%を超えていた)だけで、やっぱり普段は必要ありませんでした。

一方トップ側ですが、何回か長い下り坂で入れたことはあるものの、11Tはほとんど使用しませんでした(平地でこれを踏める脚が無いので使えないというのが正解)。

その上については、13Tはたまに使う、15Tは割と使う、17Tはよく使うという感じだったものの、この3つの歯数が一つ跳びだったので変速時のギャップが大きく(15Tだとちょっと重いけど17Tにすると軽くて回りすぎ、みたいな)、16Tと14Tがあったらいいのにと思っていました。

そんなこともあってMAVIC Cosmic SLR 45には、P20に付けようと思って買ったけど付かなかったので死蔵していた11-30T(11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30T)を付けたのですが、実際に使ってみるとどうもイメージと違うのです。

具体的に言うと、普通に走った場合15T以下のギヤを使う機会が無いのです。P20だと15Tは割と使うし13Tもたまには使っていたにもかかわらず、Infinitoだと17T止まり。

フロントはどちらも50/34Tだし平均スピードは3kmほど上がっているのに何か変。


直ぐに思い浮かんだのはタイヤ径の違い。
P20は16インチ、Infinitoは700cなので、同じ距離を進むために必要な回転数は計算するとP20の方が7%程多くなります。

でも、例えば20Tの7%は1.4Tにすぎないので、それだけでは使うギヤ範囲の違いを説明できなさそう。


では他に何が違うかとよく考えた結果、思い出したのがクランク長の違い。
Infinitoは170mmですがP20は172.5mmをつけていました。クランクが長い方が必要なトルクは小さくなるので、その分小さい(重い)ギアを踏めるのかなと。

一方P20の方がペダル回転円周は長くなるのでケイデンスは上げにくくなります。Infinitoの方が平均ケイデンスが高くなった要因の一つかもしれません。

この2つで全て説明できるのかどうかわからないけど、自分的には納得しました。


となると、多少余裕をみたとしても11-13Tなんか使わなそう、というか私の貧脚では使えなさそう。
だったらInfinitoに標準で付いていた11-32Tの方が使いやすいのではないかと思ったのです。

  • 11-30T: 11-12-13-14 -15-17-19 -21-24-27 -30T
  • 11-32T: 11-12-13-14 -16-18-20 -22-25-28 -32T

11-14Tは同じ構成なので置いておきます。またローギアも一旦置いておいて残りの6枚の構成を見てみます。

11-30Tでは15Tから27T、11-32Tでは16Tから28Tと、11-32Tの方が歯数が1つずつ大きくなっています。6枚の歯数差は同じ構成なので、使い勝手は変わらないけど単純に歯数が1つ増えた分軽く踏めそうです。

11-30Tでは今のところ17Tまでしか使えてないけど、15Tよりは16Tの方が使える可能性が高いという意味では11-32Tの方が使えるギアが増えて良さそうだし、貧脚の私にはローギアが32Tの方がいざというときに助かるかな...。


と言うことで、MAVIC Cosmic SLRのカセットスプロケットを純正ホイール(フルクラムRacing5)についている11-32Tに交換しました。


作業終了後、早速試乗です。

走ったのは平坦でスピードが出しやすいコースですが、17-19-21Tよりは18-20-22Tの方が私の貧脚には合っているし、また16Tも頑張れば使えそうなので目論見通り使えるギアが1枚増えました♪

今回は上り坂を走っていないので軽いギアについては試していないものの、先日11-30Tで短いヒルクライムをした際にはヒーヒーいいながらも何とか27Tで登れたので28Tの方がもう少し楽に登れると思うし、いざというときに32Tがあるのは心強いです。

25kmほど試乗した結論としては、やっぱり11-32Tの方が今の私の脚には合っているようです♪



この結果に気をよくし、あと15km程走って家に帰ろうと思った矢先、後から「プシュー」という音が!

何事かと思い、頭を下げて左後方を見ると白いものが盛大に吹き出してます。

「パンクした!」と思って慌てて路肩に停めてタイヤを見てみると、やっぱりシーラントが吹き出していました。

「参ったなぁ」という気持ちが半分、「チューブレスタイヤの本領発揮!」という期待半分で見ていたのですが、トレッド面からの吹き出しは直ぐに収まったものの、サイドウォールからの吹き出しは中々止まりません。

仕方がないのでツールケースに入れていたウェスでしばらく押さえてみました。

エスを取るとシーラントの吹き出しは収まったものの、タイヤを押してみると空気がほぼ抜けています。

ツールケースから携帯エアポンプを取り出しエアを入れてみたところ、ある程度エアが入るとまたシーラントが少し吹き出してきます。どうやら完全には塞げないようです...(T_T)

トレッド面のパンクはチューブレスの能書き通り対応できても、サイドウォールは厳しいということですね。

どうしようもないので自宅に戻ることにしたのですが、エアが抜けた状態で走るとホイールを痛めそうなので、自宅までの間に2回エアを補充し、何とか辿り着きました。


自宅に着いてから再度エアを入れてみたけど、やはりシーラントの吹き出しは止まらないのでこのタイヤはもうダメかな...。

「まだ買ったばかりなのに...(T.T)」


とりあえずシャワーを浴びて汗を流した後、(心で泣きながら)amazon楽天、Yahooショッピングのサイトを探してみたけれど、イクシオンプロUST2の28cはどこにも在庫がありません。25cはあるけど28cはどこも在庫切れ。

だったら海外サイトはどうかと思ってBikeINNを見てみたところ、在庫はあるんだけどメーカー流通政策により日本には出荷できないとの表示が!これは並行輸入対策ですね。

個人的に並行輸入対策は否定しませんが、それをするなら日本国内での在庫切れは起こさないで欲しいわけです。前回(MAVIC Cosmic SLR 45を買った時)は何とか確保できたけど、今回は前回購入したお店も在庫切れです。

ショッピングサイト/モール系は全て在庫無しだったので、単独で展開している自転車オンラインショップを探してみたところ、ホームページ上では「在庫あり」になっているお店をようやく発見!

直ぐに電話したけど全然繋がらないのでトップページを見てみたら、(24日土曜日は)臨時休業で営業は26日(月)からでした。

最悪在庫がないことも考えられるので(在庫有りになっていたのに実際には在庫がなかった経験は何回かあります)、M-2でMavic以外の候補として薦められたピレリIRCの28cに交換することも視野に入れつつ、まずは月曜日を待つことに。



そして本日11時。開店時間を見計らって電話してみたところ、ホームページの記載通り在庫はあるとのことでした!(素晴らしい!)

直近必要なのは1本だけだけど、今後のことを考えて2本注文しました。明日届く予定なので、届いたら直ぐにタイヤ交換するつもりです。

チューブレスタイヤの交換は初めてだけど、必要な器具・シーラントは揃っているので何とかなるでしょう。そのレポートは次回にでも。

Bianchi Infinito CV Disk:ステムをFSA OS99(80mm)に交換

火曜日のお昼前にM-2の松田さんからステム入荷の連絡があったので、午後に取り付けてもらいに行ってきました。

今回は自宅からInfinitoに乗って行ったのですが、猛暑のせいで直ぐに汗が噴き出してきます。お店(自宅から7kmくらい)についた頃には上半身汗だく状態でした。


ステム交換作業は30分ほどで終了。

松田さんが選んだステムはFSAのOS99と言うモデルでした。アルミとカーボンのハイブリッドで、モノコックカーボンボディのK-FORCE LIGHT(100mm:193g)よりも軽く(100mm:125g)、重量バランスを考えてこちらにしたそうです。

アルミの軽量なボディをUDカーボンでラッピングした軽量ステム。FSA独自のCSI技術は、通常のアルミカーボンとは違い、薄いアルミとカーボンがお互いの良い部分を取り入れ軽量化、剛性の両方を獲得したハイブリット素材。強度、振動吸収性に優れルックスも高級感あるカーボンステムです。


交換前の純正ステムがこちら。


交換したFSA OS99 がこちら。ステムとともにヘッドセットとスペーサーも交換。


丸みをおびた純正ステムからやや無骨な雰囲気になり、ヘッドとフレームの接合部のつながりにやや違和感(連続性がなくなったため一体感が薄れた)があるものの、個人的にはさほど気になりません。


重要なのはライディングポジションへの影響です。純正の100mmだと腕が伸びきって無理をしている感じだったのが、ステムを20mm短くすることでどこまで変わるものか?


支払いを済ませて自宅に戻るべく漕ぎ出して直ぐに違いがわかりました。これまでよりも全然楽です。
腕を突き出していた感じがなくなりゆとりができました♪
上半身の前傾具合がやや小さくなったのでペダリングもしやすくなりました!
純正よりも明らかに姿勢が楽になり、リラックスして走れる感じがします♪

帰路の7km(ほとんどが初めて走る道)ではステムの振動吸収効果はわからなかったので、これについては後日、普段走るコースの荒れた路面で確認してみましょう。


一方サドルについてですが、やっぱり漕いでいるうちにポジションが前にズレてきますね。少し前に出した方が良さそうな気がするので、これも後日試してみようと思います。


なおスペシャライズドのフィッティングサービス「BODY GEOMETRY Fit with RETUL」ですが、新しいステムに交換したので早速予約を入れました。

M-2の松田さんにもその旨話してあり(松田さんも自身の勉強のために以前受けたそうです)、その結果を基にしてハンドルをどうするか相談する予定です。

Bianchi Infinito CV Disk:サドルをS-WORKS POWER WITH MIRROR SADDLEに交換

Bianchi Infinito CV DiskのサドルをS-WORKS POWER WITH MIRROR SADDLEに交換しました。

これまではTern Eclipse P20で使っていたSELLE ITALIA C2 GEL FLOWを暫定的に移植して使っていましたが、折角なのでサドルは新調するつもりで検討していました。

最初は乗り心地の良さで定評のあるISMのPL1.1(Prologue)とかいいかなと思っていたものの、


検討の結果 fi'zi:k ANTARES VERSUS EVO 00 ADAPTIVEとS-WORKS POWER WITH MIRROR SADDLEが最終候補となり、悩んだ結果POWER WITH MIRRORを選択。

www.specialized-onlinestore.jp


どちらも3Dプリンターで成形される次世代モデルと呼ばれるサドルで、座面の密度(座った時の圧力)分布を最適化して快適な乗り心地を実現しています。

調べてみたら金沢にスペシャライズドのコンセプトショップがあり、座骨サイズの測定をして適切なサイズ選択ができるとのことだったので、スペシャライズドの方を選びました。

ただPOWER WITH MIRROR は楕円形のカーボンレールを採用しているため、全てのシートポストに必ず取り付けられるとは限らないようです。
Infinitoの櫓を見た感じでは楕円形状でも大丈夫そうなのですが、確信がなかったので櫓とレールの取付部の写真を何枚か撮ってお店(スペシャライズド金沢)を訪問しました。


※写真はスペシャライズド金沢のホームページより拝借


女性のスタッフさんが対応してくれたので、座骨サイズの測定をしてPOWER WITH MIRRORを購入したいけれど、自分のバイクに取り付けられるかどうかわからなかったので写真を撮ってきた旨伝えました。

とりあえず座骨サイズの測定をしましょうということで専用のツールで測定した結果104〜109cm(3回測定)という分布範囲だったので、サイズは143mmが良いそうです。

在庫はあるそうなので次に写真を見てもらったのですが、「多分大丈夫だとは思うけれど、この形状の櫓は一部加工が必要な場合があるため、できれば実車を持ってきて欲しい」とのこと。

「面倒だなぁ...」とは思ったものの安い買い物ではないので、万が一のことを考えて翌日に自転車を持ってくることにしました。


そして翌日曜日、スイスポにInfinitoを積んでお店を再訪。

工房に自転車を運び入れて待つこと30分。ようやくPOWER WITH MIRRORが取り付けられたInfinitoが工房から出てきました♪

初見ではやっぱり加工が必要だと思われたものの、仮付けして検討してみたところ問題無さそうとのことで、結果的には無加工にて取り付けられたそうです。


とりあえず標準的な位置と角度にて取り付けたとのことで、実際に乗って具合をみてみたのですが、正直良くわかりません。SELLE ITALIAとは形状がかなり異なっているので(POWER WITH MIRRORは流行のショートノーズで座面幅もSELLE ITALIAより広い)どこに座れば良いのかがわからないのです。

スタッフさんは「座骨がサドルの広い部分に乗るように座るのが基本です」と仰るのですが、実際に座ってみてもその感覚がイマイチ良くわからない感じ。

やっぱり座っただけでは良くわからないので、暫く乗ってみて自分で試行錯誤してみることにしました。


実はスペシャライズド金沢では「BODY GEOMETRY Fit with RETUL」というスペシャライズド独自のフィッティングサービスを行っているので、近いうちにそれを受けることにし、その際サドルポジションについても調整してもらうことに。

スタッフさんからは「予約していきますか?」と言われたのですが、M-2にお願いしているステムがまだ届かないので、後日あらためて予約を入れることにしました。


その後、折角金沢までバイクを持ってきたので海岸沿いの道を走ってみることに。スタッフさんに相談したところ「健民海浜公園の駐車場に停めるとよいです」とのことだったので、Infinitoをスイスポに積み健民海浜公園を目指したのですが、駐車場の入口にはクルマの長蛇の列が!どうもプール利用者の列のようです。

流石に待つつもりはなかったので、近くで停められる場所を探すことにしナビを頼りに近所をウロウロ。結果、野球場の駐車場があったのでそこに停めさせてもらうことに。

Infinitoをクルマから降ろし、前輪を取り付け、着替えをしていざ出発。

iPhoneGoogle Mapを見ながら海岸沿いの道を目指したのですが、海岸に向かう道の途中で砂地が現れました。乗り入れた瞬間「これはヤバイ!」と感じて直ぐに降車。舗装道路用のタイヤではとてもじゃないけど走れません。

仕方がないので自転車を押して海岸を目指したのですが、これが後々面倒なことに...。


50mほど自転車を押していくと海沿いに舗装道路が現れました。どうやら自転車と歩行者のみ通行可能な道のようです。

この道路の終点まで行って戻ってくるつもりで走り出そうとしたものの、クリートがペダルに嵌まりません。先ほどの砂地を歩いたせいでクリートに砂が入り込んでしまってペダルが嵌まらないのです。

シューズを脱ぎ、クリート内の砂を取り出すべくアスファルトに叩きつけるものの、グリスアップしてあることもあってなかなかキレイになりません。暫く悪戦苦闘した結果、何とかクリートがペダルに嵌まるようになったものの、以前のようにスムーズには嵌まらず、ガリガリという感触があります。

とは言え乗れるようにはなったので、いざスタート。


最初は割と快適だったのですが、暫く走ると砂が浮いている場所が出現。砂に乗るとグリップ感が急に無くなり、バランスを崩すと一気に転倒しそうな感じがして怖くて仕方ありません。

できるだけ砂が浮いている箇所を避けながらしばらく走ったものの、終点までの半分くらいまで行ったところで道が完全に砂に埋まっている場所が現れたため降車。

押して行けば先ほどの二の舞になるため、諦めてクルマに戻ることにしたのですが、同じ道を戻るよりは自動車が走っている舗装道に出た方が走りやすいので、Google Mapを見ながら舗装道を目指します。

ただその道に辿り着くまでの間に再び砂地が現れたため、結局は再度クリートから砂を追い出す作業をすることになったのですが、その後は舗装道だったので快適に走ることができ、問題なくクルマまで帰り着きました。

あわよくばPOWER WITH MIRRORのシッティングポジションの試行錯誤をしたかったのですが、とてもじゃないけどそんな余裕はなく、その日はよくわからないまま帰宅することに。


翌日。クリートの掃除を行った後、シッティングポジションを探るべく20kmほど走った結果、何となく感触はつかめてきたものの、走っているうちにどうしてもポジションが前にずれてきてしまいます。シートを少し前に出した方が良さそうなんだけど、近々ステムを交換する予定なので、シート位置調整はその後で行うことにしました。

ただ座骨を座面にしっかり載せる感じで走ると、確かにお尻も痛くならなさそうな感触はあるので、ステム交換後が楽しみです♪