ヘッドホン&イヤホン再生環境の音質向上策として実施した2つのうち、仮想アースについては前回のブログに載せた通り「少し効果があった」という結果でした。
そしてもう1つ行ったのがR7とK9 Pro ESSとの間のUSB接続にガルバニックアイソレーションを施すというもの。
具体的には、以前MacBook Pro〜Sonica DACでヘッドフォンシステムを構築していた際に音質向上策として導入したiFI iGalvanic3.0(生産完了製品)を使ってみます。
その時は効果がよくわからないという結果に終わり、その後メインシステムで使っていたもののMA1 DACのアップデートによってDACのUSB入力自体にガルバニックアイソレーション機能が内蔵されたため、iGalvanic3.0はお蔵入りとなっていました。
過去の経験から正直あまり期待はしていなかったけど、大した手間ではないのでやるだけやってみるかという感じです。
接続にはUSBケーブルが2本必要となり、1本は今使っているAIM UA3で決まりですが、もう1本をどうするか少し悩みました。
メインシステムに使用しているもう1本のAIM UA3を持ってくることも考えたけど、そうするとメインシステムでネットワーク再生ができなくなるので気が進みません。
いくら休眠中とは言えども使いたくなったらいつでも使えるようにしておきたいのです。
※仮想アースは無くても音は鳴るのでメインシステムから流用しましたけど、ケーブルは...ね。
手持ちのUSB(A→B)ケーブルで音が良さそう(好き)なのはWireWorldのSilverStarlight6なのでストックケースを探してみたのですが、何故か見当たりません。
以前Luxmanのヘッドホンアンプを売却する際に箱を開けたら見つからなかった電源ケーブルが入っていたことがあるので、クローゼットに置いてあるNT505、Z1ES、OPPO 105JPの箱も開けてみたけれどありませんでした。
その他の可能性がありそうなところも調べてみたけど見つからないので、諦めてAETのUSBケーブルを使うことにしました。
接続はこんな感じです。
◾️FiiO R7〜AET EVO-0508〜iGalvanic3.0〜AIM UA3〜FiiO K9 Pro ESS
iGalvanic3.0もAETのUSBケーブルもしばらく通電していなかったので、半日ほどシステムエンハンサーをリピート再生してバーンインしました。
そして夜に聴いてみたのですが、ビックリするほどでは無いものの思っていた以上に効果がありました!
具体的には次の通り。
- 楽器の音の一つ一つの存在感(明瞭感?)が増した
- 楽器の音が空間から浮き出る感じで鳴る
- サウンドステージが少し広がったように感じる
- 全体的に透明感が上がり、ピアノやヴァイオリンがより綺麗に響くようになった
- 中低音の音の厚みが少し増した?
以前メインシステムにiFI iPurifier2を導入した時と同じような印象だけど、あの時よりは効果が少し弱い気がします。
でもそもそも期待していなかっただけに、「ヘェ〜、やるじゃん!」って感じ。
中低音の音の厚みが増したのはAETのUSBケーブルの影響かもしれないけど、残りの4つは間違いなくiGalvanic3.0の効果でしょうね。
その後3日間、色々なジャンルの楽曲を聴いてみましたが、導入前の方が良かったと思った楽曲は無かったし、半分以上の楽曲は音が良くなったと感じたので、ガルバニックアイソレーションという音質向上策は奏功したと言って良いでしょう♪
以前使った時は効果がわからなかったiGalvanic3.0ですが、使う機器が変われば結果も変わるということですね。