MA1 DACのアップグレードについては以前の記事で紹介しましたが、このアップグレードの効果は本当に大きいです。実はDACを買い換えたいなという気持ちが少しだけあったのですが、完全になくなりました。EMMブランドに比べてMeitnerブランドの方は(中途半端な感じもあってか)あまり人気がないのではと思うのですが、V2になったMA1は(個人的には)とてもお薦めです。
今回のアップグレードで特に驚いたのは、USB入力の音の向上です。もちろんSPDIFの方の音も良くなっているのですが、以前は感じていたUSB入力とSPDIF入力の音の差をほとんど感じなくなりました。USB入力回路はガルバニックアイソレーションの追加も含めて一新されているので、その恩恵が大きいということでしょう。
以前はZ1ESをソースにした場合は情緒的な表現がやや苦手で、OracleソースよりもHi-Fi寄りの音調になっていました。乃木坂46、欅坂46などのJ-POPを聴いている際にはさほど気にならないのですが、クラシック〜特に弦楽器の音を聴くと「やっぱりOracleとは違うなぁ...」と感じてしまうのですよね。
それがV2アップグレード後は、しなやかさの表現力にはまだ差があるもののOracleとの差がかなり無くなってきたように思います。なので最近は(BGMとしてではなく)ちゃんと聴く場合もZ1ESを使うことが多くなりました。やっぱりCDを入れ替えるのは面倒なので。
あと、これはちゃんと言及しておきたいのですが、ここまでZ1ESの音が良くなったのは、MA1 DACのアップグレードのお陰だけというわけではなく、AIMのUSBケーブル(UA3)の貢献も大きいということ。それまで使っていたAETのケーブルに比べると明らかに音の表現力が上がりましたから。
個人的にはWireWorld SilverStarlight USBも好きな音だけど、どちらか選ぶならAIMのUA3の方ですね。その位気に入っています♪