東京にいた時はEdition8とともにメインヘッドフォンとして使っていたゼンハイザーHD800。
ヘッドフォンシステムの置き場所がない現在、就寝時にはワイヤレスイヤホンを使うことが日常化していましたが、昨年末に久しぶりにEdition8をWM1Zで聴いてみて「やっぱりヘッドフォンは良いな」と思ったと同時に「WM1Zでも結構鳴らせるものだな」と感じました。
だったらHD800も鳴らしてみたいと思ったものの、純正ケーブルで3.5mmに対応しているEdition8と違い、HD800は6.3mmのステレオ標準プラグとXLRプラグ(バランス駆動用)のケーブルしか持っていません。
※Edition8は3.5mmのプラグに6.3mmのアダプタを被せることで両方に対応できるケーブルになっています。
もしWM1ZでHD800をちゃんと使うのであればHD800用プラグ〜4.4mm5極プラグのケーブルを導入するのですが、インピーダンス30ΩのEdition8は鳴らせても300ΩのHD800は鳴らせない(十分に駆動できない)かもしれません。
そのようなリスクがある状態でそれなりの価格のケーブルを導入するわけにもいかないので、まずはどの程度鳴らせるかを試してみることにしました。
HD800付属のケーブル(6.3mmステレオ標準プラグ)を使うため、amazonで6.3mm→3.5mm変換ケーブルを購入し、
HD800をWM1Zの3.5mmステレオ端子に繋いで聴いてみました。
一番懸念していた音量については、J-POPやJazzは70〜90(Max 120)くらいで、クラシカルは100〜110くらいで十分な音量が得られました♪
ただし低音はヘッドフォンアンプ(P-700u)でバランス駆動していた時に比べると力感が落ちるし、音の繊細さや解像感も今ひとつな感じ。
もちろんWM1ZでP-700uと同じクオリティの音が鳴らせるとは思っていないけど、Edition8は結構良い感じで鳴らせたのでやや腑に落ちません。
やはりP-700uの時はバランス駆動で、WM1Zではアンバランス駆動なのが原因の一つのような気がします。
それを確かめるには4.4mm5極プラグのケーブルが必要なので、HD800用プラグ〜4.4mm5極プラグのケーブルをamazonで調べてみたのですが、良さそうなやつは3万円前後するし、1万円以下のものはほとんど中華製の聞いたことが無いブランドのやつばかりで、どうもピンと来ません。
仮に1万円以下のやつをテスト用として買った場合、HD800がWM1Zで鳴らせそうだった時は改めて別のちゃんとしたケーブルを買うことになるのでテスト用は無駄になります。
一方、最初からちゃんとしたケーブルを買った場合、WM1Zでは厳しそうと言う判断をした場合はその投資が無駄になります。
どちらかを選ぶとすればちゃんとしたケーブルを買う方だとは思うものの、どうにも吹っ切れずに他の手段はないかを考えて思いついたのが、XLRプラグを4.4mmプラグに変換するというやり方。
これなら以前HD800に使っていたフルテックのバランスケーブルをそのまま使えるので音の比較もしやすそうです。
と言うことで、今度はXLR(メス)〜4.4mmの変換ケーブルを探してみたところ、手頃なやつがありました♪
CABLECRAFT音光堂というショップが製作したもので、モガミのケーブルとノイトリックのプラグ(XLRのみ)を使用しているので変な癖はなさそうだし、何より聞いたこともない中華製より信頼できます。
雪で配送が遅れなければ明日届く予定なので、夜に聴いてみたいと思います♪