memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

ヘッドホン&イヤホン再生環境再構築② 〜 HD800用の新しいケーブルを導入

briareos.hatenablog.jp

先日、HD800をZW1Zでバランス駆動した音を試してみるためXLR〜4.4mmプラグ変換ケーブルを購入しましたが、音は問題なかったもののケーブル途中にXLRプラグが4個も入るため取り回しが非常に悪く、日常的に使用するのは無理だと判断しました。

そこでHD800用の新しいケーブルを購入することにしたのですが、導入するコア機器は3つのヘッドホン端子を備えています。

  • 6.35mmヘッドホン出力
  • 4.4mmバランスヘッドホン出力
  • 4ピンXLRバランスヘッドホン出力

つまりバランス駆動には4.4mmも使えるし、4ピンXLRも使えるのです。

HD800用のケーブルはどちらの端子のものも販売されているので少しだけ悩んだけど、最終的には4.4mmにしました。理由は4.4mmならWM1Zでも使えるから。

コア機器のバランス出力は、

  • 630mW(300Ω / Ultra highゲイン)

となっていて、WM1Zの

  • 250mW + 250mW(16Ω / Highゲイン)

よりも出力がかなり大きいので駆動力も高いはず。

それ故、新しいコア機器の方がHD800を鳴らしやすそうですが、音の質感については当時のハイエンドDAPであるWM1Zに分があるような気もするんですよね。

最終的にどちらを選ぶかは試聴して決めるにせよ、WM1Zでも使えるケーブルにしておかないことには比較ができませんからね。


と言うことでamazonビックカメラヨドバシカメラ、eイヤホン、FUJIYA AVICのサイトで3万円以下のHD800用4.4mmバランスケーブルを探した結果、Geekria Apollo 6N 単結晶銅表面銀というやつにしました。

Geekriaなんてブランドは聞いたことがなかったので調べてみたところ、カリフォルニア・クパチーノに本拠地を置くヘッドフォン関連のアクセサリー専門メーカーでした。ただし製造は中国で行なっているとのこと。

このケーブルにした決め手の一つは 6N 単結晶銅の表面に銀コーティングした線材を使っていること。
推測だけどWM1Zと新しいコア機器は音の傾向が結構違う気がしているので、それぞれの特徴を引き出す意味でケーブルであまり変な色付けはしたくないという思いがある一方、個人的には銀の音が好きなので、このくらいの線材がちょうどいいかなと思った次第。

もう一つは8コアの編込み構造であること。
ノイズ抑制、スケール感向上といったメリットが期待でき、イヤホンで使うにはケーブルが太く重くなって使いにくいけど、ヘッドホンだったら問題ありませんからね。

それと写真からの印象でしかないけど、作りが丁寧な感じがしたので、これがいいかなと。

アメリカの製品なのでamazon.comで輸入した方が安いかもと思って調べてみたら、$228.99に送料$34.76で計$263.75になるから、意外にも日本のamazon(26000円)で買った方が圧倒的に安かったです。


昨日届いたので10時間ほどバーンインして聞いてみました。


※編込みタイプのケーブルなので、取り回しは抜群に良いです♪


ボーカル帯域にベールがかかった感じだし、繊細な音の表現も今ひとつなので、まだまだエージングが必要ですね。

金属系の音なんかは少し煌びやかな響きが乗っているので、もしかしたら想像していたよりも銀コーティングの影響が強いかもしれません。

フルテックのバランスケーブルよりは僅かに温度感が高く柔らかな音のように思いますが、これってWM1Zの特徴でもあるので、そういう意味ではフルテックよりニュートラルなのかも。

とりあえずは、早く本来の音になるようエージングを進めたいと思います♪