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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

スイフトスポーツのドレスアップ&カスタマイズ #19-② 〜モンスタースポーツ・パフォーマンスダンパー

昨日、スーパーオートバックス富山南店にてモンスタースポーツ・パフォーマンスダンパーを取り付けてもらいました。

13時から作業を開始し、16時半くらいに作業完了。
作業見積もりでは3時間でしたが、少しオーバーしましたね。

担当していただいたのはピット長のOさんで(奇しくもカルバン富山本店でお世話になったOさんと同じ苗字。何か縁があるのかもしれません)、初めて装着するパーツだったので取り付け方法を事前にメーカーに確認して作業されたそうです。

作業完了時にOさんから「良い経験になりました。またパーツを付ける時はぜひご相談ください」との声をかけていただきました。
恐らくですが、普段オイル交換やナビ等の電装品取り付け作業がメインになっている中、メカニックとして純粋に楽しめた作業だったのだと思います。


なお3時間予定の作業の間、店舗で待っているのは苦痛なので、事前にスーパーオートバックスでレンタカーを予約してあり(3時間880円のパック)、自宅に戻って待っていました。
それ故パフォーマンスダンパーを取り付けた状態を自分で撮影することができなかったので、お店の方にお願いして撮ってもらった写真がこれ。


※ボディの黒い部分に横に走っていて左側に白っぽいラベルがついているやつ。


※2本のマフラーテールの間に取り付けられています。フロント用とは逆に右側にダンパー部があります。
※3枚目の写真は、4輪接地状態で昇降できるリフトを使って1Gトルク締めが完了した後(1〜2枚目)、通常のリフトに移動しフロントのアンダーカバーとリアバンパーの取り付け作業を開始する時に撮影。

残念ながらファイルサイズが小さくて画質も悪いですね。

実はデジカメ(SONY RX100)を持っていっていて「これで撮ってもらえませんか?」とお願いしたのだけれど、「申し訳ありませんが...」と断られました。
RX100だったらもっとキレイに撮れたのに...。


パフォーマンスダンパーの謳い文句の中には「交差点をゆっくり曲がる際や駐車場から出る瞬間だけでも、その違いを感じていただけるはずです。」というものがあるので、自宅に向かってスイスポをスタートさせた時には期待していたのですが、正直なところ違いは全くわかりませんでした。

しかしながら、県道に出てしばらく走っているとこれまでと違う点が段々明らかになってきました。
少し遠回りして自宅まで走った感想、そして今日の午前中に試走してみた感想をまとめるとこんな感じ。

◆振動吸収力、乗り心地の向上

  • ボディへの突き上げの角が丸くなり、振動の収束が速くなった結果、身体が感じる振動が少なくなる(=乗り心地が良くなる)という感じ。サス自体は何ら変わっていないので「柔らかいサスに替えた」というのとはフィールが異なっていて、ちょっと独特な感じがあります。
  • 道路の部分工事の結果、右タイヤと左タイヤの接地面の凸凹具合が異なるような路面での振動吸収が一番違いが分かりやすかったかな。
  • これは昨日SA富山南店を出る時、そして今日自宅を出る時の両方で感じたことだけど、コールドスタート直後はあまり効果を感じないけど、しばらく走らせていると徐々に効果が出てくるような気がしました。自宅から表通りに出る間の路地を走る時の感触が、自宅をスタートした時と、試走を終えて自宅に戻ってきた時とでは違うんですよね。明らかに試走後の方が当たりが柔らかく感じます。

◆直進安定性

  • そもそもスイスポは直進安定性が良いので特段感じることはなかったけど、ハードブレーキング時の安定性(車体が真っ直ぐにスッと止まる)は増しました。
  • ウェット路面での高速走行時の安定性については、今度機会があれば試してみます。

◆ステアリング操作時の安定性

  • 最も違いを感じたのがステアリング操作時の挙動です。一番分かりやすかったのが、高速レーンチェンジ時の揺り戻しの少なさ。ステアリングを切って素早く戻す時のボディの揺り戻しが小さく、スッと収まります!
  • これはちょっと理由がわからないのですが、コーナーでステアリングを素早く切った時、これまでだと間髪おかずにノーズが入っていった(挙動がクイックだった)のが、僅かに遅くなった気がします。何度も試してみたけど同じように感じました。
  • しかしながらそこからさらにステアリングを切り増して行くときの挙動はリニアで、スイスポの特徴でもある「切っただけ曲がる感じ」は損なわれていません。飽くまで「切り込んだ瞬間」だけが違う感じ。
  • そしてレーンチェンジ時と同様に揺れがすぐに収束するので、あたかもロールが小さくなったように感じました。これまでの挙動に慣れているので、なんか不思議な感覚です。


想像していたのとは違ったけど、パフォーマンスダンパーには明らかな効果がありました。
街乗りでも一定の効果はあるけど、高速走行時(サーキット走行時)の方がより効果を感じやすいように思います。

ただ、この効果は他のパーツでは得られないように思うので、価格は高いけどそれに見合うだけの価値はあったと、私自身は満足しています。


ちなみに、この独特な感じ(振動のいなし方?)はどこかで似たような経験をしたような気がして、昨日からずっと考えていたのですが、ようやく分かりました。

それはアルミフレームのTern Eclipse P20から、CounterVail®(振動吸収力が従来よりも80%高いカーボン素材)を擁したBianchi Infinito CV Diskに乗り換えた時に感じたものでした。

全く同じというわけではないけれど、Ternだとフレームが軋むような突き上げを感じる継ぎ接ぎ路面を、Infinito CVは振動を滑らかにして(振動の角を丸くして)スーッと走り抜けていってくれる、「あの感じ」でした。

思い出せてスッキリです♪