memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

スイスポのアライメント調整や燃費の話など

前から気にはなっていたのですが、アルミホイールとタイヤを交換した後、さらに気になってしまったことがありました。それはステアリングのセンターが左にズレていること。11時まではいかないけど、その少し手前くらいまでズレています。

最初に気がついたのは2月末に東京に行った際に北陸道(納車後初めての高速道路)を走った時。真っ直ぐな道なのにステアリングセンターが左にズレているのです。これが右にズレているのなら恐らく気にならなかったけど〜排水のために路面が左にやや傾いている場合が多いので、それを相殺するためにステアリングを少し右に切るため〜左というのはおかしいなと。

とは言え、ステアリングセンターがズレているという視覚的な違和感以外の走行パフォーマンス上の違和感は感じなかったのでそのままにしていたわけなのですが、ホイールとタイヤを交換した後もやっぱり左にズレていたため、気持ち悪さが増してきました。

そこで、試しにフラットな場所でステアリングから手を離してゆっくり走らせてみたところ、徐々に右方向にズレていきます。真っ直ぐ走るようにステアリングを修正しても、手を離すと右にズレていきます。

これはサスペンションのアライメントがズレているとしか考えられません。


納車2ヶ月強の新車だし、段差を乗り越えるなどサスペンションに大きな力をかけた記憶もないので腑には落ちないけど、このまま放っておくわけにはいかないのでホイールとタイヤを購入したカルバン富山本店でアライメント測定をしてもらいました。

結果は、左フロントが僅かなトーイン、右フロントが少しトーアウトになっているというもの。スイスポはフロント左右ともに0.2°のトーインが標準値とのことなので、案の定右フロントのアライメントがズレていました。

これだとステアリングを真っ直ぐにするとクルマは右方向にズレるので、真っ直ぐ走らせるためにはステアリングを左に切る必要があるわけです。

なぜアライメントがズレたのかは不明だけど、原因がわかってスッキリしました。


その後、アライメントを調整してもらったのは言うまでもありません。費用は測定&調整で19,000円、所用時間は1時間45分ほどでした。

※本来は22,000円なんだけどホイール&タイヤを購入した直後だったので割引していただけました。


アライメント調整の効果は、カルバン富山本店を出て少し走らせただけでわかりました。

ステアリングセンターが12時に合っているのは当然だけど、直進時にステアリングセンターからほんの僅か左右にハンドルを切った際の挙動(応答性)が明らかにシャープになりました♪

正直なところ、ここまで違いがあるとは全く思っていなかったので嬉しい誤算。やって良かったです♪


ちなみに何故ディーラーに持って行かなかったのかというと、ディーラーにアライメント測定機が無く、必要な場合は外部で測定するという話を以前聞いていたから。そうなるとクルマを預けなければならなくなるので、それが嫌だったというわけ。

ディーラーだったら費用はかからなかったかもしれないけど、それよりは直ぐに調整してもらえる方を選びました。




話は変わりますが、純正ホイール & ブリザックVRX2から、BBS RG-R & Michelin PS4に変えて2週間ほど乗った感想を書き留めておきます。


交換直後にも書いたけど、低速時は路面の凸凹を拾って固い感じの乗り心地です。これは変わらず。

しかしながら高速走行時は一転、固さがなくなってしなやかな乗り心地になります。単に柔らかくなったのではなくて芯がしっかりあるので安心感があります。ロードノイズはそこそこ五月蠅いけど、個人的には許容範囲内かな。

グリップ力は期待通り高く、速めのスピードでコーナーに入ってもタイヤがしっかり路面を捉えてくれて不安は微塵も感じないし、ブレーキの効きも良くなりました。

また先に書いたように、アライメント調整後はステアリングを切り込んだ時のシャープさも増しました。


一方、予想外だったこともあります。

まず、加速感が明らかに落ちました。2速で踏み込んでいった時の加速感は "あれっ?" っていうくらい。

BBSホイールは鍛造なので純正ホイールに比較すると1.3kg/本軽くなっているけど、195→205のサイズアップによってタイヤ重量がかなり上がっている(調べてみたけどPS4 205/45/r17とブリザックVRX2 195/45/r17の重量はわからなかった)と思われるので、その影響でしょうね。


また燃費の低下も想定以上でした。195から205にサイズが上がっているしグリップ力も上がったので燃費が1〜2km/ℓ位は落ちるとは思っていましたが、高速道路走行が約7割で200km強走った後の燃費が14.1km/ℓ(タイヤ径の違いを補正した後の数値)しかなかったのには驚きました。

2月に東京に行った時の往路の燃費は、ほぼ高速道路だけだったのもあるけど18.8km/ℓだったので、4km/ℓ以上落ちていることになります。

まあ、東京に行った時は慣らし運転中で上限3000rpm縛りで走っていたし、TDI Tuningもつけていなかったのでその影響も大きいとは思うけど、高速主体で14.1km/ℓというのはいくら何でも低すぎるような...。

※明日、金沢まで行く用事があるので満タンにしてもう一度測ってみる予定。


ガソリン代がかさむのも痛いけど、ガソリンタンク容量が37ℓ(小さくてビックリ!)しかないので満タンで走れる距離が短くなるのがつらい(と言うか、怖い)です。

燃費の悪かったアルファ156(タンク容量63ℓ)でさえ高速だけなら600kmは余裕で走れたので、東京〜富山はもちろん、東京〜大阪も不安はなかったけど、14km/ℓしか走らないとなると満タンで出ても東京に着いた辺りで燃料警告灯がついてしまうから、高速を降りる前に給油しておかないと怖いです。


ただ、この燃費の低下の中にはTDI Tuningの影響が入っている蓋然性が高いので、今度TDI TuningをOFFにした時の燃費を確認してみる予定。OFFにして燃費が上がるなら、長距離を走らなければならない時にはTDI TuningをOFFにして距離を稼ぐという選択も取れますからね。


【4/17追記】
金沢の先の野々市まで高速を使って往復しました。往復ともに天候は雨で、ほぼ同じルートを使用。高速比率は約9割です。
往きはTDI TuningをON(Level 6)、帰りはOFFにし、高速はできるだけ6速:2500rpmをキープするように走った結果、往路/復路ともに燃費は13.3km/ℓでした。

この結果からわかったことは次の通りです。

  • 燃費の低下はタイヤ交換に起因するところが大きい。
  • ターボブーストがかからない領域(回転数、アクセル開度)では、TDI Tuningは効果を発揮しない。言い換えるなら燃費への影響はほぼ無いと思われる。
  • 先日の計測時よりも高速道路比率が高いにもかかわらず、燃費が0.8km/ℓ低下した主要因は、恐らく'雨'が走行中の車体への抵抗となったため。

予想とは違い、燃費の低下にTDI Tuningはほとんど影響しておらず、タイヤのサイズアップ&グリップ力アップが燃費低下の原因だったようです。

ここで言う燃費とは、高速道路をターボブーストがほとんどかからないような状態で走行した際の燃費であり、ブーストをガンガンかけて走った場合はTDI TuningをON(Level 4以上?)にしている方が燃費は低下すると思います。

今回の検証で、高速道路をそこそこ大人しく走ったとしても燃費は14km/ℓがせいぜい(上限)と言うことがわかったので、今後はそれを念頭に置いてドライブプラン&給油タイミングを考えようと思います。