2017年に導入したiPad Pro 10.5。
Macでのバックアップができないとか、液晶の色むら発生などのいくつかの理由で、昨年9月に新型のiPad Pro 11を導入したわけですが、
briareos.hatenablog.jp
実は書き忘れていたもう一つ不具合がありました。それはOSのアップデートができなくなったこと。
具体的には、OTA(On The Air)でアップデートをかけると、何らかの理由で"アップデートの検証"プロセスが終了せず、アップデートができないのです。
だったらとMacbook Pro経由でアップデートしようとすると、Macbook Pro側でiPad Pro 10.5が正常に認識されず復元メニューしか表示されないため、やっぱりアップデートできません。
そんなこともあって新型を導入したわけなのですが、今週火曜日にiPad OS15.4がリリースされたので「もしかしたら...」と思ってOTAアップデートに再トライしてみることに。
でも、やっぱりアップデートできませんでした... ( ; ; )
その際「そう言えば工場出荷状態に戻してからMacbook Pro経由でアップデートをかけるというやり方を試してないな」ということに思い至り、試してみることに。
iPad Pro 10.5を購入したときはMacbook Proで問題なく認識されていたので「もしかしたら」と思ったわけですが、予想通り工場出荷状態に戻すと昨年末に導入したM1 Pro Macbook Pro 14で正常に認識されました!
「やった!」とほくそ笑みつつOSアップデートをかけたところ、アップデートボタンを押しても画面が遷移しません。何度試してもダメでした。
工場出荷状態に戻したのに何故アップデートできないのか意味不明です。
もう諦めるしかないかなと思ったものの、ここで諦めるのも何だか癪なのでネットで調べてみたら、"アップデートの検証"プロセスが終了しないという症状が私だけではなかったということがわかりました。
そしてその対処方法(うまくいく場合もあるが必ずしも成功するわけではないという注釈付き)が記載されているサイトを発見!
ポイントは次の3つ。
- セルラーモデルの場合は適当なSIMを挿す
- アクセスガイドをオフにする
- パスコードをオフにする
この状態で再起動し、アップデートをかけるとうまくいく場合があるとのこと。
最初は「これってやったことあるような...」と思ったものの、よくよく考えてみると、
- iPad Pro 10.5をメインで使用していた時は当然SIMは挿しており、アクセスガイドも鬱陶しいのでオフにしていたけど、パスコードはオンにしていた
- iPad Pro 11の導入後は(iPad Pro 10.5はベッドサイドに置いてYouTubeとradiko専用機として利用)、アクセスガイドは当然オフだし、パスコードもいちいち解除するのが面倒なのでオフにしていたけど、SIMは挿してなかった
ということで、3つの条件が揃っていたことはありませんでした。
そこでiPad Pro 11に挿してあるSIMをiPad Pro 10.5に挿し替えて再起動した後、OTAでOSアップデートしてみたところ、何と鬼門だった"アップデートの検証"プロセスが直ぐに終了し、アップデートの実行画面に移ったのです!
そして無事にiPadOS 15.4にアップデートすることができました♪
その後、iPad Pro 11の中身を復元する形でiPad Pro 10.5にワイヤレスでコピーして作業完了。
当初は私のiPad Pro 10.5の個体の問題だと思っていた不具合は、実はそうではなかったわけです。
appleもこの不具合は認識しているみたいだけど何ら対応はないので、恐らくはapple自体も原因がわかっていないのではないでしょうか。
まあ何にせよ、アップデートする手段が見つかったので私としてはハッピー♪
ネットにつながっているiPad Proを古いOSのまま使うのはリスクがあるので、これで安心して使い続けられます♫