Synology RT6600axを導入してWi-Fi 6環境を構築したにも関わらず、M1 Pro MacBook Pro 14(2021)のWi-FiスピードがiPad Pro 11(3rd Generation)よりも遅いという問題を解決するため、いくつかの設定調整を行ってきました。
※SpeedTestアプリによる測定では、iPad Proが800Mbpsを超えるスピードなのに、MacBook Proでは700Mbps止まりでした。
最初に行ったのはWi-Fi chの最適化です。
WiFi Explorer Liteというアプリを使い、洗面所天井裏のRT2600acとMyRoomのRT6600axの使用ch、そして近隣で使用しているWi-Fiのchを確認。
それからRT2600acとRT6600axの管理画面にアクセスし、使用chができるだけ重ならないように調整しました。
※chが重ならないようにするため、RT6600axに関しては5GHzの帯域幅を160MHzから80MHzにあえて狭めました。
その結果、多少は改善されたものの期待していたほどではありませんでした。
次にRT6600axの設定項目を全て見直しましたが、改善にはつながらず。
最後にDNSサーバーをGoogle Public DNS(8.8.8.8)からCloud flare DNS(1.1.1.1)に変更してみたけど、レスポンスは少し良くなったものの速度は改善されませんでした。
もう打つ手を思いつかなかったので諦めていたのですが、昨日このような記事を発見!
一部のM1/M2チップ搭載「MacBook Pro/Air」でWi-Fi接続の問題が報告されていて、macOS 13.1で改善されるらしいのです。
そして本日、macOS 13.1がリリースされたので早速アップデートし、SpeedTestアプリで計測してみた結果がこれ。
これまでは何度計測しても700Mbpsを超えることがなかったMacBook Pro 14で、初めて800MHz近いWi-Fiスピードが出ました♪
正直言えば700Mbpsも出ていれば十分速いので、それが800Mbpsになったからと言って使用感がことさら変わるわけではありませんが、MacBook Pro本来の能力がようやく発揮されるようになったという意味で、気分はスッキリです!