先日導入したKEF Kube8bの音に関しては結構気に入っています。
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低音の量感もそれなりにあるし、密閉式スピーカーなのでバスレフのような位相のズレも気になりません。
映画を観る際、Kube8bが有るのと無いのでは音の迫力において雲泥の差があります。
しかしながらTH-55HZ2000(以下、TVと略)のイヤホン出力(カットオフ120Hz)をKube8bに入れるという運用方法においては一つ誤算がありました。
それはTVのイヤホン出力(設定画面で調整)はスピーカーの音量と連動せず独立していた、ということ。
つまりTVの音量が小さかろうが大きかろうが、イヤホン出力からは同じ音量が出るわけです。
そのため、例えばTVの音量を40にした際のバランスでイヤホン出力を定めた場合、音量が20のコンテンツの場合は低域過多となってしまうわけです〜気になっていた「コンテンツによっては男性の低い声が被り気味になる」という理由がこれでした。
従って、バランスが良い音にするためにはTVの音量(コンテンツによって最適音量はかなり異なる)に合わせてイヤホン出力も調整しなければならないわけで、これは結構面倒だなと...。
それはそれとして、適切なイヤホン出力(Kube8bの音量)に設定した場合の映画のサウンドはスケール感と同時にそれなりの立体感も出て良いのですが、いくらTVのスピーカーがDolby Atmosに対応しているからと言ってもやっぱり天井から音が聞こえるわけではなく、サウンドステージがそれなりに広くなるという程度です(於:Dolby Atomos対応ソフト)。
またリアスピーカーがあるわけではないので、結局のところ、ソフトがサラウンド音声であってもサウンドステージはTV画面の周辺に形成されるわけです。
実は私自身、映画館以外でリアルサラウンドというものを体験したことがありません。
で、思っちゃったんですよね。
リアスピーカーを設置してリアルサラウンドにしてみようかなと。
とは言っても、今更AVアンプを入れて本格的なマルチチャンネルを組むつもりなどさらさら無いので、目指すはサウンドバーを基軸としたマルチチャンネル化です。
必然、TVの内蔵サラウンドシステムは使用しないことになるけど、仕方無いですね。
思い立ったが吉日と、
- サウンドバー本体にサブウーファー出力があること(Kube8bが接続できること)
- リアスピーカーはワイヤレス接続であること(部屋の中にスピーカーケーブルを引き回したくない)
- できればDolby Atmosに対応していること
- 予算は20万円以下
- 知らないブランドは嫌
と言う条件で検討した結果、ほぼ条件を満たしていそうなものが見つかりました。
ただし、いくつか不明点があったのでメーカーサイトのチャットで質問。
Q1. 他社のサブウーファーを接続しようと思っているが、サウンドバー背面のBASS端子から出力されるのはLFEか、それともカットオフされた低域か?
- A1. 当社のサブウーファー接続用に調整してあるため、他社製品を接続した場合には故障等のリスクがあるのでお勧めできません。
Q1−2. リスクは承知しているので、出力される音声信号を教えて欲しい。
- A1-1. 出力されるのはアナログ信号です。
※オペレーターは質問の意図を理解できなさそうだったのでそれ以上突っ込むのを諦めたが、LFEかカットオフされた低域かはわからないけどデジタルではなく普通のアナログ信号であることがわかったので良しとした。恐らくはサウンドバー本体の音量に連動した低域信号が出力されていると思われるので、現在の問題点であるTV音量とKube8bの音量の個別調整という点は回避できそうだし、Kube8bのカットオフ周波数と音量を適切に調整すればそれなりにバランスは取れそうな感じ。
Q2. サウンドバー本体とリアスピーカーの接続には別途Wi-Fi環境が必要なのか、それともダイレクトWi-Fi(もしくはBluetooth)接続なのか?
- A2. Wi-Fi環境(2.4GHz/5GHz)が必要です。
Q3. TVの前にサウンドバー本体を置くとTVのリモコン受光器が隠れてしまうのでIRリピーターを使おうと思っているが、サウンドバー背面のIR端子に接続すれば大丈夫か?
- A3. 利用できます。
BASS端子からの出力に関しては要領を得ない回答だったけど、多分大丈夫そうなので、サウンドバー、リアスピーカー、専用スピーカースタンドの3点を先ほどビックカメラで注文しました。
サウンドバー本体の価格(TVの本体価格の1/3位)から考えると、TV内蔵のサラウンドシステムよりも音が良くないと困るわけですが、この手の音作りは得意なメーカーだと思うので恐らく大丈夫でしょう(て言うか、大丈夫だと信じたい)。
それに今度はリアスピーカーを使ったリアルサラウンドになるので、少なくともフロントスピーカーだけのバーチャルサラウンドよりはサラウンド感があるはずだから、今の音よりはかなり満足のいくサウンドになるはずだと期待しています。
予定通りであれば週末に届くと思うけど、何を導入するのかは次回のお楽しみと言う事で。