memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

新型ULTEGRA(R8100)の感想

一昨日にBianchi Infinito CVの新型ULTEGRA(R8100)への換装が完了した後、本日昼頃から初ライドに行ってきました。

最高気温が8℃と寒かったので重装備で出かけたのですが、足のつま先が冷たくなって我慢できなくなり、1時間ほどライドした後断念。やっぱりシューズカバーがないとダメだなと思い、帰宅してすぐにamazonで注文しました...(^_^;)

以前使っていたSIDIのシューズは厚手の靴下を履けば大丈夫だったけど、今年購入したS-worksのシューズはメッシュ部分が多くて通気性が高いために厚手の靴下だけでは寒さは防げないようです。


さて、本題である新型ULTEGRAの初ライドの感想ですが、そもそもDi2(電動シフト)のバイクに乗ったことがないので前モデルのR8050との比較はできません。飽くまで機械式のR8000との比較になりますのでご了承の程。


STIレバー

R8000がブレーキレバーとギアダウンレバーが一体型だったのに対し、R8100はギアアップレバー(スイッチ)とギアダウンレバー(スイッチ)が独立した構造になっています。加えて冬用グラブを装着していて指先の感覚(感触)が鈍いこともあり、最初はかなりシフトミス〜ギアアップしたつもりがギアダウンになっていた〜が多かったです。
ギアアップレバーには表面に凹凸がついているので素手だったら判別できると思うのですが、冬用グラブだと難しいですね。これはレバーの位置関係を身体(指先)に覚え込ませるしかないですね。
ブラケット上部の隠しスイッチはとても便利ですが、これも最初は押す場所がズレていてギアチェンジできないことが多かったです。(注:このスイッチにどの機能を割り当てるかはアプリで選択できます。私は当面、左はギアダウン、右はギアアップで使うつもり)

■フロントギア/ディレーラー

R8100ではR9200同様ギアチェンジのスピードが速くなっているのはメーカー発表で知っていましたが、実際に使ってみるとメチャクチャ速いという印象。現時点ではギアチェンジの速度は標準(注:私はケイデンスが低いのでギアチェンジスピードを速くしすぎると弊害が起きる可能性がある)にしていますが、それでこの速さというのはビックリです!

■リアスプロケット/ディレーラー

こちらはフロント程の感動はありませんでしたが、やっぱりギアチェンジが速いですね。
(これもアプリで設定変更できますが)多段変速にするとスイッチを押し続けるだけで連続してギアチェンジできます。極端な話、ローからトップまで一気にギアチェンジできるわけで、電動ならではの面白い機能だと思うけど、現実的には2段か3段でストップするようにしておいた方が良いかな。
また現在はセミシンクロモード(Fギアを落とすとリアが2段アップし、逆にFギアを上げるとリアを2段ダウンする設定。これは変更可能)にしていますが、Fギアを落としてからリアが2段アップするまでの間に少し(ワンテンポ)タイムラグがあります。このタイムラグはもう少し短い方が良いと思ったけど、恐らくギアチェンジスピードの設定と関連していると思うので、設定をどうするか今後の課題です。
それと、これまではFギアを落とす前にリアの方を先に上げていたので、F/Rのシフトタイミングが逆になって違和感がありました。もしかしたら設定で何とかなるかもしれないので、アプリの設定を探ってみようと思います。
R8100はスプロケットが12速となり、11-30Tの場合は11から17までギア(歯数)が連続しています。11速の11-30Tと比較すると単純に16Tが増えた形ですが、個人的に14〜17Tはよく使うギアなので、16Tが増えたのはギアチェンジの繋がりが滑らかになって嬉しいです。

■ブレーキ(Fディスクローターはこれまで使用していたMT900を流用)


ブレーキをかけるとジワッと効き始めるのがコントローラブルで良い感じです♪ ブレーキレバーもR8000より握りやすくなったように感じました。
またR8100ではディスクローターがMTB用のMT800となり、リアのディスクローターは160mmから140mmになっています。理論上サイズダウンにより制動力は落ちるけど(まあ、アベレージスピードが低い私にとってはほとんど影響がない)、逆にローター面積が小さくなり、さらに同サイズのロード用RT800に比べて放熱フィンの面積も小さくなっている故に横風の影響は受けにくくなるはずなので、この変更はWelcomeです♪
ただフロントにつけているMT900と放熱フィンの色(MT900はブラックでMT800はグレー。MT900の方が放熱効果が高い塗装とのこと)が違うのがちょっと気に入らないかな。なのでリアもいずれMT900に変えたいと思います。

■その他
E-TUBE(アプリ)で各種の設定やバッテリー残量の確認ができるのが便利です。まだアプリの機能全体を使いこなすには至っていませんが(特にセミシンクロ、シンクロモードの設定)、アプリで設定変更ができること自体が電動シフトならではの利点ですね。
またサイコン(私の場合はGarmin Edge830)と連動させて画面の表示項目にギアポジションやバッテリー残量などの様々な項目を自由に表示できるのはとても便利です♪


初めてのDi2はとても新鮮でした♪
ガジェット好きの私としてはアプリで各種の設定変更ができる点がお気に入りですが、現実的にはやっぱり指先の軽い操作だけでギアチェンジができることが一番のメリットでしょうね。

次は上り坂で色々確認したい〜特にトルクをかけた状態でのギアチェンジ〜と思っているけど、残念ながら明日からまた雨のようです。
天気予報だと次に乗ることができるのは木曜ですが、木曜はスイスポのタイヤをスタッドレスに交換するのが最優先事項なので〜タイヤ交換だけならさほど時間はかからないけど、外したBBSホイールとタイヤを綺麗に洗浄し、さらにコーティング処理しなければならないので結構時間がかかりそう〜現実的には次のライドは金曜日になるかなぁ。