memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

macのアプリインストール不具合に対する暫定的な対処法、そしてWalkman A35の操作反応スピード改善について

2/23にWalkman「NW-WM1A」と「NW-A30」シリーズのタッチパネル反応スピードを改善するファームウェアアップデートがリリースされました。以前の日記に書いたように、私がA35を見限ってAK70を買ったのは、ひとえにタッチパネルの反応速度が遅くてイライラするからでした。


その問題が改善するということで早速Macbook Pro 2016(以下、新MBP)にファイルをダウンロードし、A35を接続してインストールしようとしたのですが、アップデーターを起動すると「データが壊れています」というエラー表示が!
再度ダウンロードして試してみてもやはりエラーが出ます。これは以前触れた「Nikonのデジカメ用ソフトがインストールできない」不具合と根っこは同じかもしれません。


実はNikonソフトがインストールできない〜OSをSierraにアップグレードした旧Macbook Pro 2012(以下、旧MBP)でもインストールできなかった〜という不具合に関しては、常駐系アプリを終了させた上でインストールしてみたり、さらにはセーフモードで起動して試してみたりしましたが、解決はしませんでした。
ちなみにネットで調べても我が家と同様の不具合は見当たらなかったのですが、「私も同じ症状です」とのコメントをいただいたので、我が家のMBP固有の症状というわけではなさそうです。


結局原因がわからないままそのことはすっかり忘れてしまっていましたが(Nikonの代わりに他のソフトに切り替えたので実害はない)、今度はSonyのアップデーターでも同様の不具合が起きた次第。Walkmanファームウェアアップデートは是非実施したいので、これは何とかしなければなりません。


とは言え、最悪の場合は会社のWindowsPCを使ってアップデートが出来るので、Walkmanに関してはさほど心配はしていませんでしたが、Nikon以外のソフトのインストールでも同様の不具合が発生したということは、また別のソフトインストール時に不具合が起きる可能性もあるわけです。そう考えると、原因を特定して根本的に解決するか、それが無理でもせめて対処法は用意しておきたいなと。


とは言うものの、以前探してみて見つからなかった原因が今になって都合良く見つかるとも思えません。もしかしたらシステムをクリーンインストールし直して、各種アプリも入れ直せば解消するかもしれませんが、それって大変ですからね。できればそこまではやりたくないわけです。


そんなことを考えながら、「多分ダメだろうなぁ」と思いつつも旧MBPを立ち上げてインストールしてみることにしたのですが、それが何とインストールできてしまったのです。


ここで新しい発見が1つ。
実は新MBPをメインマシンにしたので、旧MBPはPC Audio専用の環境に調整したユーザーアカウントに切り替えてあります。そしてうまくインストールできたのは、このPC Audio環境というわけ。
もしこの環境にNikonのソフトがインストールできたら、原因はハードでもOSでもなく、ユーザーアカウントの環境にあると言えます。


そこでNikonのサイトからインストーラーをダウンロードしてインストールしてみたところ、ちゃんとインストールすることが出来ました!
Macの場合、同じシステム上に設定してあるユーザーアカウントであれば、そのシステムにインストールしたアプリはすべてのユーザーが使えます。つまり、通常のユーザーアカウント上ではインストールできなくても、別のユーザーアカウントに切り替えてインストールすれば、通常のアカウント上でもそのソフトは使用できるわけです。


原因は特定できてないけど、当面の問題(特定のソフトがインストールできない)への暫定的な対処法にはなりそうだし、また原因究明のとっかかりにもなります。
ただしこれは旧MBP上での話なので、新しいMBPで試してみないことには安心できません。


新MBPのシステム環境設定から「ユーザーとグループ」を開いて新規のアカウントを管理者として作成。とりあえず各種設定はデフォルトのままにして、Sonyのサイトからアップデーターをダウンロードし、いざインストールしてみると、見事にインストールできました。
その後Nikonのソフトもインストールしてみましたが、こちらも問題なくインストールできました。


新MBPは旧MBPの環境を移行アシスタントを使ってそのまま移したので、同じ不具合が起きたというわけですね。
その後ちょっとだけ調べてみましたが、残念ながら原因の特定には至りませんでした。セーフブートでも生きていて、かつ新規のユーザーアカウント上には無いものが原因だと思われますが、もう一回トライしてみて特定できなければ原因究明は諦めようと思います。


アプリコンフリクトや設定の問題であれば何とか特定できるかもしれませんが、バックグラウンドのプロセスまで調べるのは正直大変ですから...。だったら新しいユーザーアカウント上で通常使用の環境を作り直した方が手っ取り早いと思うわけです。何せ使用するアプリは既にインストール済みなので、画像等の書類ファイルをコピーしてきて、後はアプリの設定を整るだけですから。


尤も、ソフトのインストール時に不具合が起きた時だけユーザーを切り替えることにして、普段は今の状態のまま使うという手もありますけどね。不具合を抱えている環境を使うというのは精神的にはちょっと気持ち悪いけど、これが一番楽な方法ではあります。


最後に、肝心のWalkmanファームウェアアップデートの効果について触れておきましょう。
アップデート後のタッチパネルの反応は劇的に良くなりました。操作時のストレスはほとんど感じません。もし最初からこの状態だったら、AK70に買い替えなかったかも...。尤もAK70とT8iE2のコンビはとても気に入っているので、買い替えたことは微塵も後悔してませんけどね...(^_^)