memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Eclipse P20 カスタマイズ

6日の9時半に納車された後、はやる気持ちを抑えていくつかのカスタマイズを行いました。


●バルブキャップ交換
しょうも無いカスタマイズですが、ブラックが基調色となっているP20を見た時からやりたいと思っていたのです。実は上位機種のX22がそうなんですが、黒ベースに赤の差し色のパーツってカッコいいですよね。とはいえX22のようにハンドル周りやハブまで変えられないので、手近なところでバルブキャップからです...(^_^;
ところがここでおかしなことに気がつきました。標準装備のバルブキャップを外してみたところ、前輪と後輪でバルブ形状が違うのです。

【前輪】


【後輪】

P20は仏式バルブのはずなのに、前輪のバルブは英式バルブのように見えます。もしかして組間違えかと思って販売店に電話しようと注文メールを見たら営業時間は12時からとなっています。まだ2時間くらい時間があるのでもう一度バルブをよく見てみたところ、英式バルブにしてはバルブの根元が細くなっていて、後輪の仏式バルブと同じ太さに見えます。
もしやと思って前輪のバルブの上部を外してみたら、中から仏式バルブが出てきました。要するに前輪だけに仏・英式変換アダプタがついていたんですね。最初からついているものなのか、あるいは販売店が気を利かせてつけてくれたものなのかはわかりませんが、変換アダプタなんて見たことがなかったのでかなり焦りました。営業時間前だったので結果的には電話することなく解決したものの、もし営業時間内だったら絶対電話してたよなぁ。恥ずかしい思いをせずに良かったです。
そんなドタバタがあったため、1分で済むはずの交換が15分近くかかってしまいましたが、無事に交換完了。やっぱりカッコいいです。


●ペダル交換
次にやったのはペダルの交換。付属のペダルは今ひとつカッコ良くないので、以前Dahonで使っていた三ヶ島のペダルに交換します。

【標準のペダル】

標準ペダルは、右側用はクイックリリースタイプで、左側用は普通のタイプです。左側のペダルがなかなか外れず苦労しましたが、何とか交換完了。


【交換後】

本当はブラックカラーの方が合うのですが、このタイプはチタンカラーしかないので仕方ありませんね。


サイクルコンピューターの取り付け

今回購入したCatEyeのCC-PA500Bは、走行距離とスピードだけであれば専用のセンサーを取り付けなくてもスマホ内蔵GPSの測定データを表示させることができます。でもケイデンスを表示させるには専用のセンサーが必要なので、まずはセンサーの取り付け作業を実施。Dahonに取り付けた経験があるので大して時間はかからないと思っていたのですが、これが一筋縄ではいかなかったのです。
当初想定していたセンサーの取り付け位置は左側のチェーンステーの上部だったのですが、実車を見てみたところ、ベストポジションに思わぬものがついていました。


リアブレーキ用のケーブルを固定するためのパーツです。パーツといってもフレームに溶接されているので移動できません。これじゃあセンサーを取り付けられないじゃん(ぷんぷん)。パーツを避けて右側につけるとクランクから離れすぎてケイデンスが計測できないし、逆にパーツの左側だとこんどはスポークから離れすぎてスピードが計測できないのです。かといってパーツの上だとあまりに不安定すぎます。
だったらということで、センサーを裏返してチェーンステーの下側に取り付けられるかどうかを検証。しかしながら表裏が逆になるためにスピード測定用のセンサーの可動範囲が限定されてしまい、スポーク近くまで届きません。センサー取り付け角度を傾けて届かせようとすると、今度はケイデンス測定用センサーがクランクから離れてしまって反応しません。万事休すか...。
頭を切り換えるためタバコを吸いながら考えました。左側に取り付けるのは右側にはチェーンがあるからです。実際に確認してみましたが、右側のチェーンステー上部に取り付けると選択したギアによってはセンサーにチェーンが当たってしまうため取り付けは不可能。でも上はダメでも下はどうだろう、と。
早速試してみたところ、チェーンとの干渉は大丈夫でした。となると問題は2つのセンサーがちゃんと機能するポジションを確保できるかどうかです。センサーを仮止めし、スポークとクランク裏側にマグネットを取り付け、手でクランクを回してセンサーの反応を確認してみたのですが、どちらか一方は反応するものの、両方が反応するポジションが見つかりません。センサーの角度をちょっと変えるだけで反応の仕方が変わるので、本当に微妙なところなんだと思うのですが、何度トライしても無理でした。
仕方が無いのでスピードは諦めるか(スマホで計測するか)という考えが一瞬頭を過ぎったものの、ここで諦めるわけにはいきません。何か方法があるはずです。問題なのはセンサー本体とマグネットとの距離。片方を近づけるともう片方が離れてしまうわけです。だったらマグネットを厚くしてセンサーとの距離を縮めたらどうかとひらめきました。何かについていた小さいマグネットを「役に立つかも」と取ってあったので、それを出してきてスピード計測用マグネットにくっつけます。これでわずか数ミリですが距離を稼げました。再度センサーの反応を確認してみたところ、見事に両方のセンサーが機能してくれました! やったー!
結構強力なマグネットなのでそのままでも大丈夫かもしれませんが、遠心力で外れてしまう可能性が無いとは言えないので、粘着シールで貼り付けました。


【スピード計測用マグネット】

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、標準のマグネットの上に円盤状のマグネットを1枚貼り付けてあります。この数ミリの厚みがモノを言いました。


ケイデンス計測用マグネット】

取説ではクランクに結束バンドで固定するように書いてありますが、私はここに装着。ペダル取り付け用ホールの裏側になります。ホールの直径よりマグネットの直径の方が大きいので、ホールの中に落ちてしまう(ペダルを外した時にペダルの軸にくっついて外れてしまう)ことはありません。ただし振動や衝撃で落ちてしまわないとも限らないので、落ちないようにクラフトテープで目張りをしてあります。ちなみにDahonでもこの場所に取り付けていました。


【センサー本体】

最終的にはこんな感じで取り付けました。


【追記】ギアを8速〜10速にするとスピード計測用マグネットとチェーンが磁力でくっついてしまうため、センサーとマグネットの位置を車体左側に変更しました:「サイコンセンサーの取り付け位置変更」


スマホホルダーの取り付け

スマホホルダーはミノウラのiH-520-STDを選択。サイコンのセンサー取り付けには手こずりましたが、こっちは簡単でした。



スマホの取り付け角度は変えられますが、とりあえず縦位置でハンドルセンターに取り付けました。



後方から見たらこんな感じ。



前方からだとこんな感じ。乳白色のゴムリングスマホの脱落防止用です。



スマホとサイコンを取り付けてみました。


納車当日のカスタマイズは以上で完了です。あとはサドルバックの取り付けなんだけど、サドルの裏後方によくわからないパーツ(サドルバック取り付け用のアタッチメント?)がついていたので、後日検討することにしました。


最終的にはこんな感じになりました。つや消しのブラックはカッコいいです♪








ちなみに折りたたんだらこんな感じ。Dahon(20inch)のイメージがあるので実車を見た時は大きいなぁと思ったけど、折りたたんでみると意外にコンパクトにまとまります。



この後、シェイクダウン走行に出たわけですが、その話はまた後日と言うことで。