2015年3月14日に北陸新幹線が開通します。東京〜富山間は直通で行けるためこれまでのように越後湯沢でほくほく線に乗り換える面倒は無いし、時間的にもこれまでの3時間15分前後から2時間8分へと大幅に短縮されます。料金は、
クラス | 料金(東京〜富山) |
普通車指定席 | 12,730円 |
グリーン車 | 17,360円 |
グランクラス | 25,580円 |
なので、ANAの特割エコノミーシートとグリーン車が同じくらい、プレミアムシートとグランクラスが同じくらいですね。無論普通車に乗れば飛行機よりも5千円以上安くなります。
まあ普通に考えれば新幹線に変えるところなのですが、どうしようかなと。
まず所要時間を考えてみると、
新幹線の場合、東京の自宅から東京駅までが約30分で、発車10分前にホームに到着しておこうとすると所要時間は約40分。それに新幹線乗車時間の2時間8分を加えると、自宅〜富山駅の所要時間は約2時間48分となります。
かたや飛行機の場合、羽田空港第2ビルまでは1時間で、30分前には到着したいので所要時間は約1時間半。それに飛行時間の1時間を加えると約2時間半になるので、新幹線を使うのと時間的にはさほど大きな差はありません。
次にチケット購入〜乗車の手間ですが、北陸新幹線はモバイルSUICA特急券が使えるようなので、購入から乗車までおサイフケータイでOK。ANAもネット購入〜おサイフケータイでの搭乗が可能なので、この点もほとんど差はありません。
レンタカー利用についても、それぞれ富山駅前営業所、富山空港前営業所があるので、大差なし。
では何が異なるかというと、
●新幹線のメリット
- 雪等、天候の影響を受けにくい(欠航がない、遅れも少ない)
- 料金が安い
●新幹線のデメリット
- 2時間タバコを吸えない(喫煙ルームはあると思うけど、そこまで行くのが面倒)
- 帰省時期は子供がうるさい(子供連れは飛行機から新幹線に切り替える可能性大)
- ポイントが貯まらない(SUICAポイントは貯まるけど、ANAポイントの方がメリット大)
という点です。
雪等の影響を受けにくいという点は、年末年始の利用において新幹線の大きな優位点だと思います。しかしながら過去10年間の年末年始帰省において、実は天候不順で欠航になったという経験が一度も無いというのもまた事実。たまたま運が良かっただけと言えないことも無いのですが(実際、今年の1月1日はほとんどが欠航になった)、予約便が欠航になる確率はそんなに高くないような気がします。
次に料金ですが、1回当たりの料金は確かに新幹線の方が安いです。でも私はANA、Edy、ニッポンレンタカーの利用と、楽天ポイントのマイル交換でANAマイルを貯めているので、実は概ね2年おきくらいに夏の帰省時のチケット代(約3.6万円)が無料になるんですよね。これを加味すると、中期的視点で考えると飛行機の方が安くなります。
それに、おそらく現在飛行機を利用している人のうちかなりの人(特に家族連れ)が新幹線に変えるのではないかと思うので、むしろ飛行機の利用環境は良くなる(チケットが取りやすい、子供連れが少なくなって機内が静か)のではないかとも予想しています。
そんなわけで、やっぱりこれからも飛行機を使おうかなと(今のところは)考えています。ただし天候不順で飛行機が欠航した際、最悪2時間立って帰るつもりであれば新幹線が使えるというのはとても心強いですね。
とは言うものの一度は乗ってみたいので、今年の夏の帰省時は新幹線を使う予定。どうせならグリーン車かグランクラスがいいですね。