昨年7月に導入したOPPO 105JP。実は導入以降、3種類の映像乱れが発生しました。
1つ目は、突然映像だけが映らなくなるというもの。Pure Audioボタンで一旦映像回路を切ってもう一度入れ直すと正常に戻るので、当初はそれで対処していたものの、最終的にはその方法でも映像が復帰しないという事態も生じました。
2つ目は、映像が砂嵐状態になるというもの。
上記2つのトラブルの原因は、結局のところHDMIケーブルの接触不良によるもので、HDMIケーブル端子をインシュレーターで支える対策、そして映像用HDMIケーブルを短い長さのものに変えて端子への負荷を減らす対策により解消に成功。
この2つの映像乱れと対策に関してはブログにてご紹介しましたが、実はこれ以外に第3の映像乱れが発生していました。
わかりやすく説明するのは難しいのですが、縦に引き伸ばされた映像が2つ重なっているという感じです。
ただし発生頻度はソースによって大きく異なっていて、
- 放送波(地デジ、BS)では発生しない。
- DVDでは発生しない。
- BDの実写映画ではほとんど発生しない。
- BDのアニメ(最初からHDのもの)ではたまに発生する。
- BDのアニメ(SDをアップコンバートしてHDにしたもの)ではシーンの変わり目で頻繁に発生するが、発生しにくい作品と発生しやすい作品がある。
という状況。この映像乱れはOPPO 105JPだけではなくてブルーレイレコーダーBWT3000でも発生するので(ただし同じソフトを再生してもOPPOの方が圧倒的に発生頻度が多い)、プレーヤー側ではなくてプラズマTVのGT60側の問題であり、また放送波では発生しないので恐らくはHDMI周りの不具合だと考えていました。
ちなみにGT60は長期保証に入っているので、まあ急いで修理しなくてもいいかなと考えていたのですが、先日購入した「カレイドスター 10年目のすごいBlu-ray BOX」(全51話+OVA)を見ている最中、1話の中で少なくとも2〜3回は映像乱れが発生するという酷い状況となり、流石に「これはもう我慢できないのでプラズマテレビの修理をお願いするしかないなぁ」と決断した次第。
とはいえ「サービスの方に来てもらった際に限って不具合が起こらない」なんてことは良くある話なので(以前リアプロの修理をお願いした時がまさにそうだった)、慌てて修理の依頼はせず、まずは証拠映像を撮っておくことにしました。
そして「カレイドスター」を再生しながら映像が乱れたらデジカメで動画撮影しようと待ち構えていた最中、天啓のように「もしかしてあれが原因かも?」という仮説が頭に浮かんだのです。
先に書いたように、この映像乱れって映像が2重に映っているのです。2重ということは3Dが関係しているのではないかと...。
普段3Dを見ることはほとんどありませんが、OPPOもBWT3000も3D出力はオートにしてあります。また受け側のGT60も3D信号の検出はオートにしてあります。そのため、本来3D作品ではないのだけれど、シーンの変わり目で3Dに近い信号が発生し、それをGT60が誤認識しているのではないかというのが頭に浮かんだ仮説。
そこでOPPOとGT60の設定画面で3D再生をOFFにして「カレイドスター」を再生してみたところ、頻繁に起こっていた映像乱れが嘘のように起こりません。やっぱりこれが原因だったかと思いながら見続けていたら、シーンの変わり目で「3D信号を検知しました...」云々というメッセージが出現。
やはり仮説通り、GT60がシーンの変わり目で発生する何らかの信号を3D信号だと誤認識し3D再生してしまっていたのが原因だったようです。メッセージの出現頻度が以前の映像乱れの発生頻度よりも明らかに少ないのは、おそらくOPPO側(再生機器側)で3D再生をOFFにしたことが効いているのでしょうが、それでもメッセージが表示されるということはOPPO側の設定対策だけでは不十分ということですね。
とは言うものの、「やったー!」って感じです! 久々に気分がスカーッとしました。
「3D信号を検知しました...」というメッセージがかなり鬱陶しいのでGT60の設定画面を探ってみたところ、「3D信号検知メッセージの設定項目」があったので表示をOFFに。これで対策は完了。完璧です!
結果オーライですけど、慌てて修理依頼しなくてよかったです...(^_^;
でもどうせだったら「カレイドスター全51話+OVA」を見終わる前に対策したかったなぁ...。
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