昨日に引き続いてセット2を試聴。セット1との違いはUX-1とWadia521の電源ケーブルを入れ替えたこと。どちらもNBSなのであまり変化が無いかもしれませんが、やるだけやってみましょう。
●日曜日:セット2の試聴
【変更した箇所】
- Powerbank8:Omega -> AC LANDA改
- UX-1:Black Label2 -> Omega(0)
- PL-L: AC LANDA改 -> Black Label2
【従来通りの箇所】
- Wadia521:Black Label2
- SS-010:Andromeda
- AIT-160TW:PLMM
- Rb Clock:SIN AC
- OCX:SIN AC
最初に聴いたヴァイオリンソロでビックリ! 演奏の溜め感がすごく長く感じ(別の言い方をすると、演奏がゆっくりになった感じがする)、しなやかさ、艶っぽさが増しています。“妖艶”というと言いすぎかもしれませんが、変化のベクトルはそんな感じです。
ブラームスの交響曲1番では、低音の迫力が増してかつて無いくらいどっしりとした演奏に! 間違いなく低音の量感が増しているようなので、藤田麻衣子さんの「1%」の3曲目「卒業」を聴いてみたところ、Powerbank8にD-Prop Extend miniを入れた時以上の低音が!このくらい出れば不満は無いですね。
ビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビー」では、スコット・ラファロのベースの存在感が明らかに強まり、かつその音は弾力性のある音に変化。ベースの音が丸い塊になって飛んでくるみたい。この弾力性と量感のある低音がセット2の一番の特徴のようです。やっぱりUX-1に使っているOmegaのキャラなんでしょうかね。でも何となくNBSっぽくない感じもあるので、もしかするとOmegaとインシュレーターのD-PROPファミリーの相乗効果かも? 少し緩さを感じるけどその分気持ちよさが増しているので、これはこれでアリでしょう。
次に女性ボーカルものを何曲か聴いてみましたが、良いです!すこぶる良いです!以前CaryのプリメインアンプでJacinthaを聴いた時の感動を思い出しました。このセット2はこれまでで最高かもしれません。
次はARIAサントラからピアノソロを試聴。 ・・・・ん?何となく音が丸いような?でもかなり高い高音はシャープに出ています。その下の高音の切れが物足りないような...。
このセット2は最高だと思ったけど、何やら怪しい雲行きに。
だったらということでギターを聴いてみました。村治佳織さんの「CAVATINA」と、エリック・クラプトンの「アンプラグド」の2枚です。あーっ、やっぱり弦を弾いた際の音の立ち上がりの切れが弱いです。高音のある特定の音域に問題がありそうな感じ。
この“高音の問題”以外はとても良い感じなので、このセット2をベースにして、Powerbank8とアイソレーショントランスの給電ケーブルあたりを少し弄ってみることにしましょう。