memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

ETP-600CUへの交換

TL3Nの内部を確認してETP-600CUへのインレット交換が可能かどうか検討してみました。




基板左右には基板裏側からインレットに線を取り回すことができるスペースはありました。しかしながらETP-600CUの全長が長いため、ETP-600CU後端とトロイダルトランスとの間隔があまり確保できず、線を急角度で折り曲げて取り回さないとトランスに接触してしまうことが判明。


やってやれないことはなさそうですが、しばらく悩んだあげく、今回は無理しないことにしました。交換して必ず好みの音になるとも限らないし、もしかしてTL3Nを手放す際に取り外したインレットを再び元の状態に戻せるかどうかちょっと自信が無かったので...(^_^;


でも折角開けたのに何もしないのは勿体ないので、何カ所もある基板のコネクタ接点とヒューズにEX CONTACT処理をしておきました。
インターコネクトや電源ケーブル等の接続端子に使用する場合は汚れが浮き出てくるので半年ほどして拭き取り処理をしないと気持ち悪いのですが、基板接点なら汚れもほとんど無いと思うので大丈夫でしょう。


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そんなこんなでTL3Nのインレット交換は諦めたので、次の候補であるオヤイデMTB-4のインレットを交換することに決定!
前回の確認で2つのコンセントからの2本の線をETP-600CUの端子孔に入れることはサイズ的に不可能なのがわかっているので、配線方法も変更することにします。


最初は、簡単に元の状態に戻せるようにインレットと線をそっくりそのまま取り外し、新しく4N純銀単線(2mm)を購入して配線し直そうかと考えていたのですが、オヤイデのオンラインショップで価格を見たら1m(販売最低単位)で9,975円もします!流石に勿体ないので、線材をカットする必要はあるものの(故に現状復帰はできなくなりますが)、今の線を流用することにしました。


また仮組した際にETP-600CUの後端がコンセントを止めるポストに接触してしまってケースから浮いてしまうことが判明。しかたがないのでETP-600CUの後端についている透明プラの部品を取り外して使用することにします。



ちょっと見えにくいですが、インレットの右側にあるのが取り外した透明プラ部品。



部品を取り外したETP-600CUの後部。銅の色が綺麗です。ちなみにケース内部に貼ってある黒いのは電磁波吸収シート。



こんな感じでコンセントポストへの接触は避けられました。



内部の配線はリレー方式に変更。もともとついていたアース線は取り外してあります。



インレットを交換した状態。


念のためテスターで導通状態を確認し、作業完了です。


内部配線が純銀なのに純銅のインレットにする意味があるのかという疑問はありますが、元のインレットはロジウムメッキなので脱ロジウムになるから良しとします。
尤もそれで音が良くなったのかどうかは実際に聴いてみないことにはわかりませんけどね...(^^ゞ


とりあえずDACとm903の電源を入れてエージングを始めました。寝る前に試聴してみることにしましょう。