3から4へ行くはずが、1に行ってしまった...(^_^;

10/21、GR Digital IVが発売されました。
私は初代が故障した際に修理費が馬鹿高いのでIIIに買い替え、現在IIIを愛用しています。ブログの写真は、一時期X100に切り替えたものの、しばらくしてGRD IIIに戻しました。何故かというとX100のマクロモードでは必要なだけ寄れないから。真空管のゲッターのクローズアップなんかはX100では不可能なわけで、やっぱりGRDでなくっちゃ...というわけ

そんなお気に入りのGRD IIIにも、唯一残念な点がありました。それは手ぶれ補正機能がないこと。明るい屋外で撮る分には必要ないのですが、室内で多少絞り込んでケーブルや真空管などのクローズアップを撮ろうとするとどうしても手振れがおきやすくなります。こんな時に手振れ補正がついていたらよいのに...と思っていたところ、次期モデルのGRD IVには手振れ補正機能が搭載されるというではありませんか！しかもハイブリッドAFシステムの採用で合焦スピードも速くなったらしい。

「これはIIIを下取りに出してIVを買うのが吉」と考えていたのです...。昨日までは...。

それが土壇場の大逆転でNikon1になってしまいました。

伏線となったのはこの記事。Nikon1の外観写真を最初に見た時は「カッコ悪！」という印象しかなかったのですが、この記事によるとどうやら性能は良いらしいし、デザインもよくよく見るとそんなにカッコ悪くはないような（むしろこれはこれで個性的なような）気がしてきたわけです。それでもその時は買うなんて夢にも思っていませんでした。当然ながらGRD IVを買うつもりだったので。

しかしながらiPhone4Sオンライン購入イベントやら出張やらでGRD IVのことはすっかり頭から跳んでしまっていて、WebでGRD IVのレビュー記事を見て「しまった、忘れてた！」とGRD IVのことを思い出し、いざ買おうと思ったらマップカメラには既に在庫がありませんでした。
IIIを下取りに出そうと思っていたのでマップカメラで買おうと決めていたのですが、相当人気があるらしく入荷時期も未定（タイの洪水の影響もあるのかもしれません）。ネットで探したらビックカメラには在庫があったのですが、ソフマップの下取り悪そうだし、何よりビックポイントをもらうよりは価格が安い方がよいのでパス。

普通だったら予約を入れて入荷するまで待つのでしょうが、気持ちがすっかり買い替えモードになってしまっていて、もはや収まりがつきません。でもって、ふと、「GRD IVじゃなくてもいんじゃね？」とか思ってしまったのが運の尽き。「手振れ補正が無くたってホールドをしっかりして何枚も撮れば何とかなるし、ブツ撮りにAFの速さは必要なし！それに他の機能はほとんどIIIと変わってないわけだからIIIで十分！」と思考は展開し、最終的には「GRD IVは価格がもっと安くなった時（来年）に買い替えよう！」という結論に。

じゃあ代わりに何を買うかが次なる問題（何も買わないという選択肢は思いもつかない）なわけですが、直ぐに思いついたのが件のNikon1だったというわけ。
インプレスの記事を読んだことによって潜在意識下に「Nikon1いいかも」という印象が強く刻まれ、それが「GRD IVの在庫がない」という事態に直面した際に発動（顕在化）し、「GRD IVが入荷するまで待つ/もしくは他の店で買う」という判断ではなく「GRD IVで無くてもよい→Nikon1の方が面白そう」という判断に導いたような気がします。

私自身のカメラの利用頻度や使い方を考えるとGRD IVを買った方が絶対に良いのです。先にも触れましたが、ブログ用の接写ブツ撮り写真だったら、GRD IV（IIIも同様ですが）はマクロモードで1cmまで寄れるし、しかもIVだと手振れ補正までついてますからね。

でもどっちが面白そうかと言われたら、そりゃあどう考えてもNikon1の方が面白そうなわけで...。
何が面白いかって、アダプターをつければ我が家に3本あるデジカメ用のFマウントレンズ（さらに言うならフィルム用の3本も合わせた6本）が使えるわけですからね。まあNikon1のボディサイズとのバランスを考えると実用性の如何は微妙だとは思いますが、少なくともレンズ交換はGRDにもX100にも真似ができないし、さらに言うならFマウントレンズの資産を使えるのは、OlympusやPanasonicやSonyのミラーレス機では無く、やっぱりNikon1だけなんですよね。