知人から整理券を譲っていただいたので、昨日、近所にある"竹内源造記念館"で開催されたオーケストラ・アンサンブル金沢のメンバーによる「弦楽の響き」弦楽四重奏コンサート(定員50名)に行ってきました。
www.info-toyama.com
※旧小杉町役場の建物で、国の登録有形文化財に指定されています。
※演奏会場となる1階のスペースには、竹内源造の日本最大級の鰻絵「双龍」が展示されています。
◆ 演奏者
◆ 演奏楽曲(10曲+アンコール1曲)
- モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジークより第1楽章
- ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番「ラズモフスキー第3番」より第1楽章
- バッハ:エア
- ピアソラ:鮫
- 山田耕筰:赤とんぼ
- 岡野貞一:故郷
- 葉加瀬太郎:情熱大陸
- 菅野よう子:花は咲く
- 10. ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番「ラズモフスキー第3番」より第3・4楽章(アタッカ)
※アンコール曲はメモし忘れました...(^^;;
クラシックコンサートは2013年11月19日に紀尾井ホールで行われた今井信子さんの「夢コンサート」以来なので、なんと約11年ぶり。
しかも弦楽四重奏の生演奏を聴くのは初めてです...^^;
※CDではよく聴くんですけどね...。
実は整理券を譲っていただく際に少し迷いました。
大変失礼ながら「地方オーケストラの(メンバーの)演奏ってどうなんだろう?」と。
でも聴いてみないとわからないので譲っていただいたのですが、演奏が始まる前は正直なところ半信半疑でした。
1曲目のモーツァルトは「可もなく不可もなく」という感じで、久々に聴く弦の生音の方に気を取られていました。
ところが2曲目のベートーヴェンは、出だしから緊張感のある演奏で凄く良かったのです。
しかしながら3曲目の"エア"と4曲目の"鮫"はやっぱり可もなく不可もなくで、"赤とんぼ"と"故郷"はヴァイオリンとチェロのハーモニーが完全にしっくりきてない感じだったけど、"情熱大陸"と、菅野よう子さんの"花は咲く"は良かったりと、演奏に少し波があるなと思いました。
最後のベートーヴェン2曲に入る前に第二ヴァイオリンの若松さんがMCでお話しされたのですが、実はこの4名はオーケストラ・アンサンブル金沢のメンバーの中から、ベートーヴェンの弦楽四重奏を研究し全16曲全てをコンサートで演奏するという活動のために集まった仲間だそうです。
※"金澤弦楽四重奏団"という名称で活動されているそうです。
どうりで2曲目のベートーヴェンが他より良かったわけです。
プロの演奏者としては如何なものかと思わなくもないけど、思い入れのある楽曲の演奏に力が入るのはわかる気がします。
そしてラスト2曲(ベートーヴェン)の演奏が始まったのですが、やはり緊張感のあるとても良い演奏でした...(^^)
来月(12月)17日に金沢市アートホールで"金澤弦楽四重奏団"としてのコンサートを行い、ベートーヴェン弦楽四重奏曲の第4番、第5番、第9番を演奏されるとのこと。
※来年1月14日には東京渋谷の美竹サロンでも公演があります。
彼・彼女たちのベートーヴェンの演奏はまた聴きたいと思ったので、もし都合がつけば聴きにいくつもりです♪