- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2010/02/05
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
妻の死後、二人の息子たちとさらに距離ができてしまった刑事のブレズリン。彼が担当したひとつの事件は、聖書の予言にある黙示録の四騎士をなぞったと思われる連続殺人に発展する・・・。
捜査を進めるにつれ、それぞれの事件にはメッセージが秘められていることを突き止める。“四騎士”“無関係な4人の被害者”“それぞれの事件に隠れていた苦痛な秘密”そして現場に残された“Come and See”の文字。
そして、犠牲者が増すたびに、事件はある共通点を浮かび上がらせるのだった…。
【評価】★★★☆☆
この監督さんはよく知りませんが、製作のマイケル・ベイ、主演のデニス・クエイドとチャン・ツィイーが好きなことと、何よりもストーリーが「黙示録」がらみで面白そうだったので購入。
黙示録を題材にしたサイコ・サスペンスは「セブン」とか「クリムゾン・リバー2」とかいくつかありますが、四騎士を取り上げたのは初めてかな?それ故に結構期待したのですが、ハッキリ言って謎解きそのものの底が浅すぎ、最後のオチ(白騎士は誰なのか、何故犯行に及んだのか)も何となく途中で想像がついてしまって、物足りなさすぎ。折角の役者さんを使っているのに、脚本自体の力不足ですね。
「実は白騎士と赤騎士が共通してかかっていた心理カウンセラー(セラピスト)が親玉で、もっとえげつないことを企んでいてデニス・クエイドとの間に攻防戦が繰り広げられ、そこに拘留されているチャン・ツィイーが絡んでくる」とか、あるいは「世界中に散らばっている騎士達(映画に出てくる“あるサイト”を見ている子供達)が最終的な行動を起こし初め、バッドエンドで終わる」とかいう展開にしたら多少なりとも面白くなったようにも思うのですが、でも結局のところ、「黙示録における四騎士の話自体に深みがなく、魅力的ではなかった」点に最大の敗因があるのかなぁ。観たい人はレンタルがお薦め。