インストール後、CD/DVD の試聴時間以外は丸2日間システムエンハンサーをかけっぱなしにし、ようやくエージング50時間が経過しました。この時点での印象を書き留めておきたいと思います。Cardas Golden Reference(RCA 50cm)との相対比較です。
- 空間サイズは上下・左右・奥行きとも広い。
- 音像の定位が明確でリアリティがある。分解能がよい。
- 再生レンジがやや広くなった感じ。特に高域サイド。
- ダイナミックレンジが(気のせいかもしれないが)広がった感じ。ピアニシモとクレッシェンドの(聴感上の)差が大きくなった感じがする。
- 情報量は同じくらいかな。
- 低域が締まっている。Cardasはどちらかと言うとふっくらした感じだったので、低域の量感は聴感上やや減った感じ。
- 音色が大きく変わったという印象はないが、高域にやや耳につく響きを感じる。ただエージングとともに収まりつつある。
- 高域がやや硬い感じ。
- しっとりとした感じは減退したが、艶やかさはある。
インタコはこれまで何種類か使ってきたのですが、電源ケーブルやデジタルケーブルに比べると音の変化が少ないという印象でした。しかしながらこのケーブルは結構音が変わりますねぇ。正直ビックリしました。
プラス・マイナスを比較すると総合的にはプラスの印象の方が多い感じです。特に空間の広さ、音の立体感とリアリティが印象的です。低域の量感と中高域のしなやかさがもう少し出てくると良いかなぁと思いますが、まだ50時間時点ですからねぇ...。でもこの音でこの価格ならお買い得だと思います。少なくともWireworld SuperEclipsよりは好きな音だしC/Pは高い気がします。
次は2月末くらいにレポートする予定。