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オーストラリアのスパークリングワイン。スパークリングワインと言えば白あるいはロゼが一般的ですが、これは『赤』のスパークリングです。
グラスに注ぐと本当に泡立ちます。かなり木目の荒い大きめの泡ですね。シャンパンの泡とは随分違います。
液面の泡は5秒ほどで消えてしまいます。シャンパンの場合はグラスの底の方から小さな泡が次から次へと生まれてきますが、このワインの場合は違うようです。液面の泡が消えてしまった状態では、スパークリングワインだとはわかりませんね。でも飲むと確かにスパークリングワインなんですけど。
さて、最大の焦点である「味」について触れておきましょう。飲む前は「赤のスパークリングなんてきっとおいしくないよなぁ」と思っていたのですが、意外にもおいしく飲めます。味は(少し甘みの強い)普通の赤ワインです。「凄くおいしい赤ワイン」というわけではありませんが、パッチモンではなくちゃんとした赤ワインです。なのに口の中でスパークリングするのは最初はちょっと不思議な感じですが、すぐに馴染んでしまいますね。これはこれで「あり」だと思いました。
製法に関する情報はないのですが、おそらく普通の赤ワインにアフターカーボネーションで炭酸を入れているのではないでしょうか。泡の出方からして、何となくそんな気がします。
最後に見た目についてですが、白やロゼのスパークリングワインは液が透明なのでグラスに入っている姿がとても綺麗ですが、このワインは透明感がないのであまり美しくありません。これが綺麗な透明色の赤だったら凄く良いと思うのですが、ベースとしている赤ワインの色の問題でしょうか。それとも製法的に難しいのかな?
赤ワインとして飲むならもっとおいしいワインがありますし、パーティに使うのなら白かロゼの方が華やかでよさそうです。そうなると、このワインの価値はやはり『話題性』でしょうかねぇ。ワインが好きな女性を部屋に誘う口実としてはGoodかも...。