memento

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Sélection de Grains Nobles de Pinot Gris

◆1997 Sélection de Grains Nobles de Pinot Gris/Domaine Julien Meyer/Alsace


昨日の続きです。
食後に登場したのがアルザスデザートワイン、セレクション・ド・グレイン・ノーブル・ド・ピノ・グリ。ピノ・グリ種の貴腐葡萄を粒選り摘みしたワインです。ドイツワインのトロッケン・レーベン・アウスレーゼと同じ作り方ですね。このワインはフランスで見つけて買ってきたワインとのこと。ボトルサイズは(たぶん)500mlです。
フランスのデザートワインというとかの有名なシャトー・ディケムを産するソーテルヌが有名ですが、このアルザスデザートワインも素晴らしい味でした。


液色は綺麗に透き通った黄金色。口当たりはデザートワイン独特のトロッとした粘度を感じさせるものですが、97年もの故か、トロトロという程ではありません。味わいの特長は2つ。1つは、ちょっと説明しづらいのですが、ウィスキーやブランデーを飲んだときに鼻の奥あたりに感じる独特の香りに似たものがあること。う〜ん、何と言ったらいいのかな。普通のワインを飲んでいるときには絶対に感じられない香りなのですが...。そう言えばシェリーにもあるかもしれないです。うまく説明できなくてすみません。(m_m)
もう1つは後味のすっきり感。デザートワインなので無論甘いわけですが、後味がソーテルヌほど引きずらない感じです。飲んでいるときに口の中で感じる上質な甘さがしばらくするとスッと消えていきます。この味なら、食後のデザートワインとしてだけではなく料理にも合うかもしれません。
デザートワインはあまり飲む機会がないので経験値に乏しいのですが、私にとっては新しい発見のあるデザートワインでした。
さて「ワインを楽しむ会」の最後を締めるのはもちろん「デザート」です。「デザート」はお土産としてゲストが用意するというのが習わしになっていますので、今回は私が用意しました。そのお話はまた明日...。