【2006 ゲヴュルツトラミネール ランゲン ド タン クロ サン ユルバン ヴァンダンジュ タルディヴ ツィント フンブレヒト】
シルバーウィークの間、母が上京しています。ここ数年膝が悪くなってきているので、動けるうちに東京に遊びに行きたい〜スカイツリーに上るのと、北陸新幹線に乗るのが主な目的〜とのことで、我が家は狭いので弟のところで面倒を見てもらっています。
母の上京中、1度くらいはみんなで食事をしようということになり、昨晩弟夫婦の家で夕食を囲んだのですが、その時持参したのがドメーヌ・ツィント=フンブレヒトのワイン。
私の超お気に入りのドメーヌで、普段は辛口のピノグリかリースリングを選ぶことが多いのですが、今回は母がいるのでやや甘口のゲヴュルツトラミネールを選択。このブドウはライチの香りがする独特の香り、果実の深い味わい(酸味がほとんどない)、そして白ワインとは思えない濃い液色が特徴です。
今回飲んだ2006年は、口当たりはとても柔らかく滑らかで、白ワインとは思えない強い香り立ち〜ライチ、薔薇、オーク樽?〜、そして熟成された果実の奥行きのある味わい〜ブドウ、パッションフルーツ、マンゴー?〜が口の中に拡がりながらも、デザートワインのように長く後をひくことはなく適度にスッと消えてくれるという、非常に特徴的なバランスが印象的でした。
一口飲んでみたら思っていたよりも糖度が高かったので、前菜の魚介で半分くらい飲み、残りはメインの鴨のソテー(イチジクソースがけ)に合わせて美味しくいただきました。
通常の白ワインとは全く異なる味わいなので合わせる食事はかなり限定されてしまう気はしますが、一度飲むと長く記憶に残るワインです。