memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

CPS-22CL改2(電源ボックス)

アイソレーショントランスを外してキャメロットテクノロジーのTAP3にしたと言う話は以前書きましたが、先週末にもう一つの電源ボックスであるチクマのCPS-22CL改をさらに改造し、TAP3と交換してみました。
まずはCPS-22CL改についてですが、改造と言っても大したものではなく(そもそも改造する技術がないので)、単に2つあるコンセントの1つをCRYO L-2に変更しただけです。で、改2というのは(お察しの通り)2つともCRYO L2に交換したというわけです。何故CRYO L2なのかというと手持ちで余っていたコンセントがたまたまCRYO L2だったからなのですが、そもそも最初に壁コンセントを交換した際に使用したのがCRYO L2で、その時の衝撃が大きかったため(本当に音が変わったのでビックリした!情報量が増え且つ音が滑らかに...)、以来自分の頭の中ではコンセントと言えばCRYO L2という強固なチャンクが構成されているというわけです。
しかしながら、ある自作派の方のHPで「CRYO L2は付属のコンセントプレートを使用しないと本来の音が出ない。なぜならば磁性体でできているコンセントプレートがコンセントが発する電磁波ノイズを空中に逃がすから」と言う記事を見つけました。我が家ではオーディオ・リプラスのコンセントカバー(非磁性体)を使用しており、チクマの電源ボックスの素材も非磁性体です。そう言えば初めてCRYO L2を壁コンに使用した際は付属のプレートを使用していました。
う〜ん、どうなんでしょうねぇ。そんなに影響があるのかなぁ。でもそう言う話を聞くとCRYO L2に対する強固な信頼がやや揺らいでくるのも事実です。今のところ機器変更やケーブル変更は考えていないので(次の目標はパワーアンプに決めたので)コンセントを替えてみるというのも一興かもしれませんね。少し検討してみたいと思います。


話が脱線してしまいました。今日の話題はコンセントではなく電源ボックスの方なので話を元に戻しますが、CPS-22CL改2は自重が軽いため電源ケーブルの取り回しをうまくしないとすぐに倒れてしまいます。そのことがあってTAP3を使用していたのですが、今回いろいろと取り回しをトライしてみた結果何とか安定して設置できる取り回しを見つけることができました。(とは言え電源ボックスの自重は重い方がいいですね。せめて2〜3Kgあると良いのですが。)
土曜日の午後に変更し丸一日通電しておいて、日曜日の夕方に試聴しました。その結果はと言うと


◎情報量多い。エコーが明らかに増えました。
○音の切れがやや強まる。エッジがさらに立った感じ。
○楽器の定位が若干向上。2番目の印象と連動している。
○低域が若干伸びた。量感が若干増えた。
×艶感、しなやかさ感はやや後退。


というもので、思ったよりも良い印象でした。情報量は増えるだろうと予想していましたが、低域の伸びは意外でした。オリジナルのCPS-22CLにそんな印象はなかったので、これはCRYO L2の効果かもしれません。でも、今更ながらではありますが、電源ボックスでも音が変わるんですよねぇ〜。先に書きましたが、他のコンセントを試してみたいという思いが強烈に湧いてきました。
そしてこの週末は本当に久々にヴァイオリンの演奏を聴いたのですが、CPS-22CL改2の方がヴァイオリンの音の立ち具合が心地よく思えたのでしばらくはこちらを使用することにします。ヴァイオリンの音を聴くとやはりCaryの透明感のある音を思い出してしまいますが、その点さえ除けば今の音も決して悪くないですね。正直ちょっとホッとしました。(^_^)