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- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2006/09/27
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アカデミー賞女優シャーリーズ・セロンが挑む、大ヒットSFアクション超大作!!
人類の運命に立ち向かう全身武器の美しき戦士!
2415年、トレバー8世の統治する都市ブレーニャで人々は病も餓えも戦争もない完璧な生活を送っていた。だが、ブレーニャには虚偽があると疑う一部の住人は反政府組織“モニカンを組織して政府の秘密を探っていた。“モニカンの女戦士イーオン・フラックスは、君主暗殺の指令を受け、単身、政府の要塞に侵入する。そこでイーオンが見たものとは…。〜amazon内容紹介より
◆評価:頑張って作っているのはよ〜く分かるのですが、全てが少しずつ物足りないかな。個人的にはシャーリーズ・セロンが好きなので良しとしましょう。
ストーリー自体は悪くないと思うのですが作品全体としては何となく吹っ切れてないというか、完全燃焼していないというか、そんな感じです。脚本、世界観(美術)、アクション、スケール感のどれか一つでも「おーっ!」と言うものがあればもっと楽しめたと思うのですが、どれもが少しずつ物足りない結果、観客としては「楽しみきれなかった」というもどかしさが残りました。
未来都市の美術や衣装が一つの売りらしいのですが、コンセプトがよく分かりません。ユートピアという設定なのでそれを何とか表現しようとしたのだと思いますが、それが却って徒となっているような気がします。ミョーに嘘くさく映るんですよね。マイノリティレポートみたいに未来感と今現在の時代性をうまくミックスするとリアリティが出てくるのですが、全部を未来テイストで作り込もうとするとだいたい上滑りしがちです。世界観に奥行きが出ないんですよね。
アクションについても同様で、何がアクションの売りとなっているのかがいまいちピンときません。シャーリーズ・セロンの柔軟性を生かすなら、もっと柔らかくて美しい「型」とか考えれば良かったのに。でもシャーリーズ・セロンが自分自身でアクションしたみたいなので許してしまいます。(^_^)
ストーリーはかなりテンポ良く進みます。説明的なセリフ等はあまりないので後半途中くらいまではよくわからない部分を残したままストーリーは進むのですが、最後には大体理解できます。ただ「モニカン」という組織についてや司令官とおぼしき女性とのコミュニケーション方法の技術的背景、イーオン・フラックスの左目などなど、全く説明がないものもあります。その辺りを丁寧に説明した方が良かったと思うのですが、どうなんでしょう。
結論としては、シャーリーズ・セロンのファンの方にはお薦めしますが、そうでなければ無理してみる必要はないのではないでしょうか。
蛇足ですが、個人的には「スウィート・ノベンバー」のシャーリーズ・セロンが一番好きです。泣けます!(;.;)
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