昨日日記を書いている最中にコンセント交換への関心が急激に高まってきたので、早速トライしてみることにします。まずはCPS-22CL改Ⅱのコンセントを交換してみることにして、2個入手することにします。効果が大きかったら壁コンの交換も検討しましょう。
候補は次の3つ。当然他にもあると思うのですが、ここ2年くらいのコンセント関連の記憶として印象に残っていたもの達です。
・Dオーディオ アクセS氏のオリジナルAC-SILVER1
・オヤイデ SWO ULTIMOシリーズ(3種)
・アコリバ CCR-DX
一番興味があるのはS氏のAC-SILVER1なのですが、HPで価格をみると16800円もします!2個買うと3万円を超えます!!さすがにちょっと厳しいので今回はパス。でもいずれ試してみたいコンセントではあります。
オヤイデのSWO ULTIMOシリーズはSWOシリーズの進化系のようで、基本のDX、リッチなGX、官能的なXXXという3タイプがあります。違いはメッキのかけ方のようです。DXは銀+ロジウム、GXは24金、XXXは24金+パラジウムとなっています。それと音質には(たぶん)関係ないと思いますが、DXは黒、GXは赤紫、XXXは青紫、黒/青紫というカラーバリエーションがあります。
アコリバのCCR-DXはオヤイデのSWO DXをベースにクライオ処理を施しダイレクト・ロジウムメッキをかけたもののようです。でもそのベースとなったSWO DXはULTIMOシリーズに進化しています。果たしてどちらが良いのでしょうか?
オヤイデのSWO ULTIMOの改良点を見てみると次の2点に興味を引かれます。
1)ハウジングの重量が40%増となっていること
2)ブレードの厚さが0.8mmから1.0mmとなり電気抵抗を軽減し保持力を強化していること
メッキについてはDXの場合は1.5μの銀メッキ+0.3μのロジウムメッキとなっており、アコリバのCCR-DXと同じですね。となると、DXタイプで比較すると、基礎構造が強化されたULTIMOか、クライオ処理のアコリバかという選択構造でしょうか。(色も黒と乳白色の違いがありますね。)
今回は2つ購入するつもりですが、同じものを2つ買うか、違うタイプを1つずつ買うかをまず決めなければなりません。厳密に比較試聴するなら同じものを2個揃えた方がよいといえます。電源ボックスに繋ぐ機器は3台なので、コンセントは2個(3口)使わなければなりません。もし違うタイプを1つずつ買った場合、2種類のコンセントの音がMixされた状態で聞こえてくることになりますが、その音がどちらのコンセントの影響なのかを切り分けることができません。
しかしながら私は厳密な比較試聴をしたいわけではなくて、より良い方向に音が変わればそれでよいわけです。そうした場合、違うタイプを1つずつ買った方が音のバリエーションを楽しめることになります。ということで、今回は違うものを2個買うことにします。それに3台の機器のうちクロック・ジェネレーターをどのコンセントに繋ぐかということによる影響は小さいと思うので、どちらのコンセントの音なのかはある程度切り分けができそうな気がします。
ではどの2つを選ぶかということになりますが、1つはULTIMOのXXXにします。これは「官能」というコンセプトに惹かれたからというのが一番の理由。スペック的にいうならばGXの24金メッキというのは避けたく(金素材の音はあたりが柔らく且つ派手な印象があるので)、XXXの金メッキ+パラジウムメッキの方が望ましいということもあります。
そうなるとあと1つはULTIMOのDXかアコリバのDXかという選択になるのですが、今回はULTIMOのDXの方にしました。アコリバのクライオ処理にも惹かれるのですが、基礎構造が強化されたULTIMOの方が何となく安定感が高い音という感じで良さそうな気がします。それと、これは何の根拠もないヒューリスティックな思いこみに過ぎないのですが、アコリバの音って「繊細で情報量の多い音ではあるけれども、線が細く且つ硬い音(いわゆるハイスペック系の音)」という印象が強いんですよね。以前はそのような方向性を目指していた時期もあったのですが、今は「心地よい音」を目指しているので、ただハイスペック系な音は避けたいですね。ガルネリ・メメントにも相応しくなさそうですから。
と言うわけで、今回購入するのはオヤイデのSWO DX ULTIMOとXXX ULTIMOの2つにしました。特にXXXの「官能的な音」というのが楽しみです。
先ほどオヤイデのWEB SHOPで注文しましたので今週末には届くでしょう。送料込みで約12000円です。しばらくエージングが必要だと思うので音についてのレポートは来週末以降になると思いますが、果たしてどのような音になるでしょうか。ワクワクです。