memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

PS Audio NOISE HARVESTER

[rakuten:audio:10003675:detail]

NOISE HARVESTERが届いたので、早速使ってみました。
まずはビジュアル系のコンセントBOX(チクマCPS-22CL改)から。このコンセントBOXは2口コンセント×2個の4口ですが、1つのコンセントからはリアプロの電源のみを、もう1つのコンセントからはアシスタンスデザインのアイソレーショントランスの電源のみを取っています。そしてアイソレーショントランスにはCATVチューナー、HDレコーダー、STAXのドライバー、AVセレクタがつながってます。
このコンセントBOXのリアプロの電源を取っているコンセントの空いた口にNOISE HARVESTERを差してみたところ、青色のLEDが盛大に点滅。そもそもビジュアル系の大元の壁コンセントはアンテナ&電話との共用3連コンセントで、コンセント自体もデフォルトのものを使用しています。そのコンセントに2P-3P変換プラグを差してPM-650経由でチクマのコンセントBOXに電源供給しているのですが、壁コンのもう一つの口にはTEACのノイズフィルターつきACディストリビューター経由でルーターやら空気清浄機やらサイリスタつき照明器具やらがつながっているため、おそらくノイズだらけではないかと推測していました。結果としてはまさにその通りだったわけです。
なおLEDの点滅は必ずしも規則的ではないようです。短い間隔で点滅したかと思ったら次の瞬間には間隔が長くなったりします。室内の機器接続状態と連動しているようには思えません。我が家の家電製品全ての影響の結果なのか、あるいは東電から供給されている電気自体がノイズまみれなのか...。
さて、問題はそれらのノイズをNOISE HARVESTERが吸収してくれた結果どうなったかということですが、「よくわからない」というのが正直な感想。なんとなくリアプロ画面のノイズっぽさが減ったような気がしなくもないのですが、プラシーボである確率が大でしょう。テレビの音についても、良くなったという気はしません。「何だかなぁ...」という感じ。
ちなみに興味本位でアイソレーショントランスのコンセントに差してみたところ、なんとLEDは全く光りません。やっぱりアイソレーショントランスって効果あるんだと再認識した次第。


次にオーディオ系のコンセントBOX(MTB-4改)で試してみます。こちらも2口×2個の4口タイプですが、現状はUX-1 & PS3、DAC64 & G-0 がつながっています。このうちPS3を外してNOISE HARVESTERを差したのですが、なんとLEDが激しく点滅!「ひぇ〜」です。オーディオ系は一応独立回路なので(壁コン2カ所に供給しているのですが、1カ所はちゃんと視聴する場合には使用しない運用)ノイズ環境は悪くないかなぁと思っていただけに激しくショックです。
で、効果の程はと言うと、こちらの方は認識可能な効果がありました。具体的には「音のタッチが明快になる」というもの。ものすごく大げさに言うと、音にまとわりついているモワッとしたものが無くなります。実際には微妙な変化ではありますが、ピアノの音を聴くと音の違い(効果)がわかりやすかったです。
ついでなので、オーディオ系の使用しない方の壁コンにつけてみたのですが、MIB-4改につけた場合と同様にLEDが点滅。ただし今度は差した場合と外した場合の差が小さいです。更に言うなら、差した場合の音(効果)はほぼ同じなのですが、外した場合の音がそもそもの音よりも良いような気がします。(先に触れたモワッとしたものが少なくなっている。)
「なんでだろう」「何が違うのだろう」と考えてみた結果、PS3用の電源ケーブルをコンセントBOXから外したままだったことに気がつきました。PS3の電源は切ってあるとは言え、電源ケーブルを接続していること自体が音に影響していたみたいです。ん〜、と言うことはNOISE HARVESTERの効果よりもPS3用の電源ケーブルを外した効果の方が大きかったのかな?(深く考えるのはやめよう...)


結局、NOISE HARVESTERはオーディオ系のMTB-4改に差すことにし(小さな改善の積み重ねが肝心)、PS3の電源はビジュアル系のコンセントBOXから取るように取り回しを変更しました。そしてNOISE HARVESTERをさらにもう1個追加注文することに!オーディオ系の使わない方のコンセントにも差してみて、2個使用の効果を確かめてみるつもりです。もし2個使用の効果がない場合はビジュアル系のコンセントに差しておく予定。まあ気休めに過ぎませんけど...。


NOISE HARVESTERと似たような製品はいろいろあると思いますが、このNOISE HARVESTERの優れた点(と言うか、商売上手な点)は、ノイズの状態(正確にはノイズ吸収の状態)によってLEDが光ることですね。つまりは効果を可視化しているという点。そのため、たとえ視聴結果において効果がよくわかない場合でもLEDが点滅しているとなんとなく差したままにしておきたくなりますね。ヒット商品になっている理由がよくわかります。


でも、オーディオ系の電源がノイズまみれだったのはショックだなぁと思いつつもよくよく考えてみると、オーディ機器自体がノイズを出しているわけだからその影響があるのかもしれません。オーディオ機器の電源を全部切ってみてLEDの点滅状態がどうなるのかを今度確かめてみようと思います。


<数時間後...>
NOISE HARVESTERをオーディオ系に取り付けた後、CDを何枚か聴いて、その後UX-1でDVD(アニメ)を観たのですが、何となく画質が良くなっている(画の安定感がさらに揺るぎなくなっている)気がしました。雨が降っていたのでNOISE HARVESTERを外した状態との比較はしませんでしたが(我が家はオーディオ系の電源にアクセスするためにはベランダに廻って機器後方のドアを開ける必要があるので、雨が降っていると何もいじれないのです)、こちらの方はプラシーボではないような気がします。
同じ映像系でも、モニター機器よりはソース機器の方が電源ノイズの影響を大きく受けていると言うことでしょうか。