memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

マリア様がみてる「大きな扉 小さな鍵」


マリみて」と最初に出会ったのはTXの深夜帯にやっていたアニメでした。その当時もアニメの新番組の中から気になったものを片っ端から録画して見ていたのですが、たまたまその中に「マリみて」も入っていました。特に意識して選んだわけではなかったのですが、偶然というか、必然というか、「マリみて」は録画されたのでした。
そして録画しておいた「マリみて」を見たときの衝撃、後にも先にも、アニメを見てあれだけの衝撃を受ける(受けた)ことはないのではないかと思います。ほんと、そのくらい衝撃的でした。極めて魅力的な異世界に迷い込んだような気分だったのです。
以来、すっかり「マリみて」の虜になった私は、必然的に原作にも手を出すことになります。(ライトノベルスというものを読んだのは「マリみて」が初めてでした。)amazonにて無印からチャオ・ソレッラまでを大人買いし読み始めたのですが、あのときは至福の時でした。本当に寸暇を惜しんで読みふけっていました。このままいつまでも読んでいたいと思ったほど「マリみて」の世界観に魅了されたのです。
マリみて」のことを百合系という間違った認識で捉えている人もいるようですが、「マリみて」は決して百合系ではありません。(一部、百合な登場人物もいるにはいますが...。)ストロベリー・パニックとは違うのです。スールは百合ではなく、魂と魂の結びつきなのです。(そんなに力説してどうする!)


どうも「マリみて」の話となると力が入ってしまいます。今日のテーマーは「マリみて」の新作「大きな扉 小さな鍵」の話でした。
祐巳さんと瞳子ちゃんのスール問題にはずいぶんと引っ張られてきましたが、ようやくゴールが見えてきましたね。おそらく次回で決着するのではないでしょうか。きっとハッピーエンドになると思います。いや、そうなることを切に願っています。祐巳さんのカードを瞳子ちゃんが見つけるという結末で。
それにしても今回のお話は濃かったですね。全体としての雰囲気もこれまでとは異なっていたように思います。あとがきにあるような「祐巳さん目線の話が全くなかった」ということではなく、それぞれのキャラクターがこれまでになく饒舌であり、これまで見せなかった一面を見せたということに於いてです。何となくですが「マリみて」も終わりに近づいているのかなと思わなくもありません。そうでないことをマリア様にお祈りしたい気分ではありますが...。
話は変わりますが、「マリみて」のキャラクターの中では当然(?)志摩子さんに憧れますが(CV:能登麻美子さんのファンであるという要因も大きい)、実は一番気になる存在は瞳子ちゃんです。何故か最初からそうだったんですよね、瞳子ちゃんってカワイイなって。素直でないところが特に。最近では瞳子ちゃんには祐巳さんとスールになって幸せになって欲しいなって。今回のお話を読んで納得いきましたが、やはり瞳子ちゃんの全てを無条件で包んであげられるのは祐巳さんしかいないですよね。祐巳さん=マリア様ですから。(それにしても今回の祐巳さんは随分大人でしたねぇ。少し驚きました。)

アニメ「マリみて」の第三期OVAもいよいよ11月に発売です。ドラマCDも継続のようですし、小説の方は(希望的観測ですが)12月末発売かな?まだしばらくは「マリみて」から離れられませんね。