memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

混沌と光明

私にとってのヘッドフォンシステムは、速やかに眠りに入るための睡眠導入システムであり、日々の生活に無くてはならないものです。
そのシステムに求める音は“ストレスを感じない音”。言い換えると“気になるところが一切無い音”と言うことになります。でないと気になってしまって眠るどころではありませんからね。


勿論、“気になるところが一切無い音”=“非の打ち所がない音”という意味ではありません。文字通り“気になるところがなければ良い”わけなので、全てにおいて及第点の音であれば良いのです。と言うか、80点くらいの及第点の音の方が良いのです。これが95点とかになると、逆に“良い音”が気になって眠れなくなってしまいますから...(^^ )


そのような音を実現するにおいて最も最悪なのが“ノイズ”の類い。その範疇には“ノイズ”ではないけれど“耳障りな音”も含まれます。そのような“ノイズ”を一切無くすことが、“気になるところが一切無い音”を実現する上での最低限の条件と言えます。


前回の日記(DC iPurifier2の試聴)から1ヶ月近く経ってしまいましたが、実はDC iPurifier2導入後(とは言っても別にDC iPurifier2が原因というわけではないのですが)、その“ノイズ”というべき“耳障りな音”があることに気がついてしまいました。


具体的には、ヴァイオリンの高音域で聞こえる“チリチリ”した変な音です。これはヴァイオリンに限らずシンバルなどでも聞こえるので、恐らく高音域の特定周波数帯でのピーク(というかスパイク)に近いものなのではないかと思います。


最初はDC iPurifier2を疑いました。なので当然外してみたわけですが、耳障りな音は消えません。


次にSoundgenicのクロック交換によるものなのではないかと疑いました。クロック交換する前はそんな音が聞こえたことはありませんでしたからね。


しかしながら、引退させたMacbook Pro 15inchを引っ張り出してきてSoundgenicの代わりの音源にして検証、さらにはSonyのWM1Z(DAP)を音源にして検証した結果、耳障り感は多少小さくなるけど無くならないことがわかりました。
つまりクロック交換は遠因(多分クロック交換によって周波数バランスが若干変わったことが影響した)かもしれないけど、必ずしも直接かつ最大の原因ではなかったわけです。


では一体何が原因なのか?


クロック交換後の最大の変更点はケーブルアロケーションなので、やはりそれが原因だとしか思えません。だったら解決策もケーブル類の配置方法にあるはずです。
ちなみに、当然だけど、最初に試したのはクロック交換前の状態に戻すこと。でも残念ながらそれでは解決しませんでした。やっぱりSoundgenicのクロック交換による影響はあるわけです。


Soundgenicのクロックを元に戻してもらうという選択肢もありますが、それはあまりにも後ろ向きな選択なので、今のシステムに最適なケーブルアロケーションを見いだそうと決意。


その日から、ケーブル配置を変更して数日間試聴し、また変更して数日試聴するという日々を繰り返してきました。ケーブルだけではなく、インシュレーターや全てのiFi audioのアクセサリーの有無も試しました。それを約1ヶ月間続けてきたわけです。


組み合わせによっては耳障りな音がほとんど気にならなくなる場合もあるのですが、一方でその組み合わせだとレンジが狭くなって音の拡がりも出なくなるという副作用もあり、全面解決には至りませんでした...昨日までは。


Luxman p-700uの電源ケーブルを自作の電源ケーブル(PC Triple-C線材)にすると耳障りな音が出なくなることは試行錯誤の結果で判明したものの、先に触れたような副作用もあります。しかしながら使える電源ケーブルの組み合わせは全て試したので、電源ケーブルの組み合わせについてはもう打てる手はありません。


そこで昨日試したのがインターコネクトケーブル。実はクロック交換後に中高音の曇りと高音の伸び切らなさが気になって元々使用していたWireWorldのSuper EclipseからZonotone 7NAC-Neo Grandio 10Hi に変更したのですが、その時とは電源ケーブルの配置も換わったので、ダメもとで一度試してみようかと思った次第。


そしたらこれが正解でした。例の耳障りな音はほぼ気にならなくなり、かつレンジ感や音の拡がりが悪くなると言う副作用もありません。(そういう意味ではZonotoneのケーブルが直接の原因だったのかも...)


だったら他のインタコも試してみようということで、休眠状態のインタコを仕舞ってあるケースをひっくり返していて目が止まったのがOrganic Audioのインターコネクトケーブル(アンバランスタイプ)。存在自体をすっかり忘れていました。


ヘッドフォンシステムは基本的にはフルバランス構成で使いたいのでインタコもバランスタイプが望ましいのですが、秋以降使用しているヘッドフォンはバランスケーブルのHD800ではなくアンバランスのEdition8なので、アンバランスのインタコでもまあいいかと。


Lumxam p-700はバランス入力(2系統)とアンバランス入力(1系統)をフロントスイッチで切り替えられるので、Super EclipseとOrganic Audioを両方接続して比較試聴してみたところ、Organic Audioの方が音のスピード感が速くて切れが良い感じ。またSuper Eclipseは銀コーティング故の響きの華やかさがありますが、Organic Audioは演出的な華やかな響きではないけれどもネイキッドでピュアな感じの響きがあって、正直甲乙つけがたい感じ。


低音の拡がりや音の繊細さはWireWorldの方が良いのですが、Organic Audioのスピード感とピュアさも捨てがたいので、両方接続したままにして使い分けることにしました。


で、ふと思い出したのですが、クロック交換前はNBSのインタコ(アンバランス)とWireWorldの両方を接続してたなと。使うのは圧倒的にWireWorldの方が多かったのでクロック交換を機にNBSは外したのですが、もしかしたらバランスとアンバランスのインタコを両方接続していることにも意味があるのかもしれません。例え片方しか使っていなくてもアースはつながっているのでシステム全体のアース回路には影響しますからね。


昨日の結果が夢ではないかどうか、今朝起きてから小一時間ほど試聴して確かめましたが、例の耳障りな音は気にならないし、音のバランスも悪くありませんでした。もう比較試聴は出来ないので記憶に頼るしかないのだけれど、クロック交換前の音よりも音の静けさや音の解れ度合いは向上しているようにも思うので、クロック交換とDC iPurifier2が良い方向に効いているのかもしれません。


つい数日前は泥沼にはまった状態で二進も三進もいかず、ヘッドフォンシステムはやめてイヤホンシステムに切り替えようかとさえ思っていたので、今の音には感慨も一入。諦めなくて良かったです。


最後に、後々のために現在のケーブル構成を書き留めておくことにします。今のインタコを基準とするなら電源ケーブルの配置にはもう少し改善の余地があるような気がするのでさらに試してみるつもりですが、もしまたバランスが崩れてもここに戻ればよいですからね。


■中村製作所アイソレーショントランス
R1上:AET SIN AC→Soundgenic用外部電源
R1下: Cardas Golden Reference Power(New Type)→光城精機TAP
XXX上:NBS Statement→OPPO SONICA DAC
XXX下:自作PC Triple-C→Lumxam p-700


■光城精機TAP(手前から1〜3)
1:iPurifier AC
2:空き
3:WiFiルーター用DCアダプタ


■インターコネクトケーブル
XLR:WireWorld Super Eclipse
RCA:Organic Audio


■アクセサリ
iFi Audio iGalvanic3.0(Soundgenic USB2.0端子)
iFi Audio DC iPurifier2(Soundgenic用外部リニア電源)


■Headphone
Ultrasone Edition8

DC iPurifier2の試聴

Red Barrelのケーブルを介してDC iPurifier2をエルサウンドの汎用DC電源(2.5A)とSoundgenicの間に接続し、21時過ぎ(金曜日)から通電を開始。そして夜中の3時半くらいから5時頃まで試聴を行いました。



毎日のように聴く坂道グループの曲をベースに、Rock、Jazz、Classicに渡る20曲くらいを試聴。その感想は以下の通り。

  • 背景がさらに静かになった気がする
  • 中高音に僅かに残る曇りがほとんど無くなったような...
  • 高音の伸びも良くなったような...


基本的な音の傾向に変化は感じないものの、音の純度が増したように思います。
元々リニア電源を使用しているのでほとんど変化がない(とは言え若干は良くなるだろうな)というくらいの期待感だったので、「結構すごいじゃん」とその時は思ったのですが、9時過ぎに起きてから冷静に考えると「土曜の深夜〜明け方だから電源環境は最高だよなぁ。DC iPurifier2によるノイズ低減効果なのか、あるいは電源環境の良さによるものなのか区別が付かないな」と。


そこで土曜の18時〜19時頃に再試聴を実施。今回は試聴曲をを4曲(しかも曲頭から30秒ほどだけ)に絞ってDC iPurifier2の有無による変化にフォーカスを当てて比較しました。


結果は次の通り。

  • 1曲を除いて明確な変化は認識できなかった
  • その1曲はイザベル・ファウストのヴァイオリンソロで、DC iPurifier2がある方が高音の音像が僅かにシャープ(音の太さが細くなる)になるという変化
  • その他、明確ではない変化としては、DC iPurifier2がある方が音が重なったときの音の明瞭度が僅かに良い気がする


要するにほとんどプラセボの域を出てない効果感ですね...(^_^;


で、いつもだったら「別に悪くなったわけじゃないので入れておこう」となるのですが、今回は外すことにしました。と言うのは、ヴァイオリンの高音の音像がシャープになることが、音楽を楽しむという視点においては必ずしも良い結果とは思えなかったから。


正確には、音を大きくして聴く場合は問題ないものの、寝る前に聴く際の普段通りの音量で聴くとヴァイオリンの高音が(ヴァイオリンではないように細々として)貧弱に感じられて違和感があったのです。


我が家のヘッドフォンシステムの電源は、中村製作所のアイソレーショントランス(トランス2機搭載タイプ)でアナログ系とデジタル系で分けて給電しています。デジタル系のSoundgenicはさらに光城精機のタップ(iPurifier ACを挿している)を経由し、エルサウンドの汎用DC電源からDCを給電しているので、そもそもかなり低ノイズだと思っています。


しかもヘッドフォンシステム使用時(すなわち就寝時)に稼働している電子機器はDCアダプタタイプの時計のみなので、そもそも部屋自体の電源環境も良いのです。


故に、そこにDC iPurifier2を入れても(ベースのノイズフロアが低いので)ほとんど効果が感じられなかったのではないかと。


と言うわけで、前回のブログで触れたように次善の策としてWi-Fiアクセスポイント(BuffaloのWi-Fiルーターをアクセスポイントモードで使用)のスイッチング電源にDC iPurifier2を入れ、日曜日の14時〜15時頃に前日と同様の比較試聴を実施。


しかしながらこちらの方は差が全くわかりませんでした。


アクセスポイントの電源は付属のDCアダプタで光城精機のタップ(iPurifier AC装着)からとっています。DC iPurifier2は接続した機器に対するDCの給電品質は高めるものの、付属のDCアダプタ自体が発するノイズを低減するわけではないので、光城精機のタップに挿しているDCアダプタを発生源とするデジタル系全体へのノイズの影響に(DC iPurifier2の有無による)差は無いはず。


Wi-Fiアクセスポイントへの給電品質が上がった(電源ノイズが低減した)ことで、アクセスポイント内蔵のHUBに接続されたネットワークケーブル経由のノイズが低減する効果が期待できると思われますが、このアクセスポイントのHUBにつながっているのはSoundgenicだけで、その目的はSoundgenicを自宅のW-Fi LANに接続すること(言い換えるとiPadでSoundgenicをコントロールすること)であり、ヘッドフォンシステムに関してはWi-Fiアクセスポイント経由で音楽信号は流れません(音楽信号はUSB経由でDACに流れる)。


しかもWi-FiアクセスポイントとSoundgenicのLANケーブルの間にはネットワーク用ノイズフィルターを装着してあるので、そもそもWi-FiアクセスポイントによるSoundgenicへの悪影響は可能な限り抑えるようにしてあります。


だとしても、DC iPurifier2を入れて効果があるかもしれないと思って試してみたわけですが、結果は上述の通りでした。


と言うことでヘッドフォンシステムでは効果がほとんど認められなかったため、DC iPurifier2はリビングのAVシステムに使用しているiPurifier SPDIFへの給電に使ってみることに。とは言えこちらも元々付属のiPowerからの給電故にノイズフロアは低いはずで、使ってみた印象でも「ちょっと音が明瞭になったような気がする」という程度でした。


使用有無での比較試聴をしたわけではないので正確にはわかりませんが、それでもヘッドフォンシステムに使うよりは効果があるような感じ。だったらピュアオーディオOracle(CDトランスポート)のデジタル出力〜MA1 DACの間に使っているもう一台のiPurifier SPDIFに使おうかなと。


でも最近はOracleよりもZ1ESをソースとして音楽を聴くことの方が圧倒的に多いので(Z1ES〜MA1 DACの間にはUSB用のiPurifier2を使用しているけど、こちらはUSBバス電源で動作するのでDC iPurifier2は使えない)、勿体ないような気もします。


どうしたものかなと考えつつ、ネットでDC iPurifierのレビューとか読んでみたのですが、その中に「DC iPurifierは内部に電子素子が入っているので数日間のエージングが必要」という記事を発見。


最初の試聴は通電後6時間だし、2回目は21時間後です。個人的にはエージング効果は多少あるにせよ、通電直後でもある程度の効果は期待できるはずだと思うのですが、念には念を入れ、通電1週間の時点でもう一度試聴してみることにしました。

〜つづく

iFi DC iPurifier2(DC2 iPurifier)

ヘッドフォンオーディオシステム改善策の最後の一手として導入したのは、DC iPurifier2です。これでiFi audioの製品は通算9個目で、ヘッドフォンオーディオシステムでは5個目となります...(^_^;


DC iPurifierは以前Soundgenic用のWi-Fiアクセスポイント用に導入しようかと考えたことがありますが、結局イヤホンシステム(Maverick IIとHADAL)に投資してしまったため計画は頓挫しました。


そのDC iPurifier(version2)をようやく導入するに至ったわけですが、Wi-Fiアクセスポイント用としてではなくてSoundgenicに使用しているエルサウンドのリニア電源用にです。ちなみに導入したのはSoundgenicのDC端子用変換ケーブル(Red Barrel Cable)がセットになったもの。


そもそもSoundgenicには付属のスイッチング電源ではなくちゃんとしたリニア電源を使っているのでDC iPurifierは必要ないと思っていました。しかしながらMt.T2様の「Mt.T2 の 感動を求めて −悪戦苦闘のオーディオ&ビジュアル−」このエントリーを読んで、リニア電源でも効果があるのかと考えを改めた次第。


前回の日記で書いたようにクロック交換後のSoundgenicの音は何とか聴ける音になってきたものの、あと少し改善できれば満足のいく水準になりそうなので、そのための対策として導入したわけです。もし効果があまり無ければ当初の目論見通りWi-Fiアクセスポイントのスイッチング電源に使えば良いですしね。


木曜日にヨドバシカメラのオンラインショップで注文して金曜日に到着。帰宅後Soundgenicとリニア電源の間にインストールして6時間ほど通電した後、1時間ほど試聴しました。



その試聴結果が本当なのかどうかまだ確信が持てないので(明け方に近い時間帯だったので、単に電源環境が良かったからという要因も考えられる)、今日の夜にもう一度試聴してから感想をアップしたいと思います。


ヘッドフォンシステムの改善

アイソレーショントランスの使用コンセントをアナログ系とデジタル系で入れ替えたことにより(従来はデジタル系がOYAIDE R1でアナログ系がSWO-XXX Ultimoだったのを逆にした)、中高音の不明瞭感がやや改善され、高音の伸びも多少良くなりました。


それ以外に、P-700u、Sonica DAC、Soundgenicの電源ケーブルの入れ替え、SoundgenicおよびiGalvanic3.0のインシュレーター変更等を行うことで、Soundgenicのクロック交換直後の状態よりもかなり良くはなったものの、まだ中高音に僅かな曇りを感じる、高音が伸びきらないという不満点が解消できずにいました。


そのような状況を受け、前回の日記では「手持ちの機材での改善はこれ以上難しい」、「手っ取り早いのはインタコ(現状:WWのSuper Eclipse5)を高音寄りのタイプに交換すること」と書いたのですが、そう言えば使っていないインタコ(XLR)があるのを思い出しました。


それはWireWorld のEclipse3で、今使用しているWireWorld Super Eclipse5の前に使っていたものです。音的には中音に力があり、音のエッジが明快で元気のいいタイプ。反面、音のきめの細かさ、滑らかさ、ニュアンス表現といった点はあまり得意ではないので、一度ヤフオクに出したけど落札されず、仕方がないので死蔵していたものです。


正直我が家での使い道がないインタコだと思っていたのですが、現在のヘッドフォンシステムが抱える問題点を解決するには良いかもしれないと思い、ダメ元で試してみました。


そうしたらこれが結構良い感じ。音の芯がカチッとして高音に切れが出てきました。中高音の曇りもほとんど気になりません。そういう意味では問題点をほぼ解決できたのですが、一方、音の質感がちょっと落ち、やや粗雑な表現も見え隠れします。Super Eclipse5に比べれば明らかにEclipse3の方が良いのですが...。


そこでメインシステムに入っている ZONOTONE 7NAC-Neo Grandio 10Hi を持ってきて試してみることに。スペック的には優れているけど、良くも悪くも音の質感が柔らかいケーブル。私見ではSuper Eclipse5よりも柔らかい音なので問題点がさらに悪化するかもしれないと思いつつも、大した手間ではないので試してみました。


意外にもSuper Eclipse5より高音の伸びが良いです。でも中高音の曇りはまだあるなと思いながらしばらく聞いていたのですが、実はこの曇りって響きの成分のような気がしてきました。Super Eclipse5だとよくわからなかったけどNeo Grandioだと響きっぽく聞こえます。まだ気にはなるけど、Super Eclipse5のような不快感はないなと。
ちなみにEclipse3では、その響きの情報がほとんど表現されないために結果として曇りを感じないようです。


Eclipse3を使うか、Neo Grandioを使うかはもう少し試聴してから決めようと思いますが、いずれにせよSuper Eclipse5よりはかなりマシな音になってきたのでちょっと一安心。


これならSoundgenicの買替えやSSDへの換装の必要はなさそうなので、本当に最後の最後の対策としてあるものを注文しました。以前から気にはなっていたものの、我が家のシステム構成では必要ないかなとスルーしていたものです。
大きな効果は期待していないけど、問題解決に向けたもう一押しをしてくれるかもしれません♫

諸々、近況。

■スマートセブンのその後
ブランドサイトに掲載されていたレシピを参考にしながら自分なりにいくつかのレシピを作って試してみた結果、休日の朝に4杯分入れるためのレシピは概ね決まりました。現在、蒸らしに使う湯量・ドリップ時間・蒸らし時間の微調整中。
作成済みのレシピをベースに全ての項目の修正ができるとよいのですが、残念ながら湯温と総湯量だけは修正できず、これを修正するためには最初からレシピを作る必要があります。何故この様な仕様なっているのか意味不明ですが、総湯量が大きく変わることはないため予め総湯量が基準値±10mlのベースレシピを用意し、それを修正することで対応しています。湯温に関してはとりあえず標準の93℃に固定。いずれ湯温に関しては色々試してみる予定。
という感じで使い勝手に不満点はあるのですが、レシピに基づいたコーヒー抽出に関しては非常に安定しているので、全体としてはとても満足しています。


■HADALのその後と中華ケーブル
Maverick II用に導入したBeat Audio HADALは大変気に入っています。ただDAP側のプラグとケーブルの結線(半田付け?)に若干不安があり、一度だけ接触不良を起こしました。輸入代理店にクレームをつけて修理してもらえば良いのでしょうが、そうなるとしばらく使えなくなるし色々と面倒なので、プラグとケーブルの接続部分を覆うように熱収縮チューブを被せて補強しました。見た目は美しくないけど安心感には変えられませんね。
一方、一時期嵌まっていた中華ケーブルですが、HADALの軽快感が当たり前になるにつれ、イヤホンに使うにはやっぱり太すぎるし重すぎると感じてきました。現状、T8iE2に金銀合金&OFCケーブルを使っていますが、早くPrimaDonnaに買い換えたいです。ちなみに太さと重さ(その結果としての使用感)を考慮しなければ、音自体は決して悪くないし、何より価格が安いのでお薦めできると思います。


Nikon Zシリーズに想うこと
最近、一眼レフカメラD700)をほとんど使っていません。使うのはNikon1 v3がほとんどで、たまにSonyのRX1という状態。なので必要性は全くないのですが、新マウントになったZシリーズ(価格を考えるとZ6)には惹かれるものがあります。
その最大の理由はボディ側の手ブレ補正が搭載されたこと。マウントアダプタを使えば、手持ちのZeiss単焦点(3本:28mm/50mm/100mm)を手ブレ補正で使えるようになります(多分)。あと、重量が軽くなったのも良いですね。
それ以外の機能については私にはオーバースペックなので、デザインも含めてDfの方が好きなんですけど、ボディ側の手ブレ補正は魅力的だよなぁ...。


■ヘッドフォンオーディオシステムについて
Soundgenicのクロック交換をしたこと、そして交換後の音がイマイチ気に入っていないということには以前少し触れました。その後、インシュレーターを変えたり電源ケーブルを変えたりして多少はマシになったものの、高音の伸びと抜け感に関して、まだ納得がいきません。女性ボーカルの帯域にギャップがあるような気もするし、どうも周波数バランスがおかしいんですよね。
音に気になる点があると音楽を楽しめない質なので早く何とかしたいのですが、手持ちの機材を使ってできることはあらかた試したので、これ以上踏み込むためには投資が必要です。手っ取り早いのはインタコ(現状:WWのSuper Eclipse)を高音にインパクトがあるタイプに交換することなんだけど、クロック交換前はこのインタコで問題なかったわけなので、やっぱり違うよなと。
改造元にお願いして元に戻してもらうのも何かイヤだし(元に戻してもらったからといって必ず元の音に戻るという保証はないし、そもそも本当にクロック交換のせいなのかがよくわからない)、だったら一層のこともう一台買うかとか(で、音を比較してみて相対的に気に入らない方はヤフオクで売り払う)、あるいはHDDをSSDに載せ替えようかと思い始めている次第。
会社で使っているWM1Z + Maverick II (with HADAL) の音が良いだけに、自宅のヘッドフォンシステムの方も早く納得のいく音にしたいです。


macOS Mojaveの不具合
これはネットでも既に取り上げられていますが、スリープモードにした際のバッテリーの減りが明らかに速いです。1日で10〜20%くらい減ります。以前は10%も減らなかったのに...(T.T) 定番のSMCリセットもやってみましたが改善は見られませんでした。
3台常用しているiPadのうちWi-Fiモデルの2台(mini4、第6世代)はベータプログラムに参加しているのですが、macOSの方もベータプログラムに参加して少しでも新しいOSにしてみようかな。

Z1ESのファームウェアアップデート(18444R)

昨日、ソニーの使い方相談窓口より1通のメールが届きました。


Z1ESに昨年2月にリリースされたファームウェアアップデート(18120R)を適用すると、USB接続したMeitner MA1 DACでは出力音量が非常に小さくなってしまうという問い合わせを以前したのですが、届いたメールはその問題を解決するアップデート(18444R)が完成したというご連絡でした。


すっかり諦めていたので、「忘れてなかったのか!」という驚きがまず最初に、その後「大丈夫かな...?」という不安が生じました。
だってMA1 DACを使って検証したわけではないでしょうからね。


でもZ1ESにはアップデートしたファームウェアをアップデート前のバージョンに戻す機能が付いているので、「ダメなら元に戻せばいいや」と試してみることに。


Z1ESを起動して本体設定メニューでアップデートを実行。iPadの操作アプリ(HDD Audio Remote)も最新バージョンにアップデートし、アンプの電源を入れ、アプリで適当に曲を選んで再生。それから恐る恐るPL-Lのボリュームを上げていったところ、普通通りのボリュームレベルで音が流れ始めました!


前回のファームウェアアップデートから1年8ヶ月という短くはない期間がかかったものの、ソニーさんは忘れることなく、マイナーな不具合(ファームウェアアップデートのページによると、一部のUSBデジタル機器だけで生じる現象とのこと)を解消してくれたわけです。


ソニーさん、ありがとうございました...m(_ _)m


次のアップデートでは、MQAファイルの再生対応をよろしくお願いします。

iPhone7のバッテリー交換とSuicaの残高確認

2年前、ついにSuicaが使えるようになったというビッグニュースに心を動かされ、1年予定を繰り上げて購入したiPhone7。今年の秋でまる2年経ったので新モデルに買い替えるつもりだったのですが、iPhoneXSにはどうにも心が動かされなかったため、今年はスルーして来年買い替えることにしました。


だったらと言うことで、iPhone7のバッテリー交換をすることに。通常だったら最大容量が初期状態の80%を切らないと受け付けてくれないAppleStoreでのバッテリー交換が、年内は最大容量が80%以上あっても交換可能で、かつ交換料金も割安になっているため交換した次第(ただし対象機種は限られます)。


ちなみに私のiPhone7の現時点での最大容量は86%ですが、平日は毎日充電しないととちょっと心許ない状態です。


先週木曜日にAppleStore表参道店に本日お昼の予約を入れ、昼休みにお店に行って本体を預け、会社帰りにピックアップしました。



最大容量が100%になってますね♪


交換料金は3200円(税別)で、受け取り可能時刻から逆算すると交換にかかった時間は1時間半でした。これであと1年安心して使えます♪


さて、ここからは余談。
会社から表参道店への移動には地下鉄を使ったのですが、iPhone7を預けた後の会社までの移動、そして会社帰りに表参道店まで移動する際にはiPhoneが無いのでモバイルSuicaが使えません。


そこでSuica機能付きのクレジットカードを使って地下鉄に乗ることにしたのですが、そのSuicaにどれだけの残高があるのかがわかりません(使った記憶がないので多分ゼロ円だとは思うのですが...)。


地下鉄の駅の券売機で確認できることは知っていますが、それ以外に簡単に確認する方法があるような気がしたのでネットで調べてみたところ、Suicaが利用できる自動販売機で簡単に確認できることがわかりました。


Suica対応の自販機は会社にあるので、早速自販機のカード読み取り部分に件のカードをかざしてみたところ、残高は0円。やっぱり記憶が正しかったようです。
(注)飲み物のボタンを押さずにカードをかざせば残高確認が出来ます。先に飲み物のボタンを押してしまうと購入になってしまうので注意!


となるとAppleStore表参道店に行く前にSuicaにチャージしておかなければならないので、会社が入っているビル内にあるファミリーマートのレジで1000円だけチャージ。一度もチャージしたことがない券売機でやるよりも気楽です♪


まあ、チャージについては券売機でやるのと大差ないかもしれませんが、(商品を購入しなくても)Suica対応自販機で残高確認が出来るというのは便利だと思いました。