不調の珈琲王に業を煮やし、別の機種への買い替えを検討。
買替え機種の要件は、次の4点。
- 使用後の手入れ(洗浄等)が楽
- 味の調整が可能
- コーヒーミルは不要(別に持っているので)
- 不具合のレビューが少ない
ネットのレビュー等を色々と調べ、最終候補に残ったのは次の3機種です。
■ハリオ 珈琲王(これまで使ってきた機種)
不具合のレビューは一番多いけど(私自身も体験し、今回の買替えの動機になったのだが)、手淹れに一番近いところがやっぱり魅力。もしかしたら次は当たりを引くかもしれないという期待で選出。
ハリオ 珈琲王 コーヒーメーカー V60 透明ブラック EVCM-5TB
- 出版社/メーカー: ハリオ
- メディア: ホーム&キッチン
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■DeLonghi kMix Collection ドリップコーヒーメーカー プレミアム
デロンギは前から興味がありました。これは最新機種ではないけれど、24金フィルターである点が魅力。またアロマモードで手淹れの味に近くなるらしい。ポットも2重構造のステンレス・サーマルジャグなので煮詰まることがないのだが、このポットが使いづらいらしい。
デロンギ kMix Collection ドリップコーヒーメーカー プレミアム ブラック CMB5T-BK CMB5T-BK
- 出版社/メーカー: DeLonghi (デロンギ)
- メディア: ホーム&キッチン
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■ハリオ スマートセブン コーヒーメーカー V60オートプアオーバー
V60を使用してほぼ手淹れに近い抽出が可能な珈琲王の上位機種。湯温、蒸らし湯量/時間、抽出湯量/時間などを細かく設定可能なので、味の調整は市販機種中最も細かく出来る。そういう意味では最も理想に近いのだが、不具合の多い珈琲王の上位機種というところが唯一の不安材料。価格が他の候補よりも段違いに高いだけに、珈琲王同様の不具合が起きたら洒落にならない。
ハリオ スマートセブン コーヒーメーカー V60オートプアオーバー EVS-70B
- 出版社/メーカー: ハリオ
- 発売日: 2016/04/01
- メディア: ホーム&キッチン
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珈琲王の味に不満は無いので、もし改良版があれば悩むことはなかったのですが、残念ながら現行機種は2年半前に購入した機種と同一。故に、同じ不具合が起きる可能性が高いわけで(個人的には構造的欠陥があると思っている)、3機種中最も価格が安い点は魅力なんだけど、やっぱりリスクが高すぎるように思います。二度あることは三度あると言いますしね。と言うわけで、最初に除外。
結果、デロンギとハリオ・スマートセブンの一騎打ちとなったので、いくつかの視点で両機種を比較してみました。
- デザイン:デロンギはレトロな感じがグッド。スマートセブンはシンプルでモダンなところがグッド。これは甲乙つけがたい。
- メンテナンス性:多分、スマートセブンの方が簡単(楽)だと思われるけど、デロンギも許容範囲かと。
- 味の調整:これは圧倒的にスマートセブンが優れている。細かく調整可能なことが却って面倒(調整の泥沼にはまる)な可能性もあるけど、そこはユーザー側の問題なので...。
- フィルター:デロンギが24K、スマートセブンはペーパー(V60)なので、味的にはデロンギの方が雑味がなくて良さそうなんだけど、スマートセブンはドリッパー/フィルターを別のものに変えて使えるので実質的に差は無い。セラミックフィルター、24Kフィルターを別に持っているので、スマートセブン標準のV60ペーパーフィルターと合わせて3種類を試してみることが可能という意味ではスマートセブンに歩がある。
- ポット/保温:両機種ともに加熱型の保温機能は付いていないが、デロンギは保温性の高いポット、スマートセブンは普通の耐熱ガラスポットなので、保温性はデロンギの方が高い。尤も、抽出後は直ぐにサーモスの真空マグに入れるので実使用上の差は無いのだが、デロンギのポットは手入れが面倒らしいのでその点ではスマートセブンの方が若干優れているか。
- 実売価格:amazonでの価格はデロンギが約1.7万円。方やスマートセブンは3.6万円なので、価格的にはデロンギの圧勝。
- その他:スマートセブンは珈琲王と同様の不具合が起きるかもしれない。
総合的には(価格は高いけど)スマートセブンに惹かれます。ただ、珈琲王同様の不具合が起きるのではないかという点が最後まで引っ掛かったのですが、「スマートセブンは珈琲王よりも発売時期がかなり遅いし、価格も比較にならないくらい高いのだから、流石に大丈夫なのではないか」という希望的観測をもって最終的にはスマートセブンを選択しました。
それからamazonで注文して昨晩到着。実物を見るとビックリするほどコンパクトです。珈琲王がかなり大きかっただけにギャップは大きいですね。
そして今日の朝、とりあえずオートモードで淹れ、サーモスの真空マグに移して会社に持って行きました。味は珈琲王とさほど差は無かったけれど、使用感は想像以上に差がありました。詳しい話は後日書こうと思いますが、スマートセブンは珈琲王とは全くの別物のようなので、珈琲王のような不具合は起きないような気がします。
これで8年使えれば、2年しか持たない珈琲王と年間ランニングコストは同じくらい。でも機能的(味的?)には珈琲王より優れているので、5年持ってくれれば購入価格に見合うかな。