memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Synology RT2600ac

先日の日記にも書いたように、BuffaloのWSR-2533DHPの調子が良くなく、インターネット接続が見当たらないという警告画面が頻繁に現れます。iPad Pro 10.5inchでこの画面が表示されたとしても、iPad mini4やMacbook Proは問題なくインターネットに接続できているので、実際にはインターネット接続に問題はありません。



頻度的にはiPhone7とiPad Pro10.5inchで生じるケースが多いものの、iPad mini4やMacbook Proで生じることもあるので、特定の機種の設定上の問題でもありません。またルーター自体のインターネット接続設定も何度も見直しましたが、やはり問題があるとは思えません。


2533DHPを再起動すると正常な状態になるのですが、1ヶ月に数回くらい起きるのくらいであれば我慢できるものの、この1週間ほどはほぼ毎日のように起きるので流石に我慢できなくなり、以前から気になっていたSynologyのRT2600acを買ってしまいました。


https://www.synology.com/ja-jp/products/RT2600ac
※サイトの説明を見ていただくとわかりますが、非常に高機能/多機能です。


RT2600ac自体は木曜日に届いていたものの、Synologyの無線LANルーターは初めて使うだけに勝手がわからないので設定は週末まで待つことにし、本日の午後にBuffaloのWSR-2533DHPからRT2600acへの入れ換えを実施しました♪





写真を見てもわかるとおり、とにかくデカいです!幅が28cm、奥行きが約17cmもあり、本体からアンテナ(約16cm)が4本突き出ているので、その存在感はこれまで使ってきたBuffaloの無線LANルーターの比ではありません。電子製品はデカけりゃ良いってものではないけれど、このデカさに不思議と安心感を感じます。


2533DHPにつないであったWAN回線とLAN回線(3本)をRT2600acにつなぎ替え、電源スイッチをON。しばらくすると本体前面のLEDがチカチカし始めますが、完全に起動するにはかなり時間がかかりました。Buffaloの4〜5倍くらいかかったような気がします。


それからデフォルトのSSIDとPasswordで接続し、設定用アプリを起動して各種設定を行うのですが、基本設定自体はアプリのボタンをクリックして数分間待つだけで完了します。Buffaloだと5GHz帯と2.4GHz帯の設定を個別にしなければならないのでそれなりの時間がかかりますが、RT2600acは非常に簡単です。


またBuffaloだと5GHz帯と2.4GHz帯にそれぞれSSIDが設定され、クライアント機器を無線LAN接続する際には、5GHz帯に接続するか2.4GHz帯に接続するかを明示的に選択しなければならないわけですが、RT2600acは5GHzと2.4GHzを自動で切り替えるスマート接続となっているため、1つだけ存在するSSIDに接続するだけでよいわけです。


高機能機器故に設定が複雑なのかと思いきや実は全く逆で、基本的な設定自体は非常に簡単です。実に素晴らしい!


とりあえずRT2600acの無線LAN設定はあっけなく完了しましたが、無線LANクライアント機器から見ると接続先SSIDが変わることになるので、接続設定をやりなおします。また有線LAN接続のクライアント機器もネットワーク設定画面で接続テストを実施してIPアドレスの再割り当てを実施。こちらの作業の方がよほど時間がかかりました(^_^;


次にベッドルームに置いてあるSoundgenic用の無線LAN中継機(Soundgenicには無線LAN機能がついていないため、BuffaloのWZR-1166DHP2を中継機モードにして設置し、1166DHP2のLANポートにSoundgenicを有線接続することで無線LANネットワークに接続可能)の設定を実施。
これはMacbook Proを1166DHP2に有線接続し管理画面にログインして行うのですが、手動設定でRT2600acに接続しようとしても何故かつながりません。何度やっても結果は同じです。


もしかするとSynologyとBuffaloの相性問題かとも思ったのですが、手動設定は諦めてWPS(RT2600ac本体の右横にあるWPSスイッチを押し、Buffaloの管理画面のWPS接続ボタンを押すだけ)を試してみたところあっけなくつながりました。


それからヘッドフォンシステム・コントロールiPadのSoundgenicおよびSonica DACの設定アプリを起動してネットワークを再設定。無事にヘッドフォンシステム環境の再構築が完了しました。


以上で無線LAN環境の構築は全て完了。


気になる接続スピードをチェックしてみたところ、リビングのMacbook ProiPad Pro 10.5inch、iPad mini4は概ね92〜95Mbpsでインターネット接続ができているので、Buffaloよりも5Mbps前後速くなっていました。我が家は100M回線なのでほぼ上限のスピードですね。


またバスルームのポータブルTVをお部屋ジャンプリンクでDIGAにつないで録画してある番組を再生してみましたが、途切れることなく再生できたので一安心です。


ちなみにBuffaloで生じていたインターネット回線に接続できない不具合は、当然のことながら起きません。まあ感覚的なものではありますが、非常に安定している感じです。


最後にネットで調べながらVPNサーバーを構築し(こちらの方はsynologyアカウントの作成や、証明書のインストールとか必要なのでちょっと面倒でしたが、何とか出来ました)、iPhone7とiPad Pro 10.5inchをVPN経由で公衆Wi-Fiに接続できるようにしました。VPNサーバーの構築はSynology RT2600を選んだ理由の一つだったので、無事に構築できてホッとしています。


本体はデカいし価格も高いので安易にお薦めはできませんが、そこそこのオーディオケーブルを買うよりは遙かに安い投資なので、揺るぎない無線LAN環境を構築したい方は選択肢の一つとして考えてみられるのも良いかと...。