3月30日にamazonで注文したSoundgenic HDL-RA2HF/Eが4月13日に到着しました。増産していた製品が流通し始めたようです。
早くてもゴールデンウィーク前、遅いと5月の後半になるかなと思っていたので予想外に早かったわけですが、全く準備をしていなかったため到着後直ぐに取説を読んであたふたと準備を開始。
ちなみにamazonの商品は箱も簡素でLANケーブルが付属していないエコノミーパックでした。だから少し安かったわけですね。
取説を読んでみると、想定外のことがありました。当初の予定ではSoundgenicをSonica DACとUSB接続して使うつもりだったのでLAN環境は必要ないと思っていたのですが、USB接続した場合のネットワークプレーヤーはSoundgenicになり、SoundgenicがWi-Fiルーターと接続してないとiPad上のアプリで再生コントロールができないようです。
USB接続ではなくネットワーク接続にして、Sonica DACをネットワークプレーヤーに、Soundgenicをオーディオサーバーにする場合は、HUBを用意すればSonica DACをiPad上のアプリで再生コントロールできるのでWi-Fi環境は必要ないものの、Soundgenicの初期設定にはどうしてもWi-Fi環境が必要になります。
ノーマルの(高音質化の対策を施していない)Soundgenicは、ネットワーク接続した方がUSB接続するよりも音が良いという話ですが、Soundgenic用のリニア電源とiGalvanic3.0を使用すればUSB接続でも何とかなるのではないかと思っていたので、Wi-Fi環境が必要になるとは完全に予想外でした。
またSoundgenicに音楽ファイルをコピーする際も、Macbook ProとSoundgenicをUSB接続すれば良いかと思っていたのですが、それではダメなみたい。Macbook Proの中の音楽ファイルを一旦外部HDDにコピーし、そのHDDをSoundgenicに接続してファイルをインポートしなければならず(Wi-FiでMacbook ProからSoundgenicに直接コピーすることは可能ですが、その場合はWi-Fiの速度がボトルネックになる)、かつ、使用する外付けHDDはNTFSかFAT32でフォーマットされていないとダメなようです。これまた予想外でした。
さらなる予想外は、コピーする音楽ファイルを選択できるわけではなく、外付けHDDの中身がまるごとコピーされるということ。つまり余計なファイルが入っているとSoundgenicのHDD容量を無駄に使うことになるわけです。
これらの制限事項をクリアしつつ最も手間(と費用)をかけずに環境を構築するための方法を検討した結果、以下の方法を採ることにしました。
- バスルームとベッドルーム用の無線LAN中継機(現状はリビングとベッドルームの間にあるストックルーム内に設置)をベッドルーム(つまりはヘッドフォンオーディオ環境)に移設し、その無線LAN中継機にSoundgenicを接続してWi-Fi環境が利用できるようにする。この場合、音楽信号はUSB経由でSoundgenicからSonica DACに送られるので、無線LAN中継機とSoundgenicの接続はあくまで再生コントロールにのみ影響することとなり、音質的考慮はさほどする必要がなくなる。
- 使っていない外付けHDDをFAT32でフォーマットしてMacbook Proの中の音楽ファイルを一旦外付けHDDにコピーした後、Soundgenicに接続してインポートする。
Soundgenicをネットワーク接続で構築する方法も検討しましたが、この場合はそれなりに音の良いHUBとネットワークケーブル(2本)の導入が必要となり、(少なくとも)Soundgenicを購入した費用と同じくらいの費用を追加で投資する必要があります。加えてiGalvanic3.0は使用できなくなるので、これはないなと思った次第。
もしかしたら将来ネットワーク接続に変えるかもしれませんが、とりあえずはUSB接続で行く方針が決まったので、粛々と環境構築を進めます。
まずは使っていない外付けHDD(USB3.0対応)を引っ張り出してきてFAT32でフォーマットし、Macbook Proの中の音楽ファイルをコピー。その後、外付けHDDをSoundgenicに接続してインポートします。なお我が家の環境では、外付けHDDを接続してからSoundgenicを起動しないと外付けHDDは認識されませんでした。
※実は全てのリッピングファイルはこれとは別のHDDに入っているのですが、そのHDDはMacのHFS+フォーマットなのでSoundgenicでは認識できず、かつ音楽ファイル以外のファイルも多数入っているため使用できません。そのためPC audio用にMacbook Pro内にコピーしてある音楽ファイルを使用した次第。
次に無線LAN中継機をベッドルームに移設。これは簡単です。
最後に、Soundgenic用の外部電源として使用するエーワイ電子(エルサウンド)のリニア電源のDC端子プラグをEIAJ4プラグ(金曜日にRSコンポーネンツに発注して本日午前中に到着)に交換し(久しぶりに半田付けをやりました)、とりあえず必要な作業は完了しました。
いよいよ、ベッドルームでの環境構築です。
〜つづく

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