以前の日記で「BOSE Soundlink RevolveはAnker SoundCore2よりも格上の音がする」という趣旨のコメントを書きましたが、SRS-X88はもう一つ格上の音がします。
低音も高音もSoundlink Revolveよりも伸びているし、音量を上げても音に余裕があります。メインのオーディオシステムとは比較にならないにしても、それなりに場の雰囲気(空間情報)を表現できる点も評価できます。
ただし、音場の広がりは期待していたほどではありませんでした。音量を上げるにつれて音離れがよくなり、少しマシにはなってくるものの、音場の広さについてはサラウンドをONにしたSRS-X5に及びません。やはり左右のSPの物理的な距離が近いという足枷は如何ともしがたいと言うことですね。
そういう意味では2台のSoundlink Revolve(あるいはいずれ発売されるAppleのHomePod)をリンクさせてステレオモードで使う方が、よほど音場感は期待できるでしょう。
尤も、今のところそこまでして音場の広さを追求するつもりはないし(だったらメインシステムで聴けばよい)、音場の広さという点を除けばまずまず満足できる音ではあるので、とりあえずはX88で十分かなと。
ちなみに音源はネットワーク上のZ1ES(X88は無線LANで接続)をサーバーとして使い、iPadのコントロールアプリ(Music Center)で操作しています。
Z1ESに保存してある音源(DAPよりもアルバム数が圧倒的に多い)をそのまま使えるので、DAPをBluetooth接続して使うよりもはるかに便利です。
ただし、Music Centerの操作性の悪さには閉口。
最悪なのはアルバム画像がアルバムのリスト段階では表示されないため、アルバム探しは「アルバム名」で行わなければならない点。JazzとかRockはまだしも、クラシックのアルバムを探すのにアルバム画像が使えないというのはとんでもなく苦痛です。
同じSonyでもZ1ESのコントロールアプリ(HDD Audio)の方はそれなりに使いやすいのに、一体何なんでしょうね。