お金をかけないシステムチューニングの一環としてオーディオ&ビジュアルシステムの端子クリーニングを実施しました。
これまでは無水アルコールを使用していましたが、今回は以前sugarさんに教えてもらったPANDOを事前に購入。
また電源ケーブルのIECコネクタや壁コンセントのクリーニングには、オヤイデの例の青いスティックではなく(あれは悪影響の方が大きい)、先端極細硬化タイプの綿棒を使用します。
スリーボンド 電子機器クリーナー ノンフロン 420ml TB29D
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GSIクレオス Mr.綿棒 先端極細硬化タイプ 塗装支援ツール GT69
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8/8(金)の朝9時頃から作業を開始し、概ね1時間ほどかけて作業完了。端子クリーニングはベランダに出て機器の後ろからの作業となるため、暑くならないうちにやってしまおうと思っていたものの、終わった頃には汗だく状態でした...(^_^;)
従来だとスピーカー端子(特にアンプ側)の汚れが一番大きかったのですが、ChordのSPケーブルに変えてからはそれほど汚れません。Yラグが薄くやわらかい銅板でできておりSP端子との密着性が高いため、汚れが入りにくいのかもしれません。
ちなみにWBTのYラグ(サンドイッチスペード)を使用していた時が一番汚れやすかったように思います。あのYラグは裏側に突起がついているためSPターミナルとの間に隙間ができるんですよね。故に汚れやすいのかと。
電源ケーブルはやはり汚れが目立ちますね。特にIECコネクタ内部のブレードは汚れが酷いです。5月に交換したばかりの壁コンセントも結構汚れてました。
ここのクリーニングには先端極細硬化タイプの綿棒を使いますが、そのままだと内部にまで入りづらいので、綿棒の頭の部分をペンチで潰し、少し平たくして使うとよいです。
クリーニング後の音出しでは、高音に極僅か感じていたヒリツキ感が無くなっていたので目出度し目出度しです。
また今回はVisual系のHDMI端子のクリーニングも実施しました。ここも先端極細硬化タイプの綿棒を使用。
しかしながらクリーニングの後、BWT3000(BDレコーダー)〜GT60(プラズマTV)間の映像伝送に使用しているWireWorld SSH6(SilverStarlight6)のBWT3000側の端子の接触が不安定になり、映像が映りません。ここの端子は以前からたまに映像が途切れるという不具合があったものの、プラグをさし直すと大体直ってました。でも今回は接触不良の状態が酷くなり、端子を少し持ち上げる感じにすると映るのですが、そのスイートスポットがピンポイントのため実質的には使いものになりません。
ワイヤーワールド シルバースターライト6 SILVER STARLIGHT6 HDMIケーブル(2.0m) SSH6/2.0
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SSH6側の問題かBWT3000側(HDMI端子1)の問題かわからなかったので、以前暫定的に使用していたPanasonicのHDMIケーブルに交換してみたところ、端子の嵌合がとても良く、映像も安定して映ります。ということはSHH6側の端子に問題がありそう。
パナソニック HDMIケーブル プレミアムハイグレード 1m ブラック RP-CHEX10-K
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で、よくよく考えてみればこのSSH6、元々はOPPO〜GT60間の映像伝送に使用していたものの、接触不良が起こりやすかったのでPSH6(0.5m)に変更したという前歴のあるケーブルでした。その時はケーブルの自重が重いので端子に下向きの圧力がかかり、それが接触不良の原因ではないかと思っていましたが、今回の件を合わせ考えると、このケーブルのソース機器側端子自体に不具合があるっぽいです。
WireWorldのHDMIケーブル自体は気に入っていますが、HDMI端子の出来はイマイチですね。まあ、そもそもHDMI端子って差しにくいし(特に機器の前面から後ろに手を回して手探り状態で接続するのは非常に難しい)、外れやすいし(他のケーブル交換をしている際に引っかけてしまってよく外れる)、端子の規格としては最低だと思っています。せめてロック機構が標準装備されていればマシなのですが...。
SSH6に比べるとPanasonicのHDMI端子は本当にしっかり接続できます。とは言うもののこのケーブルを常用するというのも何なので、手頃な価格(2万円以下)のHDMIケーブルを購入することにしました。
検討の結果、Monster Cableの最上位モデルであるBlack Platinumを購入。決め手は最上位モデル(最高27Gbps Ultra HD:4K/60p/3D/ARC対応)なのにリーズナブルである点と、ブランドに対する信頼感(オーディオケーブルは好きじゃないけどビジュアルケーブルは使える)でしょうか。
MONSTER CABLE HDMIケーブル (1.2m) MC BPL UHD-4FT
- 出版社/メーカー: モンスターケーブル
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早速接続してみたところ、Panasonic同様に端子の嵌合が良くて何の問題もなく映像が映りました。ただしこの時点での映像は若干解像力が甘く、色乗りも微妙に良くない感じ。まあ下ろしたてなので、エージングが進めば良くなるでしょう。
あぶれたSSH6ですが、試しに音声系の接続(BWT3000のHDMI端子2とYSP-2200の接続)に使ってみたところ全く問題なく音が出ます。接触不良は微塵も感じません。
であれば、SSH5よりはSSH6の方が新しい分だけ良いかもしれないので、OPPO〜YSP-2200間の音声接続に使用しているSSH5をSSH6に交換し、BWT3000〜YSP-2200間にはSSH5を使用することにしました。(OPPOの音を優先)
さらに言うなら、Monster CableよりはSSH5の方が映像がキレイそうなので、SSH5をBWT3000の映像系に使用し、Monsterを音声系に使用した方が良いかもしれません。そこで入れ替えてみたところ、やっぱりSSH5の方が映像の精細感があって色乗りも良い感じがします(Monster Cableのエージング不足の影響はあると思いますが)。
というわけで端子クリーニングに端を発したHDMIケーブル騒動は一件落着....なんだけど、よくよく考えてみるとMonster Cableは音声伝送にしか使わないので、だったらこれまで使用していた同じMonster CableのM1000DVのままでよかったじゃないかと...。またしても無駄遣いしてしまったような...(^_^;