memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

BDレコーダーの買い増し

昨年来、妙な動きをするようになった現用のBWT3000。具体的には

  1. 番組再生中に予約録画の準備が始まると(録画ランプが点滅し始めると)再生が止まってしまう。
  2. 操作のレスポンススピードが遅くなった。正確に言うと、普段は問題ないのだが、時々少し遅くなったり、あるいはすごく遅くなったりする場合がある。
  3. 生ディスクの読み込みに、以前より時間がかかるようになった(ピックアップレンズの汚れ?)。


というもの。1と2については、昨年は時々症状が現れる程度だったものが、だんだん出現頻度が増えてきています。画質や音質といった重要機能上の問題ではないし、録画の失敗につながるわけではないので様子を見てきましたが、そのうち致命的な不具合が出そうな気がして安心して使えません。


このBWT3000は2010年の夏に購入したので今年の夏には6年目に突入することになります。しかもアニメの録画/編集/再生により使用頻度が非常に高いため、ぼちぼち不具合が出ても不思議では無いんですよね。


そんなわけで昨年くらいから買い増しを考えていて、以前の日記にも書いたように、後継機が発売され型落ちで価格が安くなるはずのBZT9600の購入を狙っていたのですが、どうやら後継機の発売は今年の秋になりそうな感じ。でも流石にそこまでは待てないので、BWT3000が故障しないうちにBDレコーダーを買い増しておくことにしました。


とりあえず価格.comで調べてみたところ、BZT9600の最安値は約20.5万円で大手家電量販だと28.5万円くらいです。やっぱり高いなぁ...。


財政的に厳しい折、今これだけの金額を支出するのは避けたいです。仕方が無いのでDIGAの他のモデルも見てみたら最新の上級機はBRZ2000というモデルでした。DIGAのサイトで比較してみたところ、私の関心領域での大きな違いは、

  • HDMI出力が1系統しか無い→9600は2系統で映像/音声の分離出力が可能
  • 音声デジタル出力がTOSのみ→9600は同軸とTOSの2系統
  • リモコンが赤外線タイプ→9600は無線が使える
  • オーディオ回路のパーツは汎用品→9600は高級パーツを使用


といった感じ。なおBRZ2000には音声アナログ出力がついていませんが、どのみち使わないので上記のリストには入れていません。


電源部、筐体の作り、使用パーツ等々を考えると、例え機能スペック的には同等でも基本的な映像品質や音声品質はBZT9600の方が上だと思います。でも価格.comで見てみるとBRZ2000の最安価格は約6.5万円なので、何とBZT9600の1/3の価格でしかありません。
言い換えるなら先に挙げた4つの違い(飽くまで私にとって意味がある違い)と基本品質の差に14万円払いますか、ということになるわけで、流石にそれは無いかなと...。オーディオ機器だったら別ですが、ビジュアル機器ですからねぇ。


BDのソフトはOPPO 105JPで観ることが多いので、結局BDレコーダーの役割はアニメ番組およびWOWOWの映画の録画/編集/再生なのです。しかも気に入ったアニメや映画はBDソフトを買うことが多いということを考えると、BDレコーダーの画質/音質に拘りすぎる必要は無いかなと...。


確かにBZT9600と比較すれば劣るかもしれないけど、今使用しているBWT3000との比較であれば、少なくとも画質に関してはかなり良くなっている蓋然性が高いので、将来BZT9600の後継機を買うまでのつなぎだと考えれば、BRZ2000で十分のように思います。(尤もBRZ2000に満足すればBZT9600の後継機も買わない公算が大ですが...)


思い立ったが吉日と、BRZ2000をamazonで注文。最安よりも800円強高いですが、何より翌日配送ですから♪。


と言うわけで明日BRZ2000が届く運びとなりましたが、まだ重要な問題があります。それはケーブルセッティング。現在ビジュアルシステムを構成しているソース機器は、


の4台。そしてシアターシステムがYSP-2200で、BWT3000とOPPOの音声出力はオーディオシステムからも出せるようになっています。これにBRZ2000が加わるわけですが、実は接続方法は複数考えられるのです。


BRZ2000だけを考えても、HDMIのARC(オーディオリターンチャネル)機能を使って接続する方法と、映像はHDMIでGT60に、音声はTOSケーブルでYSP-2200に入れるという2つの方法があります。


前者の場合BRZ2000のHDMI出力はYSP-2200経由でGT60に入るので、後者の方法よりも画質劣化のリスク(経路が長くなり、接点も増え、HDMIケーブルも2本使うためそれぞれのケーブル品質の影響を受ける)が高いと言えます。しかしながらARCによってGT60の全ての音声出力(TV放送、TVの外部入力端子に繋いだ機器の音声)がYSP-2200から再生可能になるというメリットが生まれます。


現在はTVの音声デジタル出力をYSP-2200に繋いでいますが、ARC経由でYSP-2200と接続できるようになれば、TVの音声デジタル出力をYSP-2200に入れる必要は無くなり、代わりにMA1 DACに入れることができるようになるため、TVの音をYSP-2200だけではなくオーディオシステムからも出せるようになります。今はTV放送の音をオーディオシステムで再生する場合はBWT3000を起動してその出力を再生していますが、TVのデジタル出力を直接オーディオシステムに入れられるなら、わざわざBWT3000を立ち上げる必要が無くなるのでとっても便利。


このような接続ルートをどうするかという問題と共に、どのケーブル(HDMI、デジタル音声ケーブル)をどこに使用するかということも考えなければなりません。特にHDMIケーブルに関しては、持っているケーブルのグレード差が大きいのでアロケーションには頭を悩ませそう。最悪の場合、HDMIケーブルを追加購入せざるを得ないかもしれませんが、できれば今持っているケーブルだけで何とかしたいものです。


〜つづく。