現在ビジュアル系のサウンド再生はYSP-2200で行っています。
【YSP-2200への接続機器】
105JPのHDMI出力もAV分離が可能なので、HDMI1(映像)をTVに、HDMI2(音声)をYSP-2200につなぐことにしました。
また105JPのアナログ出力(2ch専用出力)は、バランスケーブルにてPL-Lの入力につなぎます。ちなみに105JPは設定画面でバランス出力の極性を反転できるので、手持ちのケーブル(wireworld super eclipse5:Hot2→Hot3)を極性変換アダプタ無しで使えて便利です。
HDMIケーブルですが、UX-1で使用していたmonster cable M1000DVは音声に使用することにし、映像用にwireworldのsilver starlight6(以下、SSH6)を追加購入しました。シリーズ7が発売されることは知っていましたが、直ぐに必要だし、旧タイプの方が価格がこなれているのでシリーズ6を選択。ヨドバシカメラのWebショップで注文し、既に届いています。(実は購入した後、逸品館からwireworld製品の半額セールのメールが来て愕然。あと1日待っていれば1万円以上安く買えたのに...(T_T))
ラックに設置してある105JPに各種ケーブルを接続し、電源スイッチを入れました。この後、設定画面で各種設定を行う予定だったのですが、いつまでたってもTVに画面が映りません。105JPのフロント表示にはHOME MENUと表示されているので、本来ならホーム画面が映るはずです。接触不良かと思いSSH6の接続を確かめましたが、ちゃんと刺さっています。
もしかしてHDMI2にもケーブルを接続しているのが問題かもしれないと思い、M1000DVを外してHDMI1だけ接続した状態にしてみましたが、やっぱり映りません。
SSH6の端子を念のため無水アルコールでクリーニングしてみたり、HDMI1ではなくHDMI2の端子を使ってみたり、TVの設定画面を確かめてみたりしましたが、状況に変化無し。
ということは、105JPのHDMI出力に問題があるか、あるいはSSH6に問題があるかのどちらかです。ケーブルに問題があるとは考えづらいので、105JPに問題がある蓋然性が高そうですが、この状態だと原因の切り分けができないので、一旦HDMIケーブルをM1000DVに交換してみることにしました。M1000DVは動作確認ができているので、もしこのケーブルでも画面が映らない場合は105JPに問題があることになります。
M1000DVをHDMI1端子に刺し、TVのHDMI端子に接続し、105JPのスイッチを入れました。
「映るじゃん!」
何と問題はHDMIケーブルの方でした。これまで何十本ものケーブルを購入してきましたが、初期不良品に当たったのは初めてです。中華製ならいざ知らず、天下のwireworldの製品でもこんなことってあるんですね。
すぐにSSH6の納品書を確認したところ、交換/返品の連絡先が書いてあったので連絡をし、翌日(日曜日)午前中に配達/回収に来てくれることになりました。もし翌日が無理だと言われたら、それを理由に返品して逸品館で買い直そうかと思っていたのですが、流石ヨドバシと言うべきかクレーム対応は迅速でした。
仕方がないので今日のところはM1000DVを映像用に使い、音声用にはBWT3000の音声出力に使用しているAIMのケーブルを流用することにします。2本のケーブルを接続し、105JPの設定画面でHDMIのAV分離を選択。試しに映画のBDを再生してみたところ、映像も音声も問題なく出力されます。画像調整等の細かな設定は本番用のケーブルが到着してから行うことにし、その日の設定は終了。
翌日曜日の11時頃。ヨドバシカメラの自社配送にて代替商品が届きました。不良品はその場で回収です。
早速開封し、M1000DVの代わりにSSH6を接続。今度は大丈夫だと思いつつも、ちょっとだけドキドキしましたが、流石に2本目は正常でした。
これでようやく当初予定していたワイヤリングができます。M1000DVを105JPのHDMI2に接続し、反対側をYSP-2200の空いているHDMI入力端子3(注:YSP-2200は3系統のHDMI入力が可能。端子1にはBWT3000用のAIMのHDMIケーブルが刺さっているので、HDMI端子3に接続しました。端子2でもよいのですが、端子1との間を開けた方がよいかなと思って端子3を使用)に接続します。
準備は全て完了。「やっと使える状態になったなぁ」と感慨に浸りつつ105JPのスイッチを入れBDを再生してみたのですが、なんとYSP-2200から音が出ません。M1000DVの接続を確かめてみましたが問題なし。もしかしてHDMI入力端子3の問題かと思ってHDMI入力端子2に差し替えてみましたが、やはり音は出ません。どういうこと?
昨日は問題なかったので、昨日のセッティングとの違いを考えてみました。映像用のHDMIケーブルは変更しましたが画面はちゃんと写っているので除外。音声用のHDMIケーブルには、昨日はAIMを使用しました。しかしM1000DV単独で105JPとTVを接続した場合に映像も音声も出るので、M1000DVに問題があるとは思えません。残る違いは、昨日はYSP-2200のHDMI入力端子1を使ったことくらいです。
だったらHDMI入力端子1を使ってみようと、M1000DVをHDMI入力端子1に刺してみたところ、問題なく音声が出ました。どうやらHDMI端子に問題があるようですが、流石にHDMI入力端子の2と3の両方が故障しているというのはちょっと考えにくいわけで...。
その時ふと、YSP-2200の設定メニューに接続端子設定があったことを思い出しました。TVの外部入力を切り替えてYSP-2200の設定画面を写し、設定メニューを見てみると...ありました! やはりHDMI端子は2と3を切ってあります。もともとAV分離で音声のみYSP-2200に接続できる機器がBWT3000しかなかったので、ノイズ対策として不要な端子はOffにしていたことをすっかり忘れていました...(^_^; 歳はとりたくないものですねぇ。
設定メニューでHDMI入力端子3をONにし、機器ラベルをOppo-105に書き換え、今度こそ準備完了。再度BDを再生すると...
ちゃんと音声が出ました!
結局、105JPが納品されてから丸1日かかってようやくワイヤリングが完了です。本来ならHDMIケーブルを2本つないで終わるはずだったのですが、そうそうすんなりとは終わらせてくれませんでしたね。まあ最終的には予定通りに事が運んだ訳なので、終わりよければ全て良しではあります。
その後、TV側の画質調整と105JPの各種設定を行い、「劇場版フェアリーテール-鳳凰の巫女-」を鑑賞。途中、リニアPCM2ch(105JPのアナログ出力をPL-Lに入れてメインシステムで再生)とリニアPCM5.1ch(HDMIビットストリームで出力したものをYSP-2200で再生)を比較してみましたが、重低音の再生や音の拡がりという点でYSP-2200の方が勝っています。やはり映画を見る際にはYSP-2200を使った方がよさそう。
アニメしか見ていませんが、画質に関してもBWT3000と遜色ない感じですね。若干色が浅い気がするので、105JPの彩度を少し上げました。
次は当初の目的であるSACDの再生です。
UX-1とは違って音に力強さがあり、エッジも立っています。バーンインが進むと音も変わってくるかもしれませんが、思っていたよりもメリハリのある音で、低音も(Oracleほどではないものの)しっかり出ています。ただ、高音の透明感と音の繊細さはイマイチ。薄いベールがかかったような感じですね。
そこでPure Audioモード(ビデオ回路OFF)にしてみたところ、透明感はかなり改善されました。UX-1もVideo回路をオフにすると音質が改善されましたが、それよりも変化量は大きいです。これはSACD再生では必須となりそう。
次にインシュレーターをかませてみることにしました。折角出ている低音を減らしたくはないのでスパイクは止めにして、CERAPUCのベース部分を使った3点支持(前1点後2点)にトライ。105JPの底面はフラットではない(段差がある)ため設置場所は限られますが、外周部ギリギリの場所なら問題なさそう。
早速SACDを再生してみたところ、高域の解像力が高まり音に繊細さが出てきました。低音がやせた感じもないので、当面はこれでいくことにします。
以上で基本セッティングは全て完了。あとは使いながら細かな設定を詰めていくことにします。バーンインが終わったら、USB入力も試してみることにしましょう。
【現時点でのセッティング】
ACケーブル:NBS OMEGA0
HDMI1(映像):wireworld silver starlight6(2m) → 50A2500
HDMI2(音声):monster cable M1000DV(2m) → YSP-2200
2chバランス出力:wireworld super eclipse5(1.5m) → PL-L
USB端子1:付属のWi-Fiアダプタ(インターネット接続用)
インシュレーター:finite element CERAPUC(3点支持)
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